そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





今年一番楽しみにしていた映画がついに公開された。
「怒りのデス・ロード」から待つこと9年。
ついに「マッドマックス:フュリオサ」がやってきた。
公開3日目の日曜日、二子玉のIMAXで観てきた。
その感想を述べる。

素晴らしい。
星は4つ。★★★★
ひとことで言えば、スゴい。
そして、すさまじい。
「スゴい」「すさまじい」としか言いようがない異常な熱量で、異常な世界観に狂気と暴力がこれでもかと詰め込まれ、2時間半にわたってひたすら濃厚な映像体験。
スクリーンに映し出されている映像の密度があまりにも濃すぎて、映画が始まってしばらくの間は呆気に取られ、放心状態に陥った。
そして、その後、今度は自然に涙が出てきて止まらなくなるという状態に陥った。
涙を拭ったあと、ふと冷静になり、物語を浴びていったのだが、そこで「あれ?」となった。
だから、前作「マッドマックス/怒りのデス・ロード」では星10点満点という破格の高評価だったのに対して、今回は星4つとなったわけだ。
その辺の理由はこのあとネタバレ全開で記す。
しかし、とはいえ星4つと言えば、このブログ内で評価してきた映画の中でも相当高得点の部類に入る。
スゴい!
すさまじい!
でも文句なしとは言えない!
個人的にはそんな感じの、もどかしい、いや、もどかしすぎる大傑作となった。
でも絶対映画館で観るべき映画である。
それだけは間違いない。

以下、ネタバレでの詳細な感想。












映画の批評を5点満点ルールとしたこのブログで、5点からマイナス1点せざるを得なかった理由は、ひとことで言えば「思ってたのとなんか違った」からだろう。
結局のところ、星5つどころか10点満点だった前作「怒りのデス・ロード」が偉大すぎるのだ。
あれと比べてしまったら、そりゃあ「なんか違った」が浮かび上がってきてしまう。

では、何が「なんか違った」のか?
まずは、主演女優さんだ。
今回の主演女優アニャ・テイラー=ジョイは、頑張っているし、そもそも才能豊かだし、目力もスゴい。
だが、だが、である。
「怒りのデス・ロード」でフュリオサを演じたシャーリーズ・セロンとどうしても比較しちゃう。
そうすると、あまりにもアニャ・テイラー=ジョイは線が細い。
線が細すぎてフュリオサという役が持っていた肉体的な説得力に欠けるのだ。
そこが大問題で、「なんだかフュリオサがフュリオサに見えない」という大欠点となり、この映画は前作「怒りのデス・ロード」をどうあがいても越えられないのだ。
これはつまり、シャーリーズ・セロンが演じた前作のフュリオサがあまりにも偉大すぎるということだと思う。

2点目。
イモータン・ジョーが、いいヤツになってしまっている。
前作「怒りのデス・ロード」のラストで、フュリオサはジョーに対して「私を覚えている?」と決めゼリフを吐いて復讐を果たしたはずだ。
それなのに、今回の前日譚で描かれるイモータン・ジョーは、フュリオサにとって復讐相手というより協力者みたいになってしまっているのだ。
これは言いたくはないが、あの「スター・ウォーズ/エピソード3」や「スター・ウォーズ/ローグ・ワン」と同じで、「ちゃんと繋がってないじゃん」なのだ(僕の「エピソード3」及び「ローグ・ワン」批判の中身は該当ブログを参照してください)。
イモータン・ジョーとの確執だけはきっちり丁寧に描いて欲しかった。
それなのに、それが全くない。
いやいやいやいや、そこでしょ、キモは。
なんでこんなプロットになったのか、そこは意味が分からない。

3点目。
悪役が弱い。
前作のイモータン・ジョーはその存在感、行動原理、背景などの全てが、魅力的な悪役として完璧だったと思う。
だがしかし、今回の悪役であるディメンタスは、その存在感、行動原理、背景などの全てが、なんだか弱いし、薄いし、軽いのだ。
映画を見終わってふと思う。
アイツ(ディメンタス)は、なんのためにあんなに頑張っていたのか?と。
そう問われたら、あなたは答えられるか?
僕には答えられない。
本当によく分からないのだ。
だが、その割にディメンタスはよくしゃべる。
前作のイモータン・ジョーはほとんどしゃべらなかったが、今回のディメンタスはすごくよくしゃべる。
とんでもない饒舌キャラなのだが、そこに存在感、行動原理、背景などがあまり感じられないため、饒舌キャラがただただ存在の軽さにしか見えない。
この「悪役のキャラクター造形の甘さ」も、今回の映画のマイナス点だと感じる。

