そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



ジュピター [Blu-ray]
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ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント


あの超名作「マトリックス」を生み出したウォシャウスキー兄妹の最新SF作。
最低映画を決める今年のラジー賞にノミネートされている作品。
どれだけひどい映画なのかと、むしろ興味を持って観てみた。
その感想。

いやぁ〜、なんだこれ?(笑)
こんなにひどい映画もなかなかないだろうというぐらい金をかけまくったクソ映画。
すがすがしいまでにつまらない。
どうにもこうにもつまらない。
つまらなさすぎて、そのつまらないことが逆に面白くなってきて、でもやっぱりつまらない。
なんだこれ?(笑)

ウォシャウスキー兄妹がやりたかったことは、分からなくもないのだ。
ある1個のアイディアをどうしても映画にしたかったんだろう。
実は「マトリックス」に酷似しているそのアイディアをなんとか映画化したくて、頑張って作ったのだろう。
だが、完全に失敗している。
とにかく、やりたかったことは分からんでもない……もうそのひとことに尽きる。
だが、できあがったものは「鬼気迫る駄作」だ。
キレッキレの駄作。
とびっきりの駄作。
逆に素晴らしい。
星はゼロ。
いや、星マイナス10。

声を大にして言っておく。
この映画、絶対に観てはいけない。
人生の貴重な2時間の完全な無駄だ。

ラジー賞の作品賞、取るかもな。
他のノミネート作を観ていないのでなんともいえないが、ひどいといえば究極的にひどい。

なんだこれ?(笑)

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テッド2 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
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NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン


オモチャのテディベアに命が宿り、動いて喋って踊って麻薬をやって下ネタを連発する、そんな大ヒット作の続編。
前作の記憶はおぼろげながら、観賞。
その感想。

前作には『フラッシュ・ゴードン』のイメージしかなかったが、今作にもやはり『フラッシュ・ゴードン』は色濃く出てきた。
どれだけこの監督『フラッシュ・ゴードン』が好きなのかと、ニヤニヤしてしまう。
ということはつまり1980年の映画『フラッシュ・ゴードン』を観ているかどうかで、この映画の面白さは変わるのだ。
……これは、前作の感想でも述べた気がする(笑)。
若い女性たちの間でヒットしたそうだが、彼女たちは100%『フラッシュ・ゴードン』がなんだか分からないはずだ。
その辺のカルチャーギャップが、アメリカと日本の間には純然と存在する。
なんとかその溝を埋めることは出来ないか?
出来ないだろうな。
『フラッシュ・ゴードン』だもんな。
DVDを持っているのが奇跡的なカルトムービーだもの(ちなみに僕は持っているw)。
いやぁ、そういう意味でもなかなか楽しい映画である。

今作は監督の映画オタクぶりがさらに発揮されている。
物語の後半、ニューヨークのコミコン会場でのギャグは、その大半が過去のハリウッド映画の知識がないと分からないものになっている。
大物俳優も続々とカメオ出演(?)してきて、「おお!』と乗り出してしまうことしばし。
この辺も長年ハリウッド映画を見込んでこないと分からないギャグに富んでいる。

そういう意味で僕は大変楽しめた。
星3つ。★★★

映画の知識がなくても、おそらく全篇を貫く恐ろしいまで露骨な下ネタの数々が若い女性観客にウケているのだろう。
だが、この映画を映画館に観に行き『キャッキャ』言いながら楽しんでいる若い女性の姿を思い浮かべると、ほんの少し『世も末だなぁ〜』と思ってしまう古風な自分に気付く。
だって、あまりにも露骨な下ネタなんだもの。
これで笑うってことは、あんなことやこんなことも彼女たちにはとくに異常だと思わないんだろうなぁ〜と。
ま、ひとことで言うなら、男が思う以上に女もエロいのよ(笑)。
それに尽きる。

まぁ、でも面白いんじゃないの。
いい意味で前作より突き抜けている。

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ミッション:8ミニッツ [Blu-ray]
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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


