ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

自宅の真下でロケ その1

2008-07-26 | ベラルーシ生活
 先週、自宅のマンションのエレベーターの中にこんな貼紙がはってあった。

「今日と明日の2日間、マンション敷地内でロシアのテレビ局NTVがテレビドラマの撮影をします。ロケ隊は住民の皆さんの邪魔はしませんので、皆さんも撮影の邪魔をしないようにお願いします。」

 いきなり「今日と明日」というのが・・・こういう撮影スケジュールって、もっと前から決まっているのでは?
 ロケ当日は土日であったため、金曜日の晩からダーチャ(夏の週末など過ごすセカンドハウス)に行ってしまい、日曜日の晩に家に帰ってきたら駐車場でロケをしていて、びっくりぎょうてん。自分の駐車スペースに車を停められない住民が続出しました。

 しかも「住民の邪魔はしません」と言っておきながら、ドアのチャイムがピンポンと鳴って
「お宅の車が破損する怖れがあるので、少し離れた場所に移動させてください。」
と言ってきたので、S夫はぶーぶー文句を言いながら、マンションの下へ下りていきました。

 文句を言いながらも、自分の家の下でテレビドラマの撮影なんてめったにないことなので、階段の踊り場から見下ろして見物しました。
 ついでにデジカメ撮影したのがこの画像。
 ロケ現場を真上から見下ろすのは初めてですなあ。
 住民の子どもがきゃっきゃ騒ぎながら、遠巻きに眺めたり、通行人が足を止めたりしていました。
 
 ちなみに写っている白い車の後ろに我が家の車が止まっていたのですが、何でも「白い車に別の車が後ろからぶつかるシーン」を撮るから、あんたのとこの車をどけてくれ、ということでした。(でも本当かなあ?)

 それにしてもなんでわざわざロシアのテレビ局が、ベラルーシに来てテレビドラマの撮影をするのか? うちのようなマンション、ロシアでもいっぱいあるだろうに。
 その理由はずばり、ベラルーシのほうがロシアよりロケ代が安くつくから。
 そんなわけで、ロシアの映画やドラマはしょっちゅうベラルーシでロケされています。
 日本人の皆さんが最近のロシア映画を見たとき、背景に写っているのは実はロシアではなく、ベラルーシということは十分ありえます。
 

 

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