めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

憂鬱な天気

2013-02-19 13:08:25 | 日記
朝から湿っぽい雪が降っている。今年の冬は、寒いのは解るが
どうも今一面白くない。寒さも中途半端で、雪が降るのは好きで
無いが、皆に適度に迷惑を掛ける程度。
耳が切れそうになる寒風、歩くのがやっとの数日間降り続く雪、
確実にファッションを決められる天気。そんな日が少ない。
そう言えば、最近の世の中は何もかもがはっきりしない。
玉虫色の決着なんて、自分の事しか考えられない政治家だけでいい。
社会も自然も何から何まで擂りガラス越しで見ているような気分だ。

何てったて一番問題は、これから先今の若い世代が生きていく未来が
全く楽しみに見えてこない。今の様にごまかしの時代が続いていくのか。
我々は普通暗闇の中や霧の中は歩きたくない。善悪は別として、先が
見えるとそれに対処して生きていくのが人間だ。未来を失うと、時に
自らも無くしてしまう。そんな不幸が見え隠れしているのが今の日本だ。

勉強をすれば良い大学や会社に入れるのではなく、自らの人としての
基礎が築かれ、より素晴らしい人間へと成長できるのであって、大学や
会社が目的ではない。結婚は男と女がより夫婦という関係で成長する
社会的な儀式であり、その後の夫婦としての生き方が大切なのである。
アンチエイジングはただ若々しい肉体と精神を手にいれるのではなく
より健康な精神と肉体を持つことによって、今まで経験した多くの
知識や能力を生活や社会に役立てることだ。

日本中が貧窮する中で、ただ目先の事を目的とする感覚は、バブルの頃
隣の家や人の持ち物が気になってすぐに手に入れようとした事と同じだ。
本当の幸せって何? お金持ちになっても貧乏になっても解らない近年の
日本人。世代を超えてもう一度考え直す時期ではないだろうか。


嵐の中登頂、南アルプス北岳からの富士山