めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

東京タワーのクリスマス

2013-12-10 15:06:41 | 日記
クリスマスは仕事で忙しい関係上
オフの時間を利用して都内のイルミネーションを
楽しむために東京タワーに行ってきた。

ここは一か月程前、仕事で近くに来たとき寄って
夜景が中々ロマンチックで良かったので
この日は妻とのんびりと日暮れ時にやってきた。

以前来たときは燃えるような赤色のライトアップだったが
今回は明るいオレンジに包まれた巨大なツリーだった。
足元にはクリスマスのオブジェが沢山飾られていて
家族連れや観光客で賑わっていたが、スカイツリーほどの
喧騒はなく、静かでとてもいいムードだった。

第二展望台は工事中で、第一展望台までしか登れなかったが、
クリスマスを間近にして展望台は華やかなイルミネーションと
オブジェで飾られ、眼下に広がる東京の夜景と相まって
思ったより感動的で素晴らしい演出となっていた。

スカイツリーは殆ど眼下に見下ろして東京都全体を
ジオラマの様に楽しむのだが、東京タワー展望台が地上
150mの高さである事もあって、周囲の高層ビルの高さが
展望台よりも高い状態だった。

すでに日本一の高層建築とは言えなかったが、太陽が沈むと
この適度な高さが高層建築のイルミネーションの立体感を出し
東京の街の高さだけでなく奥行まで感じられた。

展望台の中に飾られた華やかな装飾がライトアップされると、
まるで窓の外まで輝いた星が流れていく様で思ったよりも長く
眺め続けてしまった。

この展望台から眺めると、かつて上京した頃からすると
全く景色が変わってしまい、様々な高層建築が林立する姿に
月日の移り変わりの速さを感じてしまう。
しかし、昔と同じ感覚で感じられた場所があった。
アクリルガラスで眼下が透明になった一角だ。
その上に立ってみると、何十年も経っているのに
相変わらず下半身からザワザワとしたものが伝わり
本能的な恐怖感をあらためて味わった。

東京タワーに上るともう一つする事。
それは、我が家のある街並みを探すことだ。
今回も目を凝らして更には目を皿の様にして
在ると思われる地域を二人で探してみた。

だが、目黒川の一角はただでさえ土地が低く
近くの清掃工場の煙突までは確認できたものの
沢山のビル群に囲まれ、探すまでには至らなかった。

展望台から見ると本当に狭い地域ではあるが
何十年に渡って東京の素晴らしい自然を感じられた
我々にとっては素晴らしい故郷でもある。
来年の春にまた美しいピンクのベールに包まれた
目黒川周辺をどこかの展望台から眺めてみたいものだ。








もう一つの東京タワー


足元がざわつく