そこそこの放送作家・堀田 延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこの映画のブログ。
人生そこそこでいいじゃない



Twitterアカウントのnobubu1について


番組関係者から「派手に炎上してる」と教えてもらいました。
いろいろ確認して見て回り、完全な事実誤認なので、こちらのブログで説明します。


まず、私は、約二ヶ月前の5月28日に、Twitterアカウントnobubu1を削除しております。


ここ最近、芸能人を相手に暴言を繰り返し、今回三浦春馬さん関連のひどいツイートをしたTwitterアカウントのnobubu1は、私ではありません。
この点をまず、明確な事実として説明しておきます。
まとめサイト等で「nobubu1は別人の可能性が高い」と指摘していたサイトもいくつかあるようですが、そちらが正解です。
nobubu1は私と無関係です。


約二ヶ月前、Twitterアカウントを削除する際に、Twitterのアカウント変更機能でnobubu1を一度別のものに変える操作をし、その直後にアカウントを丸ごと削除する機能に気付いてそちらを実行した結果、nobubu1というかつて私が使っていたアカウントは、すぐに誰でも使える空きアカウントとなり、保護されることなくなりすましアカウントとして使用されることになったようです。
私のWikipediaや、このブログ等に、nobubu1が今も私のアカウントであるかのようにずっと記載され続けていたので、最近のTwitterへのひどい書き込みを、私の書き込みだと思われる方が多数現れていますが、私は、一切関係ありません。
余りにひどい私「堀田延」に対するツイートは名誉毀損に当たります。
ご注意ください。
繰り返しますが、nobubu1は私のアカウントではありません。
5月29日以降のnobubu1のTwitterでの発言を、私「堀田延」と結びつけることは、間違いであると共に、名誉毀損の可能性もあります。
シェアニュースジャパンなど、事実を確認せずに、nobubu1を私と結びつけて報じているネットメディアも、名誉毀損に当たる可能性があります。
記事やツイートの削除をお願いします。


現在、Twitter社になりすまし案件、その他の事例として相談中であり、また警視庁のサイバー犯罪対策本部、及び、弁護士に相談し、厳正に対処する予定です。
私のなりますしIDであるnobubu1が、今現在(7月19日16時)アカウントを削除して逃亡してしまったようなので、開示請求などをしてどこまで法的責任を取らせることが出来るか分かりませんが、とりあえず明日月曜日から、警察と弁護士に相談を始めます。


7月19日
放送作家 堀田延

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シャーリーズ・セロン主演の最新コメディ。
シャーリーズ・セロン演じる女性初の大統領を目指す国務長官と、ブサイク幼馴染み男の恋物語。
AppleTVのレンタルで鑑賞。
その感想。

「マッドマックス怒りのデスロード」以来のシャーリーズ・セロンの大ファンなので、この映画も終始楽しく観られた。
まず彼女の見た目が格好いいし、硬派な映画から、こんなくだけたコメディまで出演プロデュースする度量も最高。
映画の中身としては、なんというか実に今のハリウッド的な内容で、非常にリベラルで、アメリカ国内向けの風刺が効いた感じ。
日本人には馴染みないようなローカルな小ネタがたくさん詰まっていて、雰囲気は分かるけど完全には理解して笑えないというギャグのオンパレードだけど、トランプ政権下のアメリカでハリウッドが反共和党、反トランプの姿勢で映画作りをしていることがとても分かる1本。
シャーリーズ・セロンのような美人が国務長官で大統領を目指してるという荒唐無稽なストーリーが、現代の風刺とマッチして、案外リアリティを持つという面白さ。
全然楽しく観られる2時間なので、星2つ半。★★1/2
主演のブサイク男を演じている俳優セス・ローゲンのことはあまり知らないのだが、名前は聞いたことある。
調べたら童貞役をたくさん演じてる人らしい(笑)。
なるほど、という感じ。

