めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

医食同源

2014-02-06 15:10:51 | 高齢化社会

寒さが厳しいものの、少しづつ春の足音が近づいてくるもので、
枯れている様に見えている草花の中には、よく見てみると
根元の辺りや枝の先に膨らみが目立ち始めています。

近所の風景としては、やはり桜が気になるもので、春の開花が
待ち遠しいものでありますが、この寒さの中でも確実に季節は進んで
華やかなステージがもうすぐやって来ることが解ります。

そんな期待をするも、ここ数日の寒さは身に沁みます。
何日か前まで暖かくてマフラーを外していたのに、もう一度
箪笥の中から引き出し、今日も首周りを包むようにして
外出しなければなりませんでした。

ところで、寒さだけでなく、周囲で風邪を引く人や花粉症で
マスクが離せない人が多くなってきました。
私もすこし喉がいがらっぽくなって、嗽をする回数が増えてきました。

そんな中、仕事でお会いするお年寄りが袋に一杯何やら入れてきました。
何かと思いきや、何種類もの薬です。
年を重ねると様々な病気が出てきて、その数に応じて処方される
飲み薬や張り薬が多くなっている様です。

でも、別のお年寄りは殆ど医者にも掛からず、薬も殆ど飲まないで
この冬場も風一つ引きません。
そこで、伺うと、以前は同じように沢山の処方された薬を持ち歩いていて
薬を飲むだけで食欲が無くなり、病院に通っているのに体調が悪く、
いったいどうしたものか悩んだようです。

しかしながら、年を重ねると沢山の持病が出てきて、薬の助けが無いと不安で
ついつい大量の薬を摂取することになったそうです。
でも、今ではほとんど必要が無く元気に生活できるそうです。

この方が行った方法は、薬の成分が多い食品をバランスよくとり
身体がその栄養素を吸収できるように、運動や規則正しい生活で
内臓を強くしたと言います。

薬は、症状に応じて処方されるとその量が大量になり、その結果
内臓が痛めつけられ副作用が大きくなるみたいです。
どうしても必要な量だけをピンポイントで処方してもらい、
出来るだけ薬を体内に入れない様にしたところ、ほとんどの飲み薬が
必要でなくないり、しかも身体が健康になったそうです。

昔から医食同源という言葉がある様に、食べ物が身体の健康を作り
病気を治すと言えるでしょう。
私もかつて風薬や痛み止めを飲んだ後、胸焼けをよくおこし、
消化薬のお世話になったことが結構ありました。
思い出すと、若い頃の方が沢山の薬に頼っていたように思えます。
若い頃は強い薬を飲んでも身体が強かったりして大丈夫だったと
思いますが、今ではできるだけバランスのいい食品を摂り、薬も
必要最小限度の量を飲むようにしています。

春になると冬にはない沢山の食品が出回ってきます。
旬の食べ物を出来るだけ摂取して、自然のエネルギーと味覚を
感じたいと思っています。