ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

日本文化情報センター創立25周年 9

2024-09-09 | 日本文化情報センター
 そして大トリはいつものように「浜辺の歌」を日本語とベラルーシ語の二か国語で生徒の皆さん全員で歌いました。この歌を日本文化情報センターの校歌のような扱いにしています。
 今回いつもギターを演奏してくれているエヴゲーニイさんが病気で参加できず、残念でした。カラオケで歌おうと思ったのですが、ベラルーシ語版浜辺の歌のカラオケ映像がそもそもないので、私が去年小豆島で撮影した写真を組み合わせて、機械音痴ながら何とか作りました。でもやっぱりギター生演奏の方がいいですね。
 コンサートの後は記念撮影、試験に合格しているかどうかに関わらず、参加した生徒全員に「浜辺の歌」を歌ったお礼に記念品を贈呈しました。
 
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 追記です。
 やっと動画を編集し、YouTubeで視聴できるようになりました。
    リンク先はこちらです。

 ぜひご覧ください。
 ただ「浜辺の歌」がちゃんと撮影されておらず、ビデオ本編の中にあまり映っていません。
 他にも内容を簡略化している部分もありますが、25年の歴史を網羅できないのでご了承ください。



日本文化情報センター創立25周年 8

2024-09-09 | 日本文化情報センター
 そして日本文化情報センターの生徒の中でNo.1歌姫のマルガリタさん登場です。曲は初音ミクの「夢と葉桜」です。
 初音ミクが伝統的な和風の歌を歌っているなんて知らなかったんですが、これは本当に日本らしい歌ですね。それに合わせて着物まで着るマルガリタさん。とはいうものの、日本の着物を買うのは大変なので、ロシアで浴衣のオーダーメイドをしている業者さんに注文してベラルーシへ発送してもらったというステージ衣装でした。
 マルガリタさんはロシアやベラルーシで開かれている日本の歌コンテストの常連だそうです。
 
 さて、このブログにマルガリタさんがステージに立っている姿の写真をアップしようと思ったのですが、会場にいたみなさん、マルガリタさんが登場すると一斉にビデオで歌声を録音しようとするので、写真を撮る人がいなくなってしまうんですよ。
 なので、マルガリタさんに「私たちのテスト」合格証を授与したときの写真をアップします。

日本文化情報センター25周年 7

2024-09-09 | 日本文化情報センター
 今回の日本文化情報センター音楽隊の記念写真です。
 右からカミュさん、ボーバさん、スベトラーナさん、スタニスラーブさん、サウタさん、クセニヤさんです。

 カミュさんはThe Novembers の「愛はなけなし」を歌ってくれました。この歌が大好きだそうで、このアートなメーキャップはこの歌が持つ世界を表現したそうで、メイクしたのは同じく日本語教室の生徒、アウグストさんです。
 
 サウタさんはベースを弾きながら、前回のコンサートのときと同じくMALICE MIZERの曲「Shunikiss 〜二度目の哀悼〜」を歌っていただきました。
 ちなみに日本語の歌コンサートでは歌う曲の歌詞をプログラムに印刷して、出席者のみなさんに配っています。それにロシア語訳も併記するようにしていますが、その翻訳作業も出演者が自分で翻訳するようにしています。(もともとがロシア語の歌でであるDeaiの場合、原詞をそのまま掲載しています。)
 このようにして歌を歌いながら、日本語や翻訳の勉強ができるようにしています。会場に来た人(今回は生徒の保護者が多かったです)も日本語の歌の意味が分かるほうがいいと思うので、プログラムを印刷しています。

 さて、スタニスラーブさんは日本語教室の生徒ではなく、サウタさんのバンドのギター担当だそうです。今回サウタさんとクセニヤさんが出演することになり、ギター演奏を手伝いにきてくれたのです。
 3人の歌は「薔薇は美しく散る」です。アニメ「ベルサイユのばら」のオープニングですよ。私は子供のときに見ていたアニメだったので、まあ、懐かしいと思いながら聴いていたのですが、この3人が演奏したのは、LAREINEという最近のバンドがカバーしているほうのバージョンだそうです。世代の差を感じましたね。私はもう古い人間なのよ。