そして4点目。
主人公フュリオサの行動軸がいろいろとぶれまくる点。
ここが今回の映画の最大の問題だと思う。
実はこの映画、主人公フュリオサが抱く大目標が2つあって、ずっとどっちつかずなのだ。
それは「故郷への帰還」と「母の復讐」の2つの目標だ。
この2つの目標が同時並行で進んでいくので、ストーリーの軸がぶれまくる。
その上、そこにジャックという戦友(淡い恋?)の登場とその戦友を守りたいというフュリオサの意志が混じってくるため、物語がどこに向かっていくのかが三軸になり、観客の意識が散漫になってしまう。
ここをもう少し整理して、一直線の軸が強いストーリーが構築できれば、この映画、とんでもない傑作になっていた思う。
例えば、まず大目的として「なんとしてでも故郷(緑の地)に帰る」……これを最初のフュリオサの動機とする。
だから、母を殺したのはディメンタスではなく、その辺の小物にして早々に復讐は遂げさせてしまえばよい。
で、故郷への脱出を図るフュリオサのストーリーを素直に進め、そこで、フュリオサから故郷帰還の希望を奪う役としてディメンタスを登場させるのだ。
例えば故郷への道程をイレズミで記した左腕をディメンタスが地図代わりに切り落としてフュリオサから奪う、というストーリーとか……(てっきりそういう話だと途中まで思っていたもの)。
そうすれば、第一目標の「故郷への帰還」をディメンタスによって奪われたことで、今度は第二の目標「ディメンタスへの復讐」が浮かび上がり、1本筋でストーリーは進む。
これで「故郷に帰りたい」と「復讐したい」が同時並行で進むストーリーの煩雑さを解消できただろう。

ということで、映画としては(あくまで感情移入してストーリーを味わうという意味での映画としては)イマイチ面白くなかった。
実に勿体ない。

と、いろいろ文句を言ってきたが、アクションシーンとその奇抜なアイディア、編集、音響、カメラワーク、そして世界観の深さなどは、超一級品である。
冒頭にも書いたが、あまりにスゴく、すさまじく、圧倒的なので、呆気に取られ、涙すらにじむ。
そんな映画体験はなかなかない。
是非とも大音響、大画面の映画館で観て欲しい、今年を代表する1本だと思う。
5点満点中の4点だからね。
「怒りのデス・ロード」が素晴らしすぎただけで、これはこれでスゴいんだから。
あと1回は映画館で観たいと思っている。



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YouTubeのなにかの動画で、Netflixにあるこのドキュメンタリー作品について話しているのを見て、興味を持って鑑賞。
2018年のドキュメンタリーなのだけれど、なかなか興味深い内容だった。
そして、このドキュメンタリーを見た結果、今後はベジタリアン生活を(できるだけ)続けようと決意するに至った。
肉、魚、乳製品などは、極力食べないように心がけて行きたい。
なぜそう思ったのか。
この作品で描かれている事象が至極論理的だったからだ。

①人類は元来、草食動物である
……ということがロジカルに提示される。
原始人の時代からずっと人類は菜食中心だったことが科学的に分かっている。
狩猟をして肉を食べるという原始人の描写は、20世紀初頭の科学者たちによる勘違いだったという。
その辺が詳しく語られる。
つまり、動物性タンパクをそもそも人類は必要としないのだ。

②動物性タンパクは植物性タンパクと比較して(圧倒的に)人体に悪影響がある
……ということも論理的に提示される。
肉や魚を食べれば食べるほど、高血圧になり、血管が脂肪で詰まり、ガンや心臓発作、心筋梗塞の可能性が高まる。
これらも、科学者によって科学的に証明されている事実だということが、明確にロジカルに検証される。
そりゃそうだ。
本来食べなくていいように進化した肉体に、食べなくていいモノを取り入れているのだから。

③肉を食うとパワーとスタミナがアップする、というのは肉業界が作り出したCM的幻想
……ということも明らかにされる。
ベジタリアンのアスリートが世の中にはたくさんいて、菜食主義で金メダルを取り、世界記録を叩き出す事例がたくさん紹介される。
あのアーノルド・シュワルツネッガーも今では菜食主義生活をしている。
むしろ肉を食べると、その直後に肉体のパフォーマンスは低下し、パワーもスタミナも発揮できないことが説明される。
肉を食うとパワーとスタミナがアップする、というイメージ自体が、食肉業界がコマーシャルしてきた「肉=パワーとスタミナ」という幻想にあることが暴かれる。
だって、草しか食べない馬や鹿が馬鹿力を発揮するんじゃないか、と言われたら、聞き入れざるを得ない。
植物タンパクだけを取っていたほうが、むしろ、パワーとスタミナが強くなるのだ。

……と、大雑把に言うとこんな内容のドキュメンタリーである。

僕はベジタリアンやヴィーガンというのは、動物愛護の観点からの思想活動なのだと勘違いしていた(いや、実際そういう方もいるのだろうけれど)。
でも、動物愛護ではなく、そもそも論として人類に動物性タンパクが一切必要ないという事実を元に描かれたこのドキュメンタリーのインパクトは大きい。
というわけで、菜食主義に出来るだけなれるように頑張っていきたい。
それで人生がゲームチェンジできるのだ。