なかなか面白いと聞いたので観てみた。
「ミッション:8ミニッツ」
「プリズナーズ」に続いてジェイク・ギレンホールが出演している。
その感想。

うーむ、惜しい(笑)。
列車爆破テロの犯人を捜すため、乗客の1人の意識に入り込み、事故直前の8分間を何度も繰り返しながら犯人を捜す、という荒唐無稽な設定。
それ自体はとても面白いアイディアだし、前半から中盤にかけてなかなかのサスペンスぶりを発揮するのだが……
いかんせん最後の最後でやり過ぎちゃったという印象。
最後の1歩が余計。
その余計な1歩がなければ、ちょっとした佳作になったのになぁ。
欲しがりすぎちゃったんだろうな。
惜しい。
低予算感がすごいのもあって、星2つ。★★

なにごともやりすぎは危険よね。

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プリズナーズ [Blu-ray]
ヒュー・ジャックマン
ポニーキャニオン


ヒュー・ジャックマン主演のクライムサスペンス。
娘が誘拐され行方不明になるが、容疑者の男は知恵遅れで供述できず釈放。
そこで、奴を犯人だと確信するヒュー・ジャックマン演じる父親が、警察には出来ない方法で犯人の口を割らせようとして……
もうこう聞くだけで面白そうなサスペンス。
その感想。

うーん、惜しい。
途中まではすごくよく出来ている。
とにかくいたたまれなくて、痛くて、悲しくて、悲惨で、怖い映画だ。
だけども、最後のほうで突然「ん?」とよく理解出来ないことがいくつか連続で起き(僕の理解力が足りないだけかも知れないが)、途端に「え?え?いったいどういうこと?」と話の筋が少しよく分からなくなってしまい、なんというか消化不良なのだ。
おそらく制作者サイドにはきちんと納得のいく答えがあって、その上で作られた映画だと思うんだけど、伝わってこない。
結局、あいつはなにで、あいつはなにで、あいつはなんであんなことしてたの、あの子はなにを見たの、などなど疑問がいくつか残ってしまう(繰り返すが僕の理解力が足りないだけかも知れない)。
なので、星2つ半。★★1/2
ごめんね。

でも、なんかもう「いたたまれない」度でいうと、近年稀に見る「いたたまれなさ」なのよね。
心が痛い体験をしたいのなら、観るといいと思う。

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フレディの死から25年。
ついに天国でこの曲を2人でデュエット出来るようになってしまった。
天国のデヴィッドとフレディに合掌。
泣こう。

……
……
……

で、なんかもうついでにこれも貼っておく。
もうすごい、すごすぎる。
本当に惜しいゲイをエイズで亡くした。
もう少し頑張れば薬で発症を防げたのに。
フレディに合掌。




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分かった。
僕が心の底から「フォースの覚醒」が嫌いだし、駄作だと断じる理由。
ハン・ソロの扱い方と、死に方だ。
あんな可哀想な終わり方をさせられたハンの姿を、僕は正直言って、もう二度と観たくない。
そのぐらい傷ついたのだ。
35年来のファンだからこそ、傷ついたのだ。

泣けてきた。
僕がどれだけ「スター・ウォーズ」のハン・ソロが好きだったか。
ハリソン・フォードが東京国際映画祭の「刑事ジョン・ブック」上映に際して初めて来日したとき、高校生だった僕は学校を休んで、徹夜で東急文化会館に並んだのだ。
徹夜で並んで、前から三列目の席に座り、そこから双眼鏡で舞台上のハリソン・フォードを観たのだ。
そのぐらい好きだったのだ。
ハン・ソロは僕にとって、インディアナ・ジョーンズと並ぶヒーローだった。

「ジェダイの帰還」のラストシーン。
皇帝を倒し、帝国軍の第2デス・スターを破壊し、大団円で終わった物語。
あそこでハン・ソロ始め、ルーク・レイアら、反乱軍の盟友たちの物語は最高のハッピーエンドを迎えていた。
それなのに……だ。
今回ハン・ソロはあんな形で死んでしまった。
あの「ジェダイの帰還」の素敵なラストシーンを、これから僕たちは、手放しの笑顔で観ることが出来ない。
なぜなら、そのあとハン・ソロには厳しい人生が待っていることになってしまったからだ。
息子がグレたため夫婦仲が悪くなり、逃げ、ふたたび密輸業者に身をやつし、実の息子にあんな風に殺される……そんな暗い未来が待っているのだから。
だったら、あの「ジェダイの帰還」の戦いはいったいなんだったのか?
「新たなる希望」から「ジェダイの帰還」にかけて、ハン・ソロが歩んだ成長の物語はいったいなんだったのか?
せっかくのハッピーエンドが、無に帰してしまった。

