12月22日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第203目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を4個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2483個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2153部となりました。
今回で通算219回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2483人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2153家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
今回は2家族がゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)SOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。
(家族A)
お母さんが6人の実子と1人の子どもを引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(チェルノブイリ原発事故発生時)11ベクレル
長女(12歳) 4ベクレル
長男(10歳) 19ベクレル ○
次男 (8歳) 6ベクレル
三男 (6歳) 24ベクレル ○
四男 (4歳) 7ベクレル
次女 (1歳) 27ベクレル
女子(10歳) 6ベクレル
1歳の次女の数値が高かったので、お母さんはこの子にもビタペクト3を飲ませたいと話していましたが、長男にあげたビタペクト3を飲ませてみて、腹痛など起こさなければ、2人で1個のビタペクト3を飲むように話しました。
10歳の長男と10歳の女の子は背骨が歪んでいます。
他の子どもたちはよく風邪をひく以外は持病などはありません。
お母さんは甲状腺に異常があり、ヨード剤を毎日飲んでいるそうです。
定期的に超音波検査を受けて、様子を見ているという状態です。
このお母さんはチェルノブイリ原発事故が起きたとき、両親の判断でロシアの親戚の家に一ヶ月預けられました。
行ってみると、放射能について正しい知識がなかった人たちから「あの子チェルノブイリ原発の近くから来たんだって。」「病気がうつるかも。怖いわあ。」と怖がられたそうです。
いじめなどはなかったのですが、子供心にも「どうして私のことをみんな怖がるのだろう?」と不思議に思っていたそうです。
「今となっては笑い話よ。」とお母さんは笑っていました。
その後も毎年両親の判断で夏休みにはロシアの親戚の家で過ごし、また学校からロシアの保養地へ集団保養に行ったこともあるそうです。
(家族B)
お母さんが5人の実子と2人の子どもを引率していました。この家族にも2個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(チェルノブイリ原発事故発生時5歳) 8ベクレル
長男(14歳) 14ベクレル
長女(12歳) 20ベクレル ○
次男 (6歳) 21ベクレル ○
三男 (3歳) 7ベクレル
女子(14歳) 3ベクレル
女子(14歳) 12ベクレル
このほか1歳の次女がいますが、WBCに座っていられず、測定していません。
長男はSOS子ども村に来てから、しばらくして中耳炎になって、しかも高熱が出たため、入院してしまいました。
他の子どもたちは比較的健康で、ただ冬場はよく風邪をひくそうです。
お母さんは、出産のたびに病気になるようになり、腎臓結石にもなって、出産後、まだ入院中のときに石が出そうになったことがあるそうです。(聞いているだけで痛い。)
お母さんはチェルノブイリ原発が起きた当初のことは覚えていませんが、学校に入学してから、甲状腺の検査を他の子どもたちと一斉に受けて、その後投薬治療が必要と言われたので、しばらく飲んでいたそうです。
再検査のときに治ったと医師から言われたので、薬を飲むのをやめ、その後は現在に至るまで飲んでいないそうです。
14歳の女の子2人は姉妹ですが、ロシア出身で、半年前にゴメリに引っ越してきたばかりだそうです。
だから、内部被爆が少ないのだ、とお母さんは話していましたが、どうでしょう?
事故から時間も経ち、被爆の原因は食物からなので、あまり関係ないと思います。
画像は記念撮影したようすです。ただ入院したため、ここには写っていない子どももいます。
今回は日本文化情報センターで着物と人形展が始まったので、SOS子ども村からセンターのほうへ訪問してもらいました。女の子は着物に大喜びでしたが、男の子や小さすぎる子どもたちは、長く展示物を見ることができず、かと言って図書館内で騒いだりすると他の来館者に迷惑がかかるので、DVDでアニメ(ジブリアニメ「魔女の宅急便」。原作は児童文学なので児童図書館での上映が○印のアニメ。)を見ることに・・・
みんな急に静かになりました。(^^;)
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、お母さんたちには小物入れをプレゼントしました。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙やなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今年最後のビタペクト3配布活動になりました。来年もこの活動が続けられるよう、皆様の支援をどうかよろしくお願いいたします。
今回はビタペクト3を4個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2483個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2153部となりました。
今回で通算219回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2483人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2153家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
今回は2家族がゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)SOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。
(家族A)
お母さんが6人の実子と1人の子どもを引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(チェルノブイリ原発事故発生時)11ベクレル
長女(12歳) 4ベクレル
長男(10歳) 19ベクレル ○
次男 (8歳) 6ベクレル
三男 (6歳) 24ベクレル ○
四男 (4歳) 7ベクレル
次女 (1歳) 27ベクレル
女子(10歳) 6ベクレル
1歳の次女の数値が高かったので、お母さんはこの子にもビタペクト3を飲ませたいと話していましたが、長男にあげたビタペクト3を飲ませてみて、腹痛など起こさなければ、2人で1個のビタペクト3を飲むように話しました。
10歳の長男と10歳の女の子は背骨が歪んでいます。
他の子どもたちはよく風邪をひく以外は持病などはありません。
お母さんは甲状腺に異常があり、ヨード剤を毎日飲んでいるそうです。
定期的に超音波検査を受けて、様子を見ているという状態です。
このお母さんはチェルノブイリ原発事故が起きたとき、両親の判断でロシアの親戚の家に一ヶ月預けられました。
行ってみると、放射能について正しい知識がなかった人たちから「あの子チェルノブイリ原発の近くから来たんだって。」「病気がうつるかも。怖いわあ。