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数ヵ月前から家の周囲に姿を見せていた小型のクリーム色のメス猫。
見た目がまだ子供っぽく、左目を少し痛めているようでしょぼしょぼしている様子を見かねて、妻と相談して5匹目の飼い猫として保護することに決めたのが4月17日。
自宅の前の駐車場に、室内からひもを引っ張ると扉が閉まる仕掛けをしたケージのワナを仕掛け、監視カメラも設置して機会をうかがい、4月18日の朝、無事捕まえた。
室内の大型のケージに移し、電話で獣医に相談して、ノミやダニが保護猫から移らないように先住猫4匹分のノミダニ薬をもらってきて投与。
1週間後に避妊手術をする予約を取り、飼い始めた。
名前は前々から呼んでいた「クリーム」に決めた。

クリームは捕獲された当初食べなかったゴハンも次第に食べるようになり、様子を見に行ってもシャーと怒ったり怯えたりしなくなり、順調に僕と妻に慣れている様子だったが、4月22日の朝、やたらニャーニャーと鳴き始めた。
なぜそんなに鳴くのかと不思議に思っていたところ、昼過ぎに、妻が「ギャー」と叫ぶので何かと思えば、まさかの赤ちゃんを産み始めていた。
確かに少しぽっちゃりしているとは思っていたのだが、まさか妊娠していたとは。
結局、1時間ちょいの間に、トイレの中で3匹の赤ちゃんを出産。
トイレの中で産んでしまったので、外に出したいのだが、もはや手出しが出来ない。
そのままトイレの中で子育てさせることにする。
クリームの捕獲日は4月18日。
子猫3匹の誕生日は4月22日。
備忘録的に記しておく。

授乳が始まっているので、クリームには栄養たっぷりゴハンをどんどんあげる。
出産でげっそりとしたクリームは、食欲があり、どんどんごはんを食べて、授乳を続ける。
出産直後はよく分からなかったのだが、子猫は、茶トラと三毛猫とさび猫のようだ。
トイレの中で出産してしまったので、クリームは排泄する場所がなくなってしまい、ケージの外部に別のケージを接続してあげてその中にトイレを入れたら用を足したのでひと安心。
さらに、Amazonで大型のサークルを購入してケージに接続。
その中に寝床とトイレを入れた。
果たして出産したトイレから赤ちゃん猫を連れて新しい寝床に移ってくれるのか見守るしかない。

それにしても、まだ目も開いてないし、耳の穴も開いていない赤ちゃん猫たちは、日に日にグングン大きくなる。
その成長スピードには目を見張るものがある。

こうして我が家は猫8匹の猫屋敷と化した。

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3週連続、日曜日の朝にTOHOシネマズ日本橋に行くという荒行をこなしてきた。
最後の作品はシリーズ第3作「最後の聖戦」。
インディ・ジョーンズシリーズはこのあと、4、5と続くが、ここで完結しておけば晩節を汚さずにすんだのに……という感想しか抱けない真の完結編がこれだ。

映画の中身については改めて言及するまでもないだろう。
シリーズ完結編として完璧な出来だ。
インディとショーン・コネリー扮するインディの父親との親子関係が、この第3作では最高の化学反応を生み出している。
夕陽に向かって馬で疾走するラストシーン。
ここで終わってれば良かったのにと、痛恨の涙が流れた。

追伸
映画鑑賞後の食事会は「しゃぶ葉」ではなく、寿司の食べ放題に行った。
ただ、分かったことがある。
寿司は食べ放題に向いていない。
シャリがある分、あっという間におなか一杯になっちゃうのだ。
その点「しゃぶ葉」は、言わずもがなである。
このブログの読者の方は騙されたと思って「しゃぶ葉」に行ってみて欲しい。
あまりのコスパの良さに驚愕するだろうから。
おすすめは、ひたすら豚バラ肉、だ。
健闘を祈る!

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我が生涯ナンバーワン映画について備忘録的に書いておこう。
その映画とは、1989年のアメリカ映画「フィールド・オブ・ドリームス」。
この映画を超える作品は(僕個人的には)ほかに存在しない。
ダントツで、ぶっちぎりで、第1位。
観れば必ず涙するラスト10分。
もはや、最後の10分だけを見て号泣だ。
生涯ナンバーワンのデトックス映画だと言える。