見て損はないロマンチックコメディ。
シャーリーズ・セロン好きなら、ぜひ。

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どんでん返し映画ベスト5、みたいなYouTube動画を偶然見て、興味を持って観賞したのがこちら。
いろいろあってすっかりハリウッドから干されてしまったケヴィン・スペイシーと、「タイタニック」のケイト・ウィンスレットのダブル主演。
レイプ殺人容疑で捕まり、3日後に死刑を控えた囚人が、女性新聞記者を呼び出し、語る真実……みたいなストーリー。
その感想。

見始めて割とすぐに、「これって実は××ってなオチじゃね?」と感じた奴が、最後まで観たらそのままそのオチだった。
もしかすると、一度見ていたのかも知れないとすら思ったが、見た記憶全くない。
だが、オチのどんでん返しについてはなぜか既視感があった。
もしかすると、とてもよく似たお話が他の映画にあるのかも知れないと思い検索したが、分からなかった。
なので、なぜ既視感があったのかは永遠の謎。
YouTubeで10分ストーリーネタバレ動画とか見たのかな?
でもその記憶もないんだよなぁ。
謎。

映画としてはたいへん面白い。
星3つ。★★★
これにすっかりダマされる観客もそりゃあいるだろう。
ケヴィン・スペイシーは、いろいろあって干されちゃったのが本当に勿体ないほど、演技上手。
そしてケイト・ウインスレットも上手。
主演2人の画力が強い上に、ストーリーが良いので、飽きずに見られてしまう。
どんでん返しも綺麗にハマっているし、見終わった後の余韻もグッド。
見てない人は見たほうが良い逸品です。

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ドイツの巨匠ヴィム・ヴェンダース監督の代表作。
カンヌで最高賞パルムドールを受賞。
全盛期のナスターシャ・キンスキーが出てくる。
その感想。

これはね、なかなか変わった映画だった。
主人公はオッサンなのだが、そのオッサンの行動動機というか、キャラの変容というか、全てが(ぶっちゃけて言うと)ムチャクチャなのだ。
「え、お前そんな奴だっけ?さっきと違くね?」ってことが結構起こって、少し面食らうのだけど、ワンシーンワンシーンのシークエンスが面白いので、なんとなく見ていられて、その内になんとなくの物語が展開していき、という感じの不思議映画。
見ている最中、撮りたいシーンを寄せ集めたような映画だなぁと思って、後で調べたら案の定、ヴィム・ヴェンダースってそういう人らしい。
物語を表現するために各シーンを撮るのではなく、シーンをつなぎ合わせたものが物語になる、という考え方らしい。
だから事前に用意した脚本なんてほぼなくて、現場で思いついたシーンを撮っていき、それに合わせて脚本も書き換えていくらしい。
だから主人公のキャラは支離滅裂になるし、突然別人のような行動を取ったりする。
でもそういう「常に変化し一貫性がない」のが人間じゃないかという議論も出来るので、ヴェンダースのやったことも1つの正解なのかも。
なんにせよ、映画として面白くないわけではないし、映像は美しいし愛らしいので、理屈抜きにすれば見るべき映画。
だてカンヌのパルムドールだからね、一応。
星2つ半。★★1/2

ナスターシャ・キンスキーが前面に押し出されているが、実はちょい役だ。
ナスターシャ・キンスキーの登場を待っていてもなかなか出て来ない。
むしろ彼女が出てくるのを待つ映画という側面もある。
で、いざ出てきたナスターシャ・キンスキーは圧倒的に美しい。
さすが80年代に「スクリーン」や「ロードショー」といった映画雑誌の表紙を席巻した美人女優だけのことはある。
しかも、演技も上手いんだから、言うことなし。
全盛期のナスターシャ・キンスキーを見るためだけでも、この映画は見る価値がある。

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名作だ名作だと聞いていたのだが、ずっと見られていなかったこの作品。
Amazonプライムで配信されていたので、鑑賞。
その感想。

