ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

壺井栄ロシア語訳作品集「二十四の瞳」寄贈先一覧

2023-12-27 |   壺井栄
 ベラルーシ国内図書館への壺井栄ロシア語訳作品集「二十四の瞳」の寄贈作業が完了しましたので、ここで現時点での寄贈先リストを公開します。
(寄贈先一覧のロシア語版はこちらのリンク先をご参照下さい。)
 特に記載がないものは「2022年ミンスク版」を寄贈しています。

<ミンスク市>
ミンスク市立中央図書館 日本文化情報センター
ミンスク市立第5児童図書館閲覧室
ベラルーシ国立図書館
ヤクブ・コーラス名称中央学術図書館
ベラルーシ科学アカデミー図書館
ベラルーシ共和国大統領図書館
ニコライ・ヤポンスキー教会日曜学校
ハーモニー絵画教室

<モロジェチノ市>
モロジェチノ地区中央図書館
モロジェチノ市立第1図書館
モロジェチノ市立第2図書館
モロジェチノ市立第7図書館
ラドシコヴィチ町図書館

<ストルブツィ市>
ストルブツィ地区中央図書館

<ミンスク州>
ペレジルスカヤ町立学校図書室

グロドノ市
グロドノ市立中央図書館
グロドノ市立第1図書館
グロドノ市立第2図書館
グロドノ市立第3図書館
グロドノ市立第4図書館
グロドノ市立第5図書館
グロドノ市立第6図書館
グロドノ市立第7図書館
グロドノ市立第8図書館
グロドノ市立第9図書館
グロドノ市立第10図書館

<バラノヴィチ市>
バラノヴィチ市立中央図書館外国語文学コーナー、貸出コーナー
バラノヴィチ市立第1図書館
バラノヴィチ市立第2図書館
バラノヴィチ市立第4図書館

<ボリソフ市>
ボリソフ地区中央図書館

<ビテプスク市>
ビテプスク市立外国文学図書館
ビテプスク市立中央図書館
ビテプスク市立第2図書館
ビテプスク市立第3図書館
ビテプスク市立第4図書館
ビテプスク市立第5図書館
ビテプスク市立第7図書館
ビテプスク市立第15図書館
ビテプスク市立第18図書館
ビテプスク市立第19図書館
ビテプスク市立第20図書館

ゴメリ市
ゴメリ州立図書館外国語文学コーナー
ゴメリ州立児童図書館ブラチーノ
ゴメリ地区中央図書館
クリモフスカヤ村図書館
ゴメリ市立図書館


<キルギス>
キルギス日本センター図書室


<ノルウェー>
ノルウェー国立図書館


<日本国内>
二十四の瞳映画村 壺井栄文学館 書肆海風堂(仙台版とミンスク版ともに所有されています。) 
国会図書館(2021年仙台版
東京都立多摩図書館
北海道立図書館
静岡大学図書館
ANT-Hiroshima(貸し出しの可否については直接お問い合わせください。)

(2023年10月16日現在)


 また寄贈ではありませんが、「二十四の瞳」の部分訳、「坂道」「妙貞さんのハギの花」はインターネット上で読むことができます。
「二十四の瞳」部分訳(第1章から第3章までと第7章から第10章までが読めます。)
文芸誌「水源地」第4号Web版
「坂道」
文芸誌「水源池第5号」Web版
「妙貞さんとハギの花」
文芸誌「水源池第5号」Web版

 画像は壺井栄文学館内の展示のようすです。画像は壺井栄文学から提供していただきました。 
 1952年の「二十四の瞳」初版本や英語版、チェコ語版などといっしょにロシア語版が展示されています。翻訳者冥利に尽きます。また壺井栄文学が世界に広がっていることの一助になったことを嬉しく思っています。

2023年12月27日。ウクライナ侵攻から673日目

2023-12-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
  2023年12月27日。

 ベラルーシでも労働者不足が問題になっているようです。
 ベラルーシでは、特別な許可なく外国人を雇用できる職種を増やしました。2024年1月1日から適用されます。つまりベラルーシで外国人は就職しやすくなるということです。見方を変えれば、これらの職種で人手不足が進んでいるという証拠ですね。
 例えば、塗装工や建築関係者、農業、畜産関係の職種が今回追加されています。主な「外国人も就職できる職種リスト」は以下のとおりです。トラクター運転手、コンクリート関係、畜産業、石工、美術関係、搾乳作業者、調理師、建設業、建築物のメンテナンス業、看護師、機械組立整備士、自動車修理工、農業生産用のトラクター運転手、縫製業、左官、溶接業、電気機器の修理やメンテナンスを行う電気技師、農業関係、助産師、獣医、畜産業関係、救急隊員、すべての医療専門分野の専門医、エンジニア、設計士、機械工学士、ソフトウェアエンジニア、プロセスエンジニア、エネルギーエンジニア、看護師、医師助手、救急救命士。

 以前はベラルーシ人の雇用を優先するために外国人を雇用するための条件が厳しかったのですが、現在では特別な書類をたくさん揃える必要がなくなり、内務省当局に通知するだけで、外国人や無国籍者を簡単に雇用することができるようになりました。
 ベラルーシの給与は少ないので、日本の皆さんにぜひベラルーシへ仕事しに行きましょうとはとても言えませんが、このようなリストを眺めるだけで、ベラルーシ社会の様相が透けて見えると思います。日本も少子化で労働者不足が将来大きな問題になる予想ですが、外国人受け入れを広げるほうがいいと私は思っています。
 日本語を勉強して日本で就職したいというベラルーシの若い世代の人は多いのですが、一方で、外国人は日本へ来るな、治安が悪くなると反対している日本人が多いことも、日本文化情報センターとしては日本語教室の生徒に話しています。