絶対に許さない。
僕たちが35年間以上に渡って愛し続けてきたハン・ソロの成長物語を、こんな形で無に帰したJ.J.エイブラムスを。
そして、スター・ウォーズを金儲けのためにしゃぶりつくそうとしているディズニーを。
絶対に許さない。

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アメリカでは「アバター」を抜き歴代1位の興行収益を記録。
世界でもおそらく「アバター」の興収を抜くことが確実視されている「フォースの覚醒」。
だが、僕は断言する。
この映画は完全なる「クソ」である。
公開から1ヶ月近く経ち、ファンクラブの友人たちと議論を進める中で確信した。
この映画は、まったく歴史に残らず、人々の記憶にも残らない、駄作中の駄作だ。
(なぜ駄作中の駄作なのかは過去のブログ記事をお読みください)
もう僕の中の評価では星1つに下がった。★
もはやエピソード123と同水準、いや、下手すれば下回ってきてすらいる。

40年の映画人生とスター・ウォーズ人生を賭けて予言しよう。

予言1……「フォースの覚醒」はアカデミー賞無冠で終わる。
1977年の「新たなる希望」は惜しくも「アニーホール」に破れたものの、きっちり作品賞にノミネートされた。
だが、それ以降のスター・ウォーズシリーズは1作も作品賞にノミネートされていない。
もちろん今作も絶対にされない。
なぜなら駄作中の駄作だからだ。
もしノミネートされたとしたらディズニーの強力な圧力が掛かったからだろう。
ただし、受賞はしない。
絶対にしない。
アカデミー会員たちの良識が許さないだろう。
さらに言うなら、今までは常連だった視覚効果賞とかも、ノミネートはされると思うが、受賞は逃す。
今年度特殊効果賞を受賞するのは「マッドマックス」だ。

予言2……「フォースの覚醒」は5年後10年後、全世界のSWファンのバッシングの対象になっている。
近い将来、エピソード123と同じように全世界のSWファンたちに憎まれる映画になっているだろう。
そして一般の人々の記憶の中からは完全に消え去る映画になっているだろう。
なぜなら、駄作中の駄作だからだ。

楽しめた、という人がいるのは分かる。
楽しめた人たちはそれでいいんじゃないかと思う。
別にその人たちを否定しない。
ただ、僕が「スター・ウォーズ」に求めているのはもっと高いレベルの結果なのだ。
今一度、歴史に名を残す、心揺さぶる名作を世に送り出して欲しいのだ。
1977年、「アニーホール」に破れたアカデミー作品賞の夢を実現して欲しいのだ。
だって、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」はアカデミー最優秀作品賞をきっちり獲ったし、「アバター」は作品賞にノミネートされ、惜しいところまでいった。
SF娯楽映画にだって世界最高峰、オスカーが獲れるのだ。
実際今年度の作品賞は「マッドマックス」が有力視されているし、マジで獲るかも知れない。
だったら、「スター・ウォーズ」にも一度でいい、歴代のそうそうたるアカデミー作品賞受賞作と肩を並べて欲しい。
それこそキラ星のような素晴らしい作品群と肩を並べて欲しい。
「風と共に去りぬ」「カサブランカ」「戦場にかける橋」「ベン・ハー」「サウンド・オブ・ミュージック」「ゴッド・ファーザー」「ロッキー」「アマデウス」「羊たちの沈黙」「シンドラーのリスト」「フォレスト・ガンプ」「タイタニック」……そういった心揺さぶる名画たちと肩を並べて欲しいのだ。
それが僕が愛する「スター・ウォーズ」に叶えて欲しい積年の夢なのだ。