一生に一度見られるか見られないかというレベルの超偉人・大谷翔平の登場によって、日本人のメジャーリーグへの注目が集まっている昨今、だからこそ野球をテーマにしたこのクラシック映画に再注目して欲しいと思う。
アメリカ人にとっての「野球の存在そのもの」を下敷きにした超感動作であるこの映画は、とくに男性の観客に刺さる作品なのだろう。
映画史に燦然と輝く金字塔であるため、劇中に登場するアイオワ州のトウモロコシ畑に作った野球場で、毎年MLBが公式戦を開いている。
それほどこの映画は野球好きの多くの男性の(そしておそらく野球好き以外の男性もの)琴線に触れて触れて触れまくって揺さぶって揺さぶる映画なのだ。
観てもらえば分かる。
こんなヤバい感動作はほかにない。
女性の皆さんには本当に申し訳ないのだが、男だけが分かるヤバい感動スイッチがラスト10分に置いてあるのだ。

星は10個。
これを越える映画は僕の中でほかに存在しない。★★★★★★★★★★

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先週に続き、今週も「午前十時の映画祭」。
日曜日の朝、TOHOシネマズ日本橋に友人6人と集まった。
観賞するのは、インディアナ・ジョーンズシリーズの第2弾「魔宮の伝説」。
日曜日の朝9時50分の上映なのに、席は完売(先週も完売だった)。
やはりこのシリーズの人気のほどが窺える。
僕が高1の時に公開されたこの映画は、3作の中でとびきり荒唐無稽な中身から当時はまぁまぁだなとしか思わなかったのだが、時間が経つにつれ評価が上がり、今ではシリーズの中で1位2位を争う存在になっている。
とにかく最初から最後までずっと面白い。
アクションもギャグも全てハマっていて、なかなかここまでずっと面白い映画も珍しいと思う。
もちろん40年ぶりに大スクリーンで観た「魔宮の伝説」も抜群に面白かった。

映画を観たあとは、秋葉原の「しゃぶ葉」へ行った。
実は先週も同じ店に行ったのだが、そのあまりコスパの良さに2週連続で食べに行っちゃったのだ。
ラム肉、牛肉、豚肉全部食べ放題にアルコール飲み放題まで付けて、1人4000円強。
大丈夫なのかと心配になるほど安いのだが、果たしてこれで儲けは出ているのだろうか。
1人10皿ぐらいをペロリと平らげて帰ってきた。

次週はついにシリーズ第3弾「最後の聖戦」。
3週連続「しゃぶ葉」なのか?
それとも別の店に行くのか?(秋葉原に有名な寿司食べ放題があり、そこが候補に挙がっている)
果たして……?

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「午前十時の映画祭」で「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」を観てきた。
TOHOシネマズ日本橋で、日曜日の朝9時半からの上映。
席数110程度の小さなシアター3。
友人たち6人で観た。
久々に大スクリーンで観る「レイダース」はとても面白かった。

あれは1981年、中学1年生の冬。
僕は父と一緒に京成千葉駅の京成ローザという映画館に「エレファントマン」を観に行ったのだ。
当時は「エレファントマン」が大変な話題になっていて、なんと京成ローザは立ち見も出る満員で入場できず。
そこで父が「せっかくだからなんか適当な映画を観て帰ろう」と言い、たまたま隣の小さな地下の映画館でやっていた映画を観た。
それが「レイダース」だった。

「レイダース」は当時、テレビでいかにもB級映画っぽい怪しいCMが流れているだけで、ほとんど話題になっていない映画だった。
そんな映画を、まぁ仕方ないからというテンションで観た僕だったが、そのあまりの面白さに腰を抜かした。
すぐさまパンフを買って読んだら、監督が「ジョーズ」や「未知との遭遇」のスティーブン・スピルバーグ、原案が「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカス、音楽はジョン・ウィリアムス、主演はなんと「スター・ウォーズ」のハン・ソロ役のハリソン・フォードと書いてあるではないか?(映画を観ているときは気付かなかったw)
これですっかりやられてしまった僕は、1人父を帰らせて、そのままもう一度「レイダース」を観た。
世の中にこんなに面白い映画があるのか、と思った。
ある意味僕の映画好きはこの瞬間、「レイダース」と共に始まったと言っていい。
そして翌年の1982年、「スター・ウォーズ日本語版」の劇場上映がやってきて、僕はそこで本格的にやられちゃうのだ。

というわけで、懐かしい「レイダース」。
「午前十時の映画祭」では、次の金曜日から「魔宮の伝説」そして、翌週は「最後の聖戦」がかかる。
もちろんスター・ウォーズファンクラブの仲間たちと、残り2本も見に行く予定になっている。

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新生ゴーストバスターズのシリーズ2作目。
前作はラストにCGで今は亡きハロルド・ライミスが登場する激アツ展開もあって、ギリギリ及第点かなぁという感じだったが、2作目はどうか?
二子玉で平日の昼間の上映に行ってきた。