 それとうちの図書館のステージが狭すぎるのとスタニスラーブさんが弾いているのがアコースティック・ギターではなくエレキギターだったので、演奏中にハウリングを起こしてしまい、申し訳なかったです・・・。 サウタさんとクセニヤさんは薔薇を手にして、振り付けもがんばっていたのに。もう少しステージが広ければ・・・でもこれは児童図書館の限界ですね。
 おかげで次回コンサートをする場合はどうしたらいいのか、勉強になりました。


日本文化情報センター創立25周年 6

2024-09-09 | 日本文化情報センター
 そして、今日一番のお楽しみイベントが始まりました。それは日本語の歌のコンサートです。
 有志の生徒の皆さんが自分のレパートリーの中から日本語の歌を歌ってくれました。
 トップバッターはスベトラーナさんとボーバさん親子の共演です。アニメ「千と千尋の神隠し」から「いつも何度でも」です。
 親子でギターが弾けるなんていいですね。二人ともとても上手でした。(^^) 夏休みの間、二人で練習していた成果が出ていました。
 この9月から親子揃ってN3クラスで日本語の勉強をします。
 
 スベトラーナさんはこの後、一人でギター弾き語りも披露してくれました。曲目は「太陽の道標」です。この歌はもともとソ連アニメ「ブレーメンの音楽隊」の挿入歌で「吟遊詩人のセレナーデ」というロシア語の歌を日本で活動しているデュオDeaiが和訳して歌っている歌です。
 うちの教室の生徒にはDeaiのファンが多く、これで日本語の勉強もしているんですよね。それとDeaiさんの選曲のセンスがとてもいいんですよ。興味を持たれた方はYouTubeでぜひ検索してみてください。
 この曲をベラルーシ人のスベトラーナさんが日本語で歌ってくれたのですが、そもそもブレーメンってドイツですよね。とてもインターナショナルな歌になりました。

日本文化情報センター創立25周年 5

2024-09-09 | 日本文化情報センター
 生徒の一人、コスプレイヤーのyoskenさんからコスプレ寸劇でお祝いしていただきました。
 このコスプレはキルラキルというアニメに出てくる満艦飾マコというキャラクターのコスプレです。(帽子以外、衣装全部手作り)

 ちなみにベラルーシはコスプレ寸劇とかコスプレ殺陣は、コスプレーヤー必須条件みたいです。ただキャラの衣装そっくりの服を着たり髪型を真似るだけじゃコスプレとは言わないらしいです。
(ハロウィンのときにアニメキャラの格好で渋谷のスクランブル交差点を歩くだけでは、ただの仮装でコスプレに見えないそうです。)
 

日本文化情報センター創立25周年 4

2024-09-09 | 日本文化情報センター
 生徒さんたちからお祝いの花束をいただきました。そして、それをすぐに使って生花のいけ方の紹介を行いました。
 以前もお花をプレゼントでいただくことがあったのですが、そのまま花瓶に入れるだけでした。すぐその場で生花にするほうが日本文化の紹介になると考えていたので、今回は生花用のはさみも買ってきて、前もって剣山も用意。こうなったら生花の基本の話もして、ベラルーシでも家で楽しめる人が増えるかもと紹介しました。よい機会になりました。
 9月9日は菊の節句なので日本文化情報センターにとってはシンボルマークの花。菊尽しの生花にしてみました。
 
 

日本文化情報センター創立25周年 3

2024-09-09 | 日本文化情報センター
 次に今年5月と6月にかけて行われたチロ基金提供「私たちのテスト」の合格賞授与式を行いました。
 先月発表された日本語能力試験の結果などが反映された、日本文化情報センター日本語教室の生徒の積極度ランキングを更新いたしましたので、リンク先をご覧ください。

