ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

茶の湯の紹介 第8回 その7

2010-09-18 | 日本文化情報センター
 オシポビッチ青少年創作センターからも記念品をいただきました。すべてこのセンターで学んでいる子どもたち、指導している先生たちの作品です。画像に写っているのはセンター長さんです。本当にありがとうございました。
 今回茶の湯の紹介を実施するに当たり、イリーナさんをはじめいろいろな細かい配慮をオシポビッチ青少年創作センター側からもしていただきました。双方の力が合わさってこそ、日本文化の紹介も可能なのですね。
 大成功のうちに茶の湯の紹介ができてよかったです。また来年も実施したことのない場所で茶の湯の紹介をしたいと考えています。
 毎回ながら協力している家族にも感謝です。(私1人では着物もろくに着られないので・・・。)(^^;)
 オシポビッチへは電車で片道2時間ほどなのですが、車だと1時間半ほどで行けました。帰り道、車窓から見た夕焼けがとてもきれいでした。
 人口4万人足らずの小さい町とは言え、ホテルもとても素敵だったので、また遊びに行きたいねえなどと、家族で話しながらミンスクに帰りました。

茶の湯の紹介 第8回 その6

2010-09-18 | 日本文化情報センター
 お茶を体験してもらった後、記念品の贈呈を行いました。日本文化情報センターからは千羽鶴と押し絵の色紙です。
 この千羽鶴は長年にわたりチロ基金を支援してくださっているHさんのお母様(90歳!)が半年かけて作ってくださったものです。オシポビッチの皆さんはその数(鶴の数と作った人の年齢)に大変驚いていました。
 Hさん、お母様、本当にありがとうございました。オシポビッチ青少年創作センターで長く飾ってくれると思います。
 押し絵の柄はうさぎの餅つきです。
「日本人は月にうさぎがいると思っていてそれが餅をついている。」
と説明しましたが、ベラルーシ人にどこまで理解してもらえたかどうか・・・。(^^;)
 でも来年はうさぎ年なので、ちょうどよかったです。
 
 

茶の湯の紹介 第8回 その5

2010-09-18 | 日本文化情報センター
 お茶を飲むのはいいけれど、やっぱりお箸が使いにくそうでした。お干菓子は手でつまんでもいいですよ、と言ったのですが、果敢にお箸でつかもうとする子どもが多かったです。
 子どもたちが挑戦している間、たくさんの質問をいただきました。
「1人何個までお菓子が食べられますか?」「普通1個から3個まで・・・。」どうしてそんなに少ししか食べられないの? と驚くオシポビッチの人々・・・。
「お客さんの側から絶対にしてはいけないことって何でしょうか?」「・・・お菓子を独り占めにすること・・・?」やっぱりお菓子は少ししか食べないんだと驚くオシポビッチの人々・・・。
 茶の湯の紹介が終わった後、イリーナさんは
「お客さん3人がたった一つの茶碗でお茶を飲んでいたことに一番驚いた。」
と感想を話していました。(やっぱり・・・。)

 日本の茶の湯の紹介後、オシポビッチ青少年創作センターで薬草を研究するクラブの顧問の先生から、ハーブティーがふるまわれました。とても香りがよくて、おいしかったです。本当にありがとうございました。
 日本人側もとてもよい思い出となりました。

 

茶の湯の紹介 第8回 その4

2010-09-18 | 日本文化情報センター
 せっかくですので、画像でオシポビッチの子どもたちが茶道に挑戦して入る姿をご紹介します。(緊張気味・・・。)

茶の湯の紹介 第8回 その3

2010-09-18 | 日本文化情報センター
 茶の湯の紹介の後、オシポビッチの皆さんにお茶とお菓子を食べていただきました。
 慣れない正座に、つかめない箸・・・。本当にベラルーシと日本ではお茶の飲み方も全然違いますね・・・。
 でも、めったにできない経験ができてよかったのでは?

茶の湯の紹介 第8回 その2

2010-09-18 | 日本文化情報センター
 まず最初に茶道の歴史を簡単にロシア語で紹介しました。その後、家族そろって茶の湯のデモンストレーションをしました。
 Tの母が主人の役、私が主客をしてロシア語の説明を加えながら行います。(でないと、たぶんベラルーシ人は見てるだけではちんぷんかんぷんだと思うので・・・。)
 それからY子が次客、そしてTの父が末客の役しています。
 菊の節句に合わせて、菊の花を使った生け花も生けました。
 本物の茶室でするわけではないので、茶の湯をベラルーシで紹介するのは大変です。しかし、今回の会場はもともと幼稚園を改装して作った青少年創作センターであったため、大変便利でした。
 会場がステージになっていて、見やすかったと思います。また楽屋(幼稚園のときは洗面所)があって、そこを水屋代わりにできて、茶の湯の紹介にはぴったりの場所でした。
  

茶の湯の紹介 第8回 その1

2010-09-18 | 日本文化情報センター
 毎年秋に日本文化情報センター創立記念に合わせて行っている茶の湯の紹介。今年で8回目の開催となりました。
 今回はモギリョフ州オシポビッチにある青少年創作センターで紹介しました。
 このセンターには1年前に出張講演に行ったことがあります。そのときの様子はこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/252366985d48530076ff222a9c9b8b1f


 このときにオシポビッチに青少年創作センターで人形劇を指導しているイリーナさんから希望があり、今年の茶の湯の紹介がオシポビッチで行われることになりました。
 イリーナさんは人形劇団「ナーシ」で人形劇「ぺトルーシカ」を上演しています。この劇団について詳しくはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/ef8e277a62f4b6ac77d54a03c69f2014


 9月7日天気に恵まれ、茶の湯の紹介が始まりました。会場のホールには多くの方が来てくださいました。

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過去に茶の湯を開催した会場とご報告はこちらです。

2002年 日本文化情報センター創立3周年記念

2003年 グロドノ市立中央児童図書館

2004年 日本文化情報センター創立5周年記念

2005年 ポーロツク市立第7児童図書館

2006年 スベトロゴルスク市立中央児童図書館

2008年 SOS子ども村

2009年 日本文化情報センター創立10周年記念