これはね、久々に来た超名作。
星4つ。★★★★
まぁ、そもそも題材が題材なので良い映画になるのは宿命なんだけど(感動ポルノだという批判もある)、それにしても良く出来ている。
構成が何しろ上手いし、ジュリア・ロバーツ始めとして役者がみんな演技達者だし、演出が過多になりすぎないちょうど良いあんばいだし、とくに、主人公のトリーチャーコリンズ症候群の男の子ではなく、そのお姉ちゃんのお話が良い。
そこで一番グッと来た(映画の中盤なのに)。
とにかく、良く出来た良い映画。
絶対見たほうがいい。
時代が時代ならアカデミー作品賞ノミネートもあっただろう。
どうやら感動ポルノバッシング路線に飲み込まれ、ほぼ賞レース無冠だったようだが……

10000人に1人の赤ちゃんが発症して生まれてくるトリーチャーコリンズ症候群。
見た目が奇異な主人公のオギーを特殊メイクで演じるのは、映画「ルーム」で、髪が伸び女の子のように見える被監禁少年を演じた子役。
まぁこの男の子が演技達者だし、脇を固める子役たちも演技達者だし、さっきも書いたがオギーのお姉さんを演じたイザベラ・ヴィドヴィッチって女優さんが相当良いのよ。
掘り出し物って言うか、これは超名作です。
公開時よりも、数年後に高く評価される映画の匂いがする。
必見。

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新型コロナウイルスで世界が大変な中、パンデミック映画を鑑賞。
2011年のこちら、「コンテイジョン」は、スティーブン・ソダーバーグ監督作。
ソダーバーグと言えば「セックスと嘘とビデオテープ」で」「エリン・ブロコビッチ」で、「オーシャンズ11」だ。
果たしてその出来は?

うーん、星2つ。★★
この新型コロナウイルスのタイミングで見てしまったからなのか、なんだか物足りない。
現実が虚構を越えちゃっているのか、映画の中のパンデミックがどうも白々しくて、リアルに感じないのだ。
この低評価は、この時期にこの映画を観たからかもしれないが、それを度外視しても映画としてどうだろうという点は割と多い。
グランドホテル形式で、いろんな人物ドラマを描いているのだけど、ひとつひとつが説明不足というか、淡々としすぎに感じる。
なので、誰が死のうが、誰が生き残ろうが、誰が逮捕され、誰が功績を残そうが、どこにも感情移入出来ず、カタルシスも皆無。
見終わって、「で、結局なんだったんだこの話?」と思ってしまう。
うん、スティーブン・ソダーバーグって、若いころド天才だった人で、「トラフィック」でアカデミー監督賞獲ったころが絶頂で、そのあと「オーシャンズ11」からおかしくなっちゃって、大スターをゴロゴロたくさん集めて何とかする、みたいな映画作りばかりして、ダメになっちゃったよね。
この映画も、マット・デイモンにグウィネス・バルトロウ、ジュード・ロウにケイト・ウインスレット、ローレンス・フィッシュバーンにマリオン・コティヤールって、すげーメンツを揃えていて、一場面一場面のピカピカ度は凄く高いのに、映画全体はスゲー地味なのよ。

まぁ、観なくても良いかな。
これだったらやはりダスティン・ホフマンの「アウトブレイク」の方がパンデミック映画としてはエンタメを突き詰めている分、面白い。

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低予算ホラーで大ヒットし、続編も作られ、昨年話題になっていたこちら。
Amazonプライムで観られるようになっていたので、連続観賞。
その感想。