 また今年の「私たちのテスト」合格者と「日本語能力試験」合格者にそれぞれチロ基金から記念品が贈呈されました。
(日本製の消しゴムと漢字の練習帳などです。元生徒さんで今は日本で就職している元生徒さんが一時帰国したので、買ってきてもらった俳句付きの緑茶のティーバッグと百人一首がパッケージに印刷されたお菓子も。日本語を勉強している私たちのためにあるような組み合わせです。)
 これからも日本語のレベルを上げるよう、がんばってほしいですね。(特に漢字。)

日本文化情報センター創立25周年 2

2024-09-09 | 日本文化情報センター
 ベラルーシは9月から新学年度が始まりますので、入学式も兼ねて25周年記念式典が行われました。
 そのため日本語教室の生徒さんだけではなく、その保護者の方々も招かれました。
 まずは私からご挨拶。そして25年間の歴史について簡単ですがスライドを使ってご紹介しました。
 日本文化情報センターという場がベラルーシの図書館内に開設されたおかげで、さまざまな分野にわたり、日本文化の紹介ができるようになりました。ベラルーシでできるかぎりのことはやってみようと挑戦し続けた25年でした。
 企画したことの全部はもちろん実現しませんでしたが、こうして振り返ると思っていたよりいろいろなことが実現できたと感じています。

日本文化情報センター創立25周年 1

2024-09-09 | 日本文化情報センター
 今日、9月9日菊の節句に日本文化情報センターは創立25周年を迎えました。
 お祝いの記念式典はすでに7日に行いました。
 今回は主に日本語教室の生徒の皆さんとその保護者の方に出席していただきました。
 1年前から日本語教室に通い始めた人も多いので、日本文化情報センターについて25年の歩みをご紹介しました。 

 (少しずつ画像や動画をアップします。)

 

2024年9月9日。ウクライナ侵攻から931日目

2024-09-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年9月9日。
 日本人男性がスパイ容疑で逮捕されたという内容の特別番組が放映されてから4日後の今日、在ベラルーシ日本大使館領事部から在留邦人に一斉メールが届きました。以下、そのままご紹介します。

・・・
在留邦人の皆様

 先日、在留邦人がベラルーシ政府に拘束される事案が発生しました。
 このことを受けて、在留邦人の皆様が嫌がらせをされたり、不必要な職務質問を受けることも否定できません。
 外出時にはなるべく目立たない行動をお願いします。また外出先での携帯電話による通話についても、緊急性がなければ帰宅後に行いましょう。 当地では閲覧が禁止されているサイトがありますので、無用なトラブルを避けるためにも通の乗り物内でのスマートフォンの閲覧についてもお控え下さい。
※普段の生活をしている中で、不審な動きを感じたり、身の危険を感じた場合は、すぐに大使館に連絡をして下さい。少しでも不安な事があれば、躊躇無く大使館へ連絡を下さい。
※本メールを受信されましたら、受領メールのご返信をお願いいたします。
在ベラルーシ日本国大使館 領事部

・・・

 この後、大使館の代表電話と領事部の電話番号が記載されています。しかし、おそらく大使館内が今月4日以降混乱しているようですので、このブログ上では電話番号は記載しません。どうしても日本大使館に直接電話したい人は、公式サイトから調べておかけください。

 この注意喚起メールを読んで思ったことは、ベラルーシで日本人男性が逮捕されたことで、どうして他の在住日本人がこんなに気を遣って生活しなければいけないのかということです。

 言いたいことはたくさんあります。
「このことを受けて、在留邦人の皆様が嫌がらせをされたり、不必要な職務質問を受けることも否定できません。」
→ 今後、ベラルーシで日本人が白い目で見られたり、人種差別されたりする可能性が高まったということでしょうか。確かにそうかもしれないし、気をつけようとは思いますが、ベラルーシ人から人種差別してくるのをこちらからどうやって防いだらいいのでしょう?
 別に職務質問を受けてもいいですよ。私は犯罪行為をしている(あるいはしていた)わけでもないですし。大使館が不必要に善良な日本人を脅かしているようにも思えますし、あるいは在留邦人の中に心当たりのある人がいるのかもしれないで、こういう事案(外国で日本人がスパイ容疑で逮捕される)ことが起きた時にはこういう注意喚起メールを送ること、という決まりがあるのでそれに沿っただけのようにも思えます。

