ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年12月4日。隣国

2021-12-04 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年12月4日、ウクライナの軍用ヘリコプターがベラルーシ領空内を飛行し、領空侵犯をしたとベラルーシ政府が非難しましたが、ウクライナ側は否定しています。

 419人の難民を乗せた帰国便が昨日無事に飛び立ちました。またベラルーシで立ち往生していた人の数が減りました。
 一方で昨日一日だけで国境地帯60箇所の不法入国の試みがあったとポーランド当局は発表しました。
 ポーランドが対ベラルーシ国境に建設する壁の建設要員としてエストニアとイギリスの兵士が現場に到着しました。

 対ウクライナ国境地帯にロシアが軍隊を大量に増強し、もうすぐベラルーシ軍と合同演習も行います。
 アメリカ政府は、来年早々にもロシアが17万の兵士を投入し、ウクライナに進行する計画をつかんだとしていますが、ここにベラルーシ軍7万人も合流すると、ロシア・ベラルーシ連合軍24万人になります・・・。ウクライナはNATOの一員ではないので、自力で対抗するしかありません。ウクライナ軍は15万人の軍人を確保していますが、ロシアの軍備のほうがレベルが高いので、NATOに援軍を要請するかもしれませんが、NATOはそんなことをする義理はないと言えばないです。 

 このような状況なので、壁建設の人手としてエストニアとイギリスから兵士がベラルーシの国境近くに来たというだけで、ベラルーシのメディアはいちいち敏感に報道しています。

 ウクライナ情勢をめぐってはロシアとアメリカの大統領が電話会談する予定ですが、結果はどうなるのか。
 また以前ドンバス問題があったときはロシア側とウクライナ側の話し合いの場として、ベラルーシが場所を提供していましたが、今後はベラルーシは提供しない(完全にロシアの味方で中立的立場ではない)ことになりました。トルコが、話し合いをするなら場所を提供してもいいですよ、名乗りを上げています。
 ベラルーシとウクライナが敵対する国同士になりそうで、今後の関係が心配です。
 

 

ベラルーシのコロナウイルス感染者66万2056人。死者数5147人

2021-12-04 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年12月4日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は662056人になりました。1日の新規感染者数は1852人で、新規検査数は23074件なので、変わらず感染拡大が進んでいます。

 死者数は5147人です。新規死者数がなかなか減りません。

 650577人が回復しました。

 1050万件を越える検査数となりました。