これはね、星3つ半。★★★1/2
かなりの傑作です。
パート1もパート2も素晴らしい。

主人公は女子学生。
平たくいっちゃえば、ヤリマン。
ある朝、見知らぬ男のベッドで起き、その夜、謎の仮面の人物に殺され、殺された瞬間、その同じ日の朝、また同じ見知らぬ男のベッドで目覚める。
そして、またその夜殺されては目覚め、殺されては目覚め、、殺される同じ日を延々繰り返すタイムリープもの。
前回の記憶を頼りに、どれだけ逃げても殺されてしまう。
犯人を捜そうとするが、なかなか絞りきれない。
果たしてどうなるのか?
……という、このワンアイディアの中で物語を膨らましていった結果、素晴らしい快作になった。
思わずニヤニヤしてしまうような心理描写や、B級ホラーっぽいいかにも名主人公、周りの怪しい登場人物が出てきて楽しい「パート1」。
そして、この1作目の大ヒットですぐに製作されたパート2がこれまた「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」以来久々の「おおっ(感嘆)」という声を上げちゃうような素晴らしい出来になっていて(後半ムチャクチャだけど)、こちらも素晴らしい快作。
1と2、どちらも素晴らしい、傑作B級ホラー。
いや。、素晴らしいには語弊があるか。
所詮B級ホラーなので、ところどころムチャクチャだし、お安いんだけど、メッチャ面白いんすわ。
ホラーと言っても、スプラッターではないので血みどろではないし、ビックリ脅かし映画でもないので、さほど怖くない。
Amazonプライムに入っている人はただで観られるんで、この機会にどうでっしゃろ?

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DC映画の最新作、見てきた。
マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが主役。
その感想。

これはね、普通に楽しめる快作。
星2つ半。★★1/2
ハーレイ・クイン、前作以上に可愛い。

全世界的なフェミニズムの流れがガッツリ現れていて、この映画、とにかく女が強い。
とにかく、強い女が、強い女同士で力を合わせ、バカな男たちをバッタバッタ倒していく。
そして、男社会というか、男の束縛から解放される。
原題の「and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn」は直訳すると「そして、ハーレイクインのすばらしい解放」。
つまり、そういうこと。
フェミ映画っす。
しかも爽快。
まぁ男なんてね、このぐらいバッタバッタ倒されていくぐらいでいいのよ。
悪役はユアン・マクレガーが演じているブラックマスクなんだけど、こいつがエグいセクハラをする場面が出てくる。
それがもう、ただただ、ただのセクハラなの。
狂人殺人鬼がセクハラしてから〜の殺人、なのかなと思ってたら、殺さずにただのセクハラなの。
胸くそ悪くなるよ。
まぁそれが狙いなんだけど。
胸くそ悪いセクハラをするブラックマスクという旧態依然とした男社会の権化みたいな悪役が、女たちにやられちゃうっていうわかりやすいお話。
サイコー。
若い女の子は映画館に観に行って、キャッキャするといいかな。
今、映画館がめっちゃ空いてるから、オススメっす!

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3.11の映画はたくさんあるようで、「Fukushima50」より前に作られていたこの映画は、官邸を中心に3.11を描いているという。
ストリーミングで観られるところはなさそうだったので、DVDを購入して鑑賞。
その感想。

おいおい、もう少しどまんなかの中道で作られた3.11映画はないのかよ?笑
こっちはこっちでいろいろ問題が多い映画だった。
「Fukushima50」は完全に右寄りで、当時の菅直人首相を叩き、東電の責任をうやむやにすることを目的にしていたが、こちら「太陽の蓋」は、逆に当時の民主党政権を持ち上げ、原発反対の主張を非常に強く打ち出した左寄り映画。
菅直人周りの描き方は史実に近いので納得だが、後半余りにも原発叩きの主張が出過ぎていて、少し引いた。
ただ「Fukushima50」が福島第一原発内で作業していた東電の従業員をとにかく主軸に据え、東電本店と官邸しか描いていないのに対し、こちらの映画は避難を余儀なくされていく福島県民の姿を厚く描いていく分、感情移入はしやすかった。
映画としては冗長な部分や、思わず首をひねる安い演出などもあるので、「Fukushima50」とどっこいどっこい。
星は2つ。★★

「Fukushima50「にしても「太陽の蓋」にしても、日本映画ってしょぼいよねぇ。
いつかもう少しまともな3.11映画が作られる日はくるのかな?

