ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年12月9日。ウクライナ侵攻から290日目

2022-12-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年12月9日。
 今日も一日中雪でした。

 無料語学アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」を提供するアメリカ企業「デュオリンゴ」の発表によると日本が最も語学学習にかける平均時間が長く、2位はベラルーシ、3位はハンガリーだったことが分かりました。
 日本とベラルーシが並んでいますね。日本で学習者が最も多い言語は英語で、韓国語と中国語が続きました。
 ベラルーシの場合は、とにかく外国語を勉強してスキルアップをするという人よりも、外国へ出国(就職)するために必要だと言う人が多いと思います。


 ミンスクは、西側諸国が2020年にベラルーシでクーデターが成功した場合に、ロシア連邦に対して敵対行為を開始することを計画しているという情報を持っていると、ルカシェンカは述べた。
 
 国際オリンピック委員会は今日、五輪サミットを開き、ロシアとベラルーシの選手をアジアで開催される国際大会に出場できるようにする提案を「検討」すると明かしました。
 ロシアとベラルーシはアジアの国ではないんですが・・・。でも国際大会に出られるんならなりふり構わず・・・になるんでしょうか。


 ウクライナでもお金を出せば徴兵を逃れられるそうです。富裕層向けに、兵役免除の証明書入手をあっせんする「脱徴兵ビジネス」について20代男性(医大生)が明かしたところによると、仲介の依頼があれば、仲間の医師がいる徴兵事務所などで検査を受けてもらい、心臓病などを装った診断書を軍に提出。その後、1週間ほどで兵役免除の証明書、通称「ホワイトチケット」を入手できるそうです。費用は68万~136万円程度。 
 男性は「武器を手にしたくない人に選択肢を提供している」と正当化するが、抜け穴拡大を恐れる当局は取り締まりに力を入れるそうです。
 お金さえあれえば、ということですね。
 このような脱徴兵システム、ロシアにもベラルーシにもあると思います。


 2022年ノーベル平和賞。ウクライナの人権団体「市民自由センター」、ロシアの人権団体「メモリアル」、ベラルーシの人権活動家のアレシ・ビャリャツキ氏の同時受賞となったのですが、刑務所に収監中で裁判を待っているビャリャツキ氏は不在。代理で夫人のナタリア・ピンチュク氏がノルウェーに到着しました。
 手紙など一切のコミュケーションを取ることができない状態だと話しています。弁護士すら面会できず、非常に厳しい状態に置かれていることが分かりました。
 ウクライナの人権団体「市民自由センター」の代表は、ロシアの人権団体「メモリアル」代表との共同インタビューを拒否。何だか平和的な光景ではないのですが、今は仕方がないのかもしれません。


 ロシアが実効支配しているルハンシク州の病院をベラルーシが支援しています。もうすぐ新年なので、それに合わせて人道的医療支援をしているのですが、病院側が示した支援してほしいものリストを見ると、今不足しているものが見えてきます。紙おむつ、​​大人用おむつ、​包帯、 絆創膏、 車いす、杖などだそうです。