ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年12月30日。ウクライナ侵攻から311日目

2022-12-30 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年12月30日。
 ミンスクは今日も雨です。
 
 ロシアの同盟国ベラルーシの領内に昨日の午前10時頃、ウクライナの防空ミサイルS300 が落下したと報じられた問題で、ウクライナ国防省は、
「ロシア軍のミサイル攻撃に対処した結果だ。」
とする声明を発表しました。
 つまりウクライナ軍のミサイルがロシア軍のミサイル攻撃を迎撃しようとして、失敗し迷走してベラルーシ領内に入ったということです。

 一方でベラルーシの安全保障理事会長官は、
「ミサイルが偶然ベラルーシへ飛んできたという保証はほとんどありません。」
と述べ、計画的にウクライナから発射されたものであると示唆しました。


 12月28日にペテルブルグのCIS非公式サミットでロシア大統領が各国首脳に指輪をあげたが、指にはめたのはベラルーシ大統領だけだったという件について。
 指輪には「新年おめでとう 2023」と透かし彫りがしてあり、私の目から見てダサくて使い勝手が悪いデザインだと思ったのですが、ベラルーシ人に尋ねたら、あの指輪は実用目的に作られたのではなく、記念品として台に載せて、室内で飾るものだと言われました。お正月用の飾りなのだそうです。日本だと年末に干支の置物をお客さんに配ったような感覚でしょうか。
 これは置物だからと、多くの首脳が指輪をはめなかったのは当然で、これがCIS諸国のロシア離れを表しているのではないのだそうです。