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今年の日本アカデミー賞は意外な結果に。
作品賞を獲ったこの「新聞記者」が、リバイバル上映中だ。
ハリウッドや韓国と違い、時の政権を揶揄するような作品はまず日本では作られない。
映画会社は忖度し、芸能事務所も忖度し、日本の女優はこの企画への出演を断ったという。
だから主演女優は韓国のシム・ウンギョン。
出演を決めた松阪桃李は男気溢れるのかなんなのか分からないが素晴らしい。
結果、日本映画界ではなかなか作られない、「エンタメなのに政権批判」という映画が出来上がった(ドキュメンタリー映画では政権批判目線のものも珍しくはない)。
そして、映画業界で働くアカデミー会員たちの匿名投票で決まる日本アカデミー賞で、作品賞、主演男優賞、主演女優賞を受賞。
つまり、映画関係者はみんな、本音ではこのような映画にチャレンジしたいのだ。
だって映画を始めとする芸術には、元来政治的な意味が含まれる。
政権批判のメッセージ性の大きい映画をなぜ作っちゃダメなのか?
なぜ自由主義のはずの日本で、そんな不自由を強いられているのか?
みんな忸怩たる思いがあるのだ。
その結果が今回の日本アカデミー賞の結果に表れていると僕は見る。

この映画、正直言って映画としてはかなり問題点が多い。
とくに本田翼が出てくるパートは観ていられないほど酷い(彼女自身は悪くない。仕事としてやっているだけだもの)。
シム・ウンギョンは、日韓ハーフでアメリカ帰りの帰国子女という設定で、たどたどしい日本語を喋る新聞記者なのだが、この設定自体が(日本の女優たちに軒並み出演拒否されたから作られたから)そもそもムチャクチャで、物語の進行に影を落とす。
こんな奴ぁいねぇよ、だし、この会話能力で新聞記者(しかも政治部)で働けるわけないだろ、と思わずツッコまざるを得ない。
そういう映画のリアリティのライン確保が、ほかにもいろいろ微妙すぎて、どうしてもまともに観ていられない観客は出てくるだろう。
だから映画としては「え?」とか「は?」とか思う瞬間が結構あり、ひどいっちゃあひどいのだが、この8年間続く、総理がお友だちを優遇し、公文書改ざんが起こり、官僚が自殺し、さまざまな言論封殺に近い状況が生まれている中、この映画を作った意義に星3つだ。★★★
しかし、このぐらいのものを作れない日本ってそもそもどうなのかって話である。
「バイス」みたいな映画「アソー」とか、メッチャ面白くなるだろ。
なのに作られた映画が「Fukushima50」なのだから、日本はつくづくこの8年間でひどいことになったもんだと暗澹たる気持ちになる。



P.S.
最近、一部のアンチが僕のブログの過去記事を漁っていて、この記事が人気になっています。
確かに過激で事実と確定していない思い込み記述が多かったので、一部修正させて頂きました。
2020年7月21日

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レネー・ゼルウィガーがアカデミー最優秀主演女優賞を獲った本作。
作品賞にはノミネートされていなかったので、映画としてはイマイチなのだろう、と予想しつつ映画館へ。
その感想。

確かに映画としては微妙。
出来の悪い「ボヘミアン・ラプソディ」という感じ。
ただしレネー・ゼルウィガーは凄い。
本当に歌っているのだが、その歌含め演技が凄い。
だから星2つ半。★★1/2
映画の最中いろいろモヤモヤするが、レネーを見に来たのだと思えば許せる。
そんな感じの映画。