「外出時にはなるべく目立たない行動をお願いします。」→どうしてこんなに気を遣いながら生活しないといけないのでしょう。目立たない行動とは? 日本の人と真夜中の公園で木の影で話をするとかですか?

「また外出先での携帯電話による通話についても、緊急性がなければ帰宅後に行いましょう。」→この末尾の「行いましょう」というのが小学生に向かってしゃべってる先生みたいです。前々から思っていましたが、大使館員は在留邦人に対して自分達の方が上の立場にあり、こちらの言うことを聞きなさい、という感覚の人が多いですよ。現地での邦人保護は大使館の大事な仕事なので、「保護してあげている」と言う感覚になっているのかもしれませんが。ある大使館員から「ベラルーシに自ら望んでやってくる日本人はみんな変人ばっかりですよ。(大使館員はベラルーシへ自分から望んでやってきたのではないから、変人ではない。)」と言われたこと、私ありますよ。
 
「当地では閲覧が禁止されているサイトがありますので、無用なトラブルを避けるためにも通の乗り物内でのスマートフォンの閲覧についてもお控え下さい。」
→脱字をそのまま転載しました。大使館内が相当混乱しているようです。
 この文面を読んで、閲覧が禁止されているサイトだけ公共交通機関内で見なければいいだけの話では?と思いました。これだとスマホでサイトの閲覧をすること自体控えなさいということになりますよね。どうしてこんなことを大使館からアドバイスされないといけないのでしょう。それとベラルーシ政府が閲覧を禁止しているサイトは現在、閲覧そのものができなくなっています。接続できないので、私は読むことが全くできなくなりました。というより読みたいとも思いません。もちろん接続の抜け道方法があるので、それでブロックされているのをくぐり抜けて禁止サイトを閲覧しているベラルーシ人はたくさんいます。しかし機械音痴の私はそういう抜け道の方法を知らないし、知りたいと思っていません。読みたいと思っていないからです。

「※普段の生活をしている中で、不審な動きを感じたり、身の危険を感じた場合は、すぐに大使館に連絡をして下さい。少しでも不安な事があれば、躊躇無く大使館へ連絡を下さい。」
→この不審な動きとは、例えば尾行されていると気づいたといったことでしょうか。あのですね、例の特別番組では、スパイ容疑で逮捕された日本人男性と大使館員が真夜中の公園で密会していたと報道されていましたよ。そのほうがよっぽど不審な動きですよ。
「いや、それはベラルーシ側が捏造したもので、真実ではない。二人は会っていなかった。ベラルーシ側の嘘だ。」と主張する日本の方が多いと思います。このあたり、裁判が始まったら、はっきりするのではないでしょうか。番組内で名指しされた大使館員は、裁判所で、本当にこの日、被告の男性と真夜中公園で会っていなかったと証言し、その証拠を出せばいいのではと思います。実際にそうしてほしいです。日本大使館員がスパイの手助けをしていたから、バックに日本政府がいるのだとを全国放映されたんですよ。名前まで出されて。ぜひ身の潔白を裁判で証明してほしいです。そうでないと被告の男性が日本政府が送り込んだスパイと断定されます。邦人保護が大使館の仕事なら、この男性のためにも、国のためにも真実を証言してほしいです。
 
 この大使館からの一斉送信メールのどこかにこの大使館員の行為について在留邦人に対して「説明・弁明」が書かれているだろうと思って、メールを開きましたが、携帯電話で会話するのは帰宅後、家の中でしましょうねといった「アドバイス」しかなくて驚きました。