今回は及第点とはいかなかった。
星は1つ半。★1/2
ずいぶんとっ散らかった映画。
とてもじゃないが褒められたものじゃない。

登場人物たちが全員行き当たりばったりの行動でなんとか危機を回避していくご都合主義は、まぁこの手のおバカ映画だから許すとして(笑)。
敵も味方も何がしたいのか何を目指してしているのか、動機がほぼ描かれないから、観客としてはただひたすら「あ、そうなの?」とつどつど解釈していくしかないのも、まぁこの手のおバカ映画だから許すとして(笑)。
1番引っかかったのは、「ナンセンスギャグ映画」にしたいのか「家族の絆を描くハートフル映画」にしたいのか、どちらなのかはっきり脚本でリーチしてくれよ、という点。
どちらとも付かず、ずっととっ散らかったストーリーラインが続くので、最後まで観てもなんの感情も生まれない映画になっている。
なんだかなぁ、と思っていたら、エンドクレジットを観て気がついた。
今回、監督が“ライトマン”じゃないのだ。
1984年の元祖「ゴーストバスターズ」はアイヴァン・ライトマン監督作品。
前回2021年(日本公開は2022年)の「ゴーストバスターズ/アフターライフ」はその息子、ジェイソン・ライトマン監督作品。
でも今回は、ギル・ナーナンという良く知らん監督が作っていた。
どうりで、とっ散らかっているわけだ。
コメディに長けたアイヴァンでも、家族ドラマに長けたジェイソンでもないんだもの。
ナーナンなんだもの。
なんなん?

前作は映画のラストに「For HAROLD」と出てハロルド・ライミスに捧げられていたが、今回は 映画のラストに「For IVAN」と出る。
これは日本で息子の作品「アフターライフ」が公開された直後の2022年2月14日に亡くなったアイヴァン・ライトマンに捧げられたもの。
息子のジェイソン・ライトマンは、父が死んだあともう続編を監督する意味が見いだせなかったのかも知れない。
今回は脚本とプロデュースをやっているが、監督は後輩に譲ったようだ。
そのせいか、とっ散らかってしまった。
今回はシガニー・ウィーバーが1秒も出て来なかったのもとても残念だ(前回は最後に出てきたのに)。

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さすがクリストファー・ノーラン監督だ。
作品賞始めアカデミー賞7部門受賞の本作「オッペンハイマー」。
二子玉のIMAXで観てきたが、さすがだった。
文句なし。
星4つ。★★★★
原爆当事国である日本の日本人なら映画館で観るべき1作。
マイナス星1点は、構成が複雑なのと、登場人物多すぎだから。
監督の狙いは分かるんだけど、もう少し時系列を分かりやすく、人間関係も分かりやすくしてくれてもいいと思うので。

なぜ原爆被害の描写がないのか?逃げているのでは?とかいう声が日本人の一部から上がっているようだが、それはイチャモンだろう。
物語がオッペンハイマー個人の視点で語られる以上、直接的に広島と長崎の悲惨な状況を映像として映しはしない。
それでも十分観客に想起させるよう、台詞と場面によって描写されている。
むしろ、個人視点の物語の中で、作り物のCG映像で広島や長崎の状況を描いた方が、よほど不道徳なのではないか?
オッペンハイマーの視線を通じて、広島・長崎を観客に想像させるこの手法の方がよほどリアルで悲惨に感じるし、そこにむしろ嘘がないのではないか?
そんな風に感じたので、この映画に、広島や長崎の爆心地の様子がCGで入っていないとか、当時撮影された被爆者たちの不鮮明な写真とかがインサートされないのはどうなのかとかいう批判は、むしろ作品の本質を観ていないイチャモンだと僕は感じた。
この映画は十二分に広島と長崎についても描かれていると思う。
オッペンハイマーの、そしてアメリカ国民の視点で描くとこれがリアルなのだろう。
海を挟んだ遠い敵国に落とし、22万人を殺したウランとプルトニウムの原爆二発は、多くのアメリカ人にとってこのような感覚の代物なのだ。
そして、それをきっちり批判的に描き、アカデミー作品賞を獲って見せたクリストファー・ノーラン監督は、まもなく戦後80年を迎えようという時に、ジェット戦闘機の海外輸出を閣議決定だけで認めてしまった自民党政権なんかより、よほど内省的ではないか。

音が凄いので、IMAXで観たほうがいい。
もちろん映像も。
役者も豪華。
マット・デイモンにロバート・ダウニー・Jr、フローレンス・ピューとエミリー・ブラント、ラミ・マレックにケネス・ブラナー、他にも名の知れた役者多数、とどめにゲイリー・オールドマンまで出てくる。
史実を描いているわけだから、ネタバレも何もないなので、「オッペンハイマー」をWikipediaなどを予習してから観に行ったほうが理解が深まって良いと思う。
3時間と長丁場だが、ずっと緊張感に満ちた映画なので、途中ダレるところもない。
さすがクリストファー・ノーラン監督だ。
感服しました。