そもそも、ジュディ・ガーランドに関して知識がないと、相当敷居の高い映画だろうと思う。
僕は事前にWikipediaでざっとジュディ・ガーランドについて読んでから観たのでまだ良かった。
だが日本人の多くは、彼女が「オズの魔法使い」に出ていた少女スター、という知識で終わってると思う。
その主題歌「オーバー・ザ・レインボウ」は有名だが、彼女に対してそれ以上知らないだろう。
なので、もし映画を観に行くなら、先に知識を入れたほうがいい。
別にネタバレにもなんにもならない。
例えば……
・少女のころにデビューしたが、少女趣味の映画会社社長からのセクハラを受けていた
・映画会社にダイエットを命じられ覚醒剤を飲まされ中毒になった(当時覚醒剤は合法的なダイエット薬だった)
・覚醒剤中毒に加え、睡眠薬の服用やアルコール中毒、自殺未遂などがあり、映画撮影をすっぽかすなど悪行が続き、ハリウッドを干された
・再起を賭けた映画「スタア誕生」主演で、アカデミー賞確実と言われつつ、ハリウッドの妨害に遭い受賞を逃す
・5度の結婚を繰り返し、中でも最初に産んだ長女はミュージカル女優のライザ・ミネリである。
・LGBTに深い理解があり、差別意識もなく、だから彼女の代表曲「オーバー・ザ・レインボウ」から現在もLGBT運動の象徴は「虹」になっている
このぐらいは知識として押さえた上で観賞したい。
そうすれば、なかなかグダグダな映画の中身もなんとか楽しめるだろう。

歌だけは圧巻です。
ただ「虹の彼方に」はなかなか歌ってくれません。
出し惜しみかよ!w

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はい、出ました。
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故を描いた大作、「Fukushima50」。
日本映画界の名優たちが一堂に会し、大金をかけて作られた3.11の映画とあって、超楽しみに観てきた。
その感想。

これはね、久々に出たよ、星1つ。★
とんでもない問題だらけの映画。
なぜかというと、余りにもプロパガンダだから。
本当に酷い。
酷いったら酷すぎる。
これで感動する人がいるのも分かるが、騙されてるんだよ。
事実をここまでねじ曲げて、何が「事実に基づく物語」だよ?
観客の思考をある方向にねじ曲げるために作られたプロパガンダが、21世紀の日本で、こんな形で実際に映画館で上映され、少なからぬ観客が感動していることに、軽いショックを受けた。

映画の冒頭、「事実に基づく物語」とテロップが出る。
その直後、大地震が発生。
さらに津波が福島第一原発を襲う。
全電源喪失。
免震棟にいる吉田所長(渡辺謙)、コントロールルームにいる1・2号機当直長の伊崎(佐藤浩市)らが原発事故の収拾に当たる。
さぁ、どうなる、という導入部分は、確かに「事実に基づく」ので、思わず前のめりになる。
美術スタッフの努力により、極めて正確に描かれているという原発内部の地獄のような閉塞感は見事。
しかし、しかしだ。
そのあと総理大臣が登場すると、突然この映画は「事実に基づく」を捨てる。
当時の総理は民主党の菅直人だったが、この映画では「総理」としか呼ばれないし、クレジットされない。
吉田所長は実名なのに、なぜか菅直人は実名ではない。
その実名ではない総理が、事実とは全く違う行動を連発。
その辺の事実詐称がどのように行われているかは、さまざまな論評が出ているのでそちらを見て欲しい。
だが、とにかく言えることは、

この映画は、当時の民主党・菅直人首相を貶める方向で作られているように見える
そして、東京電力の責任をうやむやにする方向で作られているように見える


という事実だ。
そんなことをしたがるのは誰か?
8年も経っているのに未だにことあるごとに「悪夢の民主党政権」と言う総理とその一派ではないのか?
事故の対応が混乱した原因を菅直人に押しつけて得する、東電なのではないか?
そして、原発自体に問題はなかったとしたい、原発村の連中なのではないか?
(まあ、分かっちゃいるとは思いますが、断言はしてませんw)

さらに恐ろしいことにこの映画は、15メートルの津波が福島第一原発をのみ込み、全電源喪失に至った理由を、「自然をなめていた」で締めくくる。
いやいや、待てっつーの。
15メートルの津波が来ることは事故前に予期されており、その高さの防潮堤建設を握りつぶしたのは、吉田所長その人だ。
さらに原発の全電源喪失はあり得ない、と国会で答弁したのは、第一次政権時代の安倍総理その人だ。
この2人の責任にまったく触れることなく、「自然をなめていた」で締めくくるって、どうなのよ?