だからこそ、今回「フォースの覚醒」をこんなクソみたいな焼き直しのただの娯楽映画にしてしまったJ.J.エイブラムス始めとするディズニーの首脳陣に腹が立つ。
シリーズものだとしても、素晴らしい作品を作ることが「マッドマックス」のジョージ・ミラー監督には出来た。
だったら「スター・ウォーズ」にだって出来るはずじゃないか。
目指してくれよ、1977年の1作目を越えるすごいものを。
とことん考え抜いて、とことん悩み抜いて、きちんと、本当に素晴らしい映画を作ってくれよ。
こんな今回の「やっつけ仕事」みたいな映画じゃなく、もっともっと深い、素晴らしい映画が作れるはずじゃないか。
なにしろ「スター・ウォーズ」なのだ。
ベースはもう出来ているのだ。
フォースがある世界、見たことのない星々、ルークやレイアといったキャラ、材料は揃いに揃っているのだ。
それをなぜあんな陳腐な焼き直しファンムービーみたいな形にしか作れなかったのか?
ホントに、ホントに、ホントに悔しいし、ホントに、ホントに、ホントに憎らしい。
もっと、もっと、もっと、出来ただろ。
それに尽きる。
泣くわ。

いや別にアカデミー作品賞にこだわっているわけではない。
でも、要するに、オスカーを取れるぐらいのレベルの素晴らしい映画を求めているのだ。
そこまで高い結果を僕は「スター・ウォーズ」に求めているのだよ。
ただの娯楽SFで終わって欲しくないのだよ。
だめか?

楽しめたんだからいいじゃない。
……はぁ?
スター・ウォーズなんて所詮こんなもんでしょ。
……はぁ?
シリーズものなんて所詮こんなもんでしょ。
……はぁ?

俺はまだそこまでスター・ウォーズを「あきらめられない」んだよ!
ていうか、あきらめるぐらいだったら、そして本気で今作をいい映画だと思うぐらいの映画鑑賞眼しか持ち合わせていない奴は、ファンやめろ!

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トゥモローランド MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


ジョージ・クルーニーのディズニー映画。
なんとなくチョイスして観てみた。
その感想。

ひどい。
もう無茶苦茶なのだ。
なんというかお話が荒唐無稽すぎて付いていけないのだ。
一応それらしい映画には仕上がっているのだが、見終わってもモヤモヤが残り、いったい2時間に渡ってなにを観させられていたのかと悲しくさえなってくる。
なんなんだこりゃ?
誰がどんな勝算でこんな映画の脚本にゴーサインを出し、巨費を投じてわざわざ映画化したのか?
ディズニーってバカなのか?
バカなんだろうな。
「フォースの覚醒」を観ればバカだってことはよく分かる。

星1つ。★

駄作中の駄作です。

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映画 ビリギャル Blu-ray スタンダード・エディション
クリエーター情報なし
東宝


正月休み、1月2日の夜はこの「ビリギャル」を観た。
その感想。

うん、なんと言えばいいのか、トータルで言うと星3つ半だね。★★★1/2
かなりの秀作であることは間違いない。

まずなんと言っても主演の有村架純が可愛い。
とにかく可愛い。
そこでプラス星1つ。
これは仕方ない。
彼女は髪の毛をアップにすると意外な弱点があらわになるということも確認したが、そんなことはさておき残りの99%が可愛いので、もう許す。
ギャルの恰好をしている前半、ヘソ出ししているおなかのあたりがもうなんとも言えず良い。
だから星1つプラス。

だけども、実話がベースだという点がズルすぎるのでマイナス星1つ。
だって、こんなのが実話なんだもん、そりゃ感動するじゃん。
卑怯すぎる。
分かっていても感動しちゃうのだ。
実話がベースの映画はそういう意味で全部ズルいと僕は常々思っている。

でも、そうはいっても出演している役者さんが全員とてもいいので星1つプラス。
吉田羊とか、もうさすがだなぁ〜と感心させられる場面が随所にある。
なので星1つプラス。

ということで、なんだかんだでいい映画なのだ。
仕方ない。

ものすごくベタベタですが、このぐらいベタベタな方が人の心には響くんですな。
オススメです。

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