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Netflixで全8話が一挙配信された「三体」。
中国人作家・劉慈欣が書いた2008年のSF小説で、アジア人として初めてのヒューゴー賞を受賞。
その後「三体2黒暗森林」「三体3死神永生」の3部作で完結した。
そんな小説のドラマ化。
話題になっていたので早速観てみた感想。

原作小説を読んでいなかったため、前知識なく全くサラの状態で見たのだが、とても面白かった。
星は3つ。★★★
ああ、そんな話なんだ、という感想。
見終わってから「三体3部作」に興味を持ったので、ネットのネタバレサイトなどをいろいろ読んだ。

なんと今回Netflixが作った全8話は、原作小説をかなりアレンジしているようだ。
とても分かりやすく見やすくなっていたので、Netflixの脚色は成功していると思う。
さすが「ゲーム・オブ・スローンズ」のチームが手掛けているだけのことはある。
全8話の内5話までで原作の1巻「三体」の話は終わっているらしい。
そして残る3話でやっているのは、3部作の3作目「死神永生」の前半の話。
原作小説では、3部作それぞれで主人公が変わっていくらしいのだが、Netflixは最初からその登場人物を全部まとめて出しちゃっているそうだ。
この原作改編が、原作ファンには不評らしく、原作ファンの間では評価が低いらしいが、全く原作を読んだこともない僕みたいな視聴者にとってはむしろわかりやすく改編されていると思う。
久々にハードSFらしいハードSFを観た感じがして面白かった。
ストーリーは荒唐無稽でそんなことあるかいなというムチャクチャ展開も多いのだが、物理学とかをベースにして説得力を持って語られるので、なんとなく観ていられるという感じ。
「宇宙人が攻めてくる」系のSFが好きな人は観て損はないと思う。
シーズン1の評価次第だけど、是非シーズン2を作って欲しい。
ドラマとしては頑張って作っていると思うので。


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ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の「DUNE/砂の惑星」3部作。
その第2作が現在映画館で絶賛上映中。
早くも「PART1」の全世界興行収入を突破確実と報道されるぐらいの大ヒット中。
友人たちの評判の良さもあり、なるはやで本日二子玉のIMAXで観てきた。
その感想。

圧巻。
星4つ。★★★★
映画館で、それも出来れば最高の音響を備えたIMAX等の環境で観るべき作品。
ヴィルヌーブの映画的な胆力と画力の凄まじさがもう異次元。
映像の洗練さと美しさ、そして音響と音楽の凄さがもう圧倒的レベルに達していて、「うわぁ!これぞ映画館でみるべき映画らしい映画だわー!」ってなる。
ぶっちゃけ、映画として面白いか面白くないかで言うと、僕は面白いというわけではなかった(笑)。
原作小説読んでるし、過去の映画化作品も何度も繰り返し観ているのでストーリーを知っちゃってるから、というのが大きいだろう。
劇中にほぼ意外なことが起こらないので、面白くはないのだ。
原作と違い、ポールとチャニの関係性にフォーカスしているが、それも余り感情移入出来ず。
しかし、映像と音の凄さだけで呆気に取られたまま、3時間ずっと観ていられるすごいSF文芸大作なのだ。
まさに映像と音を浴びに行く感じ。
こんなにずっと凄い凄いが続く映画もなかなかない。
だから星4つ。
もう細かいことはいいのだ。
すげぇーんだからさ。
メチャメチャ面白いとかそういう類の映画ではない。
これは文芸だよ、文芸。

で・も・ね……
僕は1984年公開のデヴィッド・リンチ監督版の「デューン/砂の惑星」の方がだんぜん好きなのだ。

あれは確かにいろいろ問題が多い映画ではある。
モノローグ過多だし、後半ほとんどダイジェストみたいな編集だし、エンディングなんて、原作と真逆のことになって大団円だ、怒る人がいるのも分かる。
しかーし、だ。
好きなのだ、アレが。
カイル・マクラクランが演じるポール・アトレイデスの色気。
狂気のハルコネン男爵と、彼の顔中に出来ているよく分からない吹き出物。
スティングが演じるフェイドのマジでヤバそうな雰囲気と異様な色気。
チャニなんて「ブレードランナー」のショーン・ヤングだぞ。
そして、原作には一切出て来ない「ムアディーブ!」「チャーー!」とか言って放つモジュール武器。
そして、ダサ格好いいにもほどがあるエンドクレジット。
いやいやいや、もう最高じゃん。
というわけで、僕的には1984年のデヴィ・ド・リンチ監督の「デューン/砂の惑星」を激烈に推す。
なんでも今年の夏頃、映画館で上映されるらしい。
見に行かねば!

