ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年12月18日。ウクライナ侵攻から299日目

2022-12-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年12月18日。
 今日はミンスクは晴れていました。雲がないと寒気が地上に降りてくるので寒かったです。

 ベラルーシの独立系軍事監視団体ガユンによると、ベラルーシ軍がネマン川を渡りポーランド国境近くで戦闘準備をしていることが確認されました。
 ポーランドはNATO加盟国なので、それをベラルーシ軍が刺激すると事態が深刻化します。
 明日、ロシア大統領がベラルーシ入りするのも気がかりです。
 両国大統領が対面会談するときは、ベラルーシ大統領がロシアへ行くことがほとんどなのですが、ロシア大統領自らベラルーシへ行くとということは、電話会談ではできないことでベラルーシでできることをしようとしているということです。ロシア大統領自らベラルーシ国内の軍事関連施設を視察するのかもしれません。
 今月3日、ロシア国防相がベラルーシ入りしたときにも、おそらく「我が国の大統領がもうすぐベラルーシへ行きたいと言っているのでよろしく。」と言われていただろうし、またベラルーシ外相が急死したことからロシア外相のベラルーシ訪問が延期されたことも関係しているでしょう。外相が行けなくなったので、大統領自らベラルーシ入りすることにしたのかもしれません。
 

 ロシア国防省は今日、国防相が、特別軍事作戦の前線をヘリコプターに乗って視察したと発表しました。公開された動画では、ヘリコプターの下の大地に草が生えており、雪が積もっていないので、いつどこで撮影された動画なのかよく分かりません。



 ロシア国防省が前線の兵士の心理的サポートのため、オペラ歌手やサーカス団員らによる「慰問団」を設けると発表しました。


 ベルギーの正教会で、嫌がらせが続いています。教会の壁にロシアに対するヘイト発言が赤のペンキで落書きされています。ベルギーに住んでいる正教徒全員がロシア人とは限らないし、戦争支持者とは言えないのですが、どこでもこのような差別が起こってしまいますね。


 ロシアのベルゴロド州で爆撃です。9回の爆発音が響き、死傷者5名。養鶏場が被害を受けたそうです。養鶏場は軍事施設ではないですね。


 チェチェン共和国首長カディロフ氏が投稿した画像で、なぜか中国語(文章)でイスラム世界はNATOに対抗せよと呼びかけました。
 私にはよく分かりません。ムスリムで中国語ができる人向けのメッセージなのでしょうか。そのようなムスリムは少ないと思うんですけど。