ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年12月14日。ウクライナ侵攻から295日目

2022-12-14 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年12月14日。
 すっかり夜が長くなりました。

 前から審議されていましたが、ベラルーシ議会は今日、過激主義者のベラルーシ人に対して、国籍を剥奪できる法案を可決しました。
 例えば、国家転覆を図ったとされるベラルーシ野党メンバーやその支持者は多くが国外に出国したか、服役中ですが、ベラルーシ国籍を剥奪されて、無国籍者になってしまうという法案です。
 チハノフスカヤ氏やノーベル平和賞を受賞したビャリャツキ氏などもこのケースに当てはまりますので、無国籍者になってしまうかもしれません。


 ウクライナ大統領は今日、
「けさ、ロシア軍によるドローン攻撃があり、13機を防空システムで迎撃した。」
と明らかにしました。AP通信によると、住宅など5つの建物が被害を受けましたが、けが人はいないということです。


 ロシア大統領報道官は今日、ウクライナ側からクリスマスや新年の休暇期間中の戦闘停止に関する提案は受けておらず、停戦の議論はないと明らかにしました。
 ロシアは1月1日から7日(正教クリスマス)まで連休が続くのです。来年は8日が日曜日なので、さらに連休が伸びています。ロシアのカレンダーは赤い数字が続くのですが、ベラルーシは公休は1月1日と2日、そして7日だけ。ベラルーシ人のほうが明らかにロシア人より働き者ですよ。
 しかし今年は休みなく戦闘を続けるようです。

 
 ウクライナの首相は、国内にある四つの原子力発電所に、IAEAの専門家を常駐させることで合意したと明らかにしました。
 常駐させられるIAEAの担当者は大変だと思いますが、第三者が常駐していれば、原発が攻撃されるのを防ぐことができそうです。