で、最後に今回の「PART2」で唯一残念だった部分について書く。
少しネタバレになるので、まだ映画を観ていない人は気をつけて欲しい。









今回のPART2、原作に忠実かというとそうでもなく、1番大きな改編はポールの妹アリアの描写だ(本当はチャニが生む赤ん坊レト2世とその死もやってほしかったけどね)。
原作小説でも、デヴィッド・リンチの映画でも、ポールの妹アリアは小さな少女ながら恐るべき超能力者となって登場し、ハルコネン男爵をその手で葬る。
しかし、なんとヴィルヌーブ監督の映画ではアリアはジェシカのおなかの中にいる胎児のまま、PART2の映画が終わってしまうのだ。
ハルコネンにとどめを刺すのはポール自らである。
うーむ、ここだけは少し納得がいかない。
アリアがハルコネンを毒針で殺すところが最高の見せ場なのに、なぜポールに殺させたのか?
復讐という意味ではこの改編も理解できるのだが、あの大デブ・ハルコネン男爵は、ほんの少女であるアリアがあっさり殺すからこそ、ある意味スッキリするのだと僕は思う。
ポール・ムアディブには、そのあとフェイド・ハルコネンを決闘できっちり殺すという見せ場があるのだから、やはり9歳のアリアを登場させておいて欲しかった。
ちなみに、アリアは次回作PART3で、アニャ・テイラー=ジョイが演じることが確定(1シーン夢に出てきたから)。
次回、アニャ・テイラー=ジョイが大人になったアリア役を演じるのはとても良い人選なのだが、9歳の少女だったアリアも見たかったのだ。
……という残念ポイントもあるのだが、とにかくヴィルヌーブのが胆力と画力が凄いので許す。

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約2年半前、2021年10月に日本公開されたこの映画。
現在映画館でやっている「PART2」の前作、「デューン砂の惑星PART1」だ(映画館で観て始めてPART1と出たのでビックリした思い出がある)。
観に行った当時はブログから少し離れていた時期だったので、まったく感想記事を書いていなかった。
そこで、今から「PART2」を映画館に観に行くので、その前にもう一度「PART1」を復習として観返したのだ。
その感想。

文句なし。
星4つ。★★★★
フランク・ハーバートの原作SF小説「デューン砂の惑星」の映像化の中でも、これが決定版だろう。
というか、なぜ星5つじゃないのかと疑問を持たれるかも知れない。
ズバリ、「ちゃんとしすぎていて面白みに欠ける、可愛げがない」から。
もはやイチャモンみたいな点数の付け方だ。
だが、それぐらい隙がないし、完璧な出来になっている。
今やっている「PART2」はそれこそ原作小説の1番面白いところが詰まった後半戦なので、是非IMAXで鑑賞することを勧めたい。
この監督は、「DUNE」に関しては完璧に見切っている。
100%、スゴイものを作ってくるはずだ。

今から「PART2」を観に行ってくる。
楽しみ、楽しみ。
その感想はまた後ほど。

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今年の米国アカデミー賞に11部門もノミネートされている怪作「哀れなるものたち」。
二子玉の映画館で観てきた。
その感想。

映像、デザイン、撮影、衣装、音楽、とにかく素晴らしい。
主演女優のエマ・ストーン、スーパー素晴らしい。
だが、だがである。
いち映画としてどうかと問われると非常に難しい。
星2つ。★★
期待しすぎたのかな?
なかなかのスーパーカルト映画ですよ、こいつは。

いわゆる映画的な構造(起承転結的なものとか伏線と回収とかその手のいわゆる映画的なシステム)を意識的に解体しているような脚本であり、ストーリー。
大人のおとぎ話、といえばその通りで、赤ん坊の脳を成人女性に移植させちゃった女版フランケンシュタインの成長物語だといえばその通りなのだが、ずっと「なにを観させられているのか?」とモヤモヤした感覚を抱きつつ観るような映画になっている。
純真に産まれた赤ん坊が、成人女性の身体を持ったままいきなり社会に放り出されたので欲望に忠実に、食欲、性欲のお化けとなっていく。
そして、徐々に知っていく人間世界のおぞましさ……みたいなことで、こう書くととても面白そうな話に聞こえるのだが、そんなに面白くはない。
設定と主人公のキャラ造形がぶっ飛びすぎていて、感情移入ができないため、ただ傍観者として映画を観ることになる。
結果、日本の観客には不評なようで、ここ十数年、映画館ではエンドクレジットを最後までみんな観るような空気が日本では出来上がっているのだが、この映画ではエンドクレジットが流れた瞬間、観客が帰る、帰る、帰りまくる。
よほどお気に召さなかったのか、年配のお客さんがバンバン帰っていくので、まぁ、確かに映画としては意味がよく分からなかったし、つまらなかったのだろう(かく言う僕もそうである)。