これ以外にもいろいろ問題点がある。
アメリカ軍の友だち作戦の描き方は、余りにも親米で、何かの意図を感じざるを得ない。
東電の職人たちは当時、とんでもないバッシングを受けたはずだし、事実、放射能が飛び散った福島では、肩書きを名乗れなかったほどだという。
それなのにこの映画では、福島の避難民が「お前らよく頑張った」などと言って東電職員に感謝を述べる場面を描く。
いやいや、それだけじゃないだろ、と。
何から何まで、裏側に透けてくる政治的意図が気持ち悪すぎて、見ていて背筋が寒くなるプロパガンダ映画ではないか?

そして、もっとも恐ろしいことは、これを観た観客の大半が、それら事実を知らないため、この映画で描かれたことを真実だと思い込む可能性だ。
いくら何でもそれはないし、菅直人はこの映画訴えてもいいレベルだと思うし、福島の人たちも訴えていいと思う。
自分たちの責任と不作を隠蔽し、事故の原因、責任を他者に押しつけるプロパガンダ。
こんなものが民主主義国家日本で、普通に上映され、結構な俳優たちが出演してしまっていることに、恐怖を覚える。
東電から、原発村から、どれだけの金が映画に流れ込んだのか?
どこかのジャーナリストがその裏側を暴いてくれないだろうか?
日本、大丈夫か?
3.11を映画化したら、こんなのになっちゃうのか?

ちなみに、映画としての出来もなかなかに悪い。
お涙ちょうだいのくさい演出と演技に辟易する。

途中、ダチョウ倶楽部のギャグのような場面が出てきて、僕は映画館で吹き出してしまった。
「僕が行きます!」
「僕が行きます!」
「じゃあ僕が行きます!」
「どうぞどうぞどうぞ」
の流れを、あんなに真面目にやられたら、笑うっつーの。


P.S.
最近、一部のアンチが僕のブログの過去記事を漁っていて、この記事が人気になっています。
確かに過激で事実と確定していない思い込み記述が多かったので、一部修正させて頂きました。
2020年7月21日

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名作小説の映画化。
ハリソン・フォード主演。
しかし、大作揃いの映画館で、いかにも地味な公開。
果たしてどんな出来なのか?

これは、星3つ。★★★
十分、映画館で観賞すべき出来。
「Fukushima50」とかいうプロパガンダ映画を観るぐらいなら、こちらをぜひ。
愛すべき小品という感じに出来ている。

賛否が分かれるのはCGで描かれた主人公の犬、バックだろう。
CGで描かれた動物が会話し歌う「ライオンキング」というヘンテコ映画が昨年話題になったが、あっちよりも安っぽいCGで、喋りはしないものの表情豊かに感情を表現するバックを受け入れられるかどうかで映画の感想が大きく変わると思う。
僕は受け入れられた。
ストーリーは陳腐だし、登場人物の造形も典型的過ぎるというか、まぁ使い古されたものだ。
そりゃそうだ、120年前の小説なんだから。
でもその辺に目をつむって、ゴールドラッシュ時代のアメリカに思いを馳せられれば、そんな舞台で語られる一頭の犬の物語は深い感動を呼ぶことだろう。
ハリソン・フォード主演と書いてあるが、出てくるのはほぼ後半だけだし、実質的な主人公は犬である。
バックがどんな人間たちと出会い、何を学び、成長し、そしてどこに帰っていくのかという、この120年前の原作小説が書いた物語は正確に映画化されているので、決して期待せず、犬がCGでしょぼいのも覚悟の上、観に行って欲しい。
オススメ。
動物好きには特に。

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1980年に日本で公開された「地獄の黙示録」。
ゴッドファーザー1と2で二度のアカデミー作品賞を獲ったコッポラが作る戦争映画ということで当時凄く話題になったが、ロケ地のフィリピンで台風でセットが壊れて撮影延期になったり、主役交代騒動があったり、主役俳優が心臓発作で倒れたり、マーロン・ブランドが契約と違って太ってたり、デニス・ホッパーがセリフ全然覚えてなかったり、撮影指揮下が途中で尽きてコッポラが私財投げ打って借金して3回自殺未遂するとか、もういろいろありすぎて、感性までに4年も掛かったという悲惨な映画。
それでもカンヌで最高賞パルムドールを獲得。
未だにベトナム戦争映画の金字塔となっている大傑作。
その「地獄の黙示録」がファイナル・カットとなってIMAXで期間限定上映。
そりぉあ、観るっきゃないというわけで、観てきた。
実に40年ぶりの観賞だ。
その感想。

もうね、圧巻ですよ。
星5つ。★★★★★
とにかく、全編実写で作り上げた映像が素晴らしすぎて、ストーリーの不備とかもうどうでも良くなるレベル。
フィリピン軍に借りた本物の戦闘ヘリで、本物の銃器でバンバン撃ちまくっていて、撮影でもう何人ケガしてるか分からないレベル。
本物のジャングルを本物の火薬で盛大に焼き払っていて、今だったら自然破壊で訴えられるレベル。
凄い、凄すぎる。
それをIMAXの大画面大音響で観れてしまうなんて、もう二度とない機会。
強くオススメする。
ワンカットファンタジー戦争映画「1917」なんかを観るより、こちらを観ろ。

映画としてはそりゃあ問題がある。
前半はメッチャ良いテンポで進んでいくんだけど、中盤のフランス人入植者のくだりなんて丸ごと不要だし、後半マーロン・ブランドが太っててアクションシーンが出来なかったせいで、カーツ大佐の砦のあたりは脚本をコッポラが急遽書き変えたこともあり、グダグダ中のグダグダで哲学的になりすぎて、もうぶっちゃけ、よく分かんないよw
でも、戦争の狂気と本物の地獄を描くという意味で、この映画はある地点まで完全にイッテいる。
それだけで、もう十分すぎる名作なのだ。
必見です。

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元日本人(現アメリカ人)のカズ・ヒロ氏がアカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した本作。
事実を元にした物語。
公開されたので観に行ってきた。
その感想。

これはね、良いですよ。
星は3つ半。★★★1/2
2016年にアメリカで実際に起こった女性キャスターへのセクハラ騒動。
アメリカで視聴率ナンバーワンを誇るテレビ局FOXニュースは共和党を全力応援する保守派。
そこの人気キャスターグレッチェン・カールソンが、仕事を与える見返りに性的関係を迫っていた超パワハラセクハラ豚野郎のCEOロジャー・エイルズを提訴。
5000万ドルの賠償金を得たという実話が映画になっている。
グレッチェンの提訴に「私もセクハラを受けた」と援護射撃したメーガン・ケリーという人気キャスターを演じるのはシャーリーズ・セロン。
メーガン・ケリーは当然FOXを追われたが、その後、民主党派のNBCでちゃんとキャスターとしてやっています。
良かった良かった。

この映画、シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの豪華共演が話題だが、凄いのはシャーリーズ・セロンだ。
この女優さんはただ者ではないと前々から思っていたが、今回それが如実に分かった。
素晴らしい迫力です。
もう、スクリーンに彼女が出てきただけで迫力が凄い。
ニコール・キッドマンやマーゴット・ロビーなんて正直霞んでしまうぐらい、シャーリーズ・セロンの迫力が凄い。
もちろんカズ・ヒロ氏の特殊メイクアップも凄いんだけど、それ以上に演技が凄い。
もうね、圧巻です。

残念なのは字幕がイマイチ分かりにくいこと。
字幕翻訳者は松浦美奈氏だけど、最近よく見る彼女だけど字幕そんなに上手かな?
松浦氏は意訳がヘタで観客を少し混乱させる傾向があると、個人的に思います。かといって戸田奈津子みたいなメチャクチャな意訳は望んでないんだけど笑。

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