ただし、とはいえアカデミー賞11部門ノミネートの堂々たる映画なのだ。
どうなんだろう?
この監督、ギリシア人で、2019年「女王陛下のお気に入り」でアカデミー作品賞と監督賞を逃している人物だ(主演女優賞だけ獲った)。
今回は撮れるのだろうか?
いや、個人的な予想では、作品賞はあり得なくて、監督賞はあるかもなぁって感じ。
作品賞を差し上げるにはちょっと「アクがつよ」すぎる。
去年のエブエブよりもアクが強いので、さすがに無理かなぁ。
でも、映像、デザイン、撮影、衣装、音楽、そして主演女優のエマ・ストーンの演技は、スーパー素晴らしいので、その辺の技術各賞、主演女優賞はあるかも知れないです。

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今年の1月に日本でも公開された韓国の航空パニック映画。
致死ウイルスを使ったバイオテロによって、ハワイ行きの旅客機内がパニックになる。
イ・ビョンホン、ソン・ガンホという日本人にもお馴染み二大スターが共演。
Amazonプライムに来ていたので観てみた。
その感想。

これはね、盛り込みすぎ。
2時間半とかある映画なんだけど、とにかく長く感じる。
最初の1時間ぐらいは、ものすごく面白い。
余りに面白いので「ヤベーよ韓国映画って全部このクオリティなのかよ」と前のめりになっていたのだが、途中から急にだれ始め、映画が終わる頃には「なんか変な映画だったなぁ」って感じ。
ストーリーをツイストさせすぎなんだよ。
盛り込みすぎなのよ。
星1つ半。★1/2
いや、ホント、最初の1時間ぐらいはものすごく面白いのに勿体ない。

以下、ネタバレで問題点をあげつらう。













太平洋に急降下していき墜落しそうになるあたりまでは、とんでもなく面白い。
しかし、その直後から急速にグダグダになっていく珍しいタイプの駄作。
とにかく問題点は、「時間の描き方の曖昧さ」に尽きると思う。
テロによって機内にばらまかれた致死ウイルスに罹患して最初の死者が出る。
周囲の乗客や客室乗務員にも次第に感染が広がっていく。
さぁ、どうする……っていう流れで、これって絶好のタイムサスペンスなのだが、時間の描き方が絶妙に適当なので、すぐ死ぬ人、全然死なない人、時間感覚がまったくいい加減でムチャクチャなのだ。
映画の舞台設定はソウル国際空港からハワイに向かう飛行機だ。
往路が8時間とかで、帰路が10時間とかだろうと推測する。
その往路8時間の割と早い時点で1人目の死者が出ているのに、そのあとハワイに着陸を拒まれ、成田にも断られ、ソウルにもデモによって降りられず……と、計算すると15時間近く密室の中でみんなウイルスに感染しまくっているはずなのに、ぜんぜん次の乗客が死なないの。
なんか知らないけど、ゴホゴホ咳き込んでも、死なないの。
そういった「時間の描き方の曖昧さ」によって、全てがリアリティを失い、「なんじゃこりゃ」と冷え冷えとした気持ちになっているところに、なんと後半いいところでついに発動するまさかの「反日」ストーリーw。
成田空港が着陸を拒むわ、自衛隊のジェット機が韓国の民間機に対して威嚇射撃するわで、日本人としてはとてもじゃないが観ていられない、むしろ腹が立つ展開に突入する。
そのあと母国韓国にすら着陸を拒まれるという話になるので少しは「反日」が薄らぐのだが、それにしても自衛隊機があんな威嚇射撃を民間機相手にしないだろ。
韓国映画にたまに出てくる反日の思想、なんとかならんかw。
と思っていたら、あれだけ足りない足りないと言っていた燃料がいつまで経ってもなくならず、普通にハワイまで行って戻ってくるし。
さいごにソン・ガンホがとる行動とその結果も、余りに陳腐すぎて観客全員に先が読めてしまい、寒々しい気持ちになる。
バカバカしい。

とにかく、最初の1時間ぐらいだけ観て、観るのをやめるのがいちばん良いと思う。
太平洋に墜落しそうになるのをギリ機首を上げてセーフ、の所までは抜群に面白いので。



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今年の9月に映画館で公開されていた2023年の新作「ホーンテッドマンション」。
公開当時、割りと評判が良かった記憶があるので、Disney+で配信されたタイミングで観てみた。
その感想。

星2つ。★★
最初から最後までまるでピンと来ない。
特に語ることが何もない凡作。
ディズニーランドのホーンテッドマンションに乗ったことのある人なら、「ああ見たことあるアレだ」的な楽しみ方がちょいちょい出来るが、ただそれだけ。
別に観て損はしないが、そもそも観ても観なくてもどっちでもいいし、なにひとつ記憶にも残らない、よくあるポップコーンムービー。
ヴィランが、本場のディズニーランドのホーンテッドマンションに出てくるけど、浦安のホーンテッドマンションには出て来ない“首なし帽子箱”なので、日本人観客にはよりピンと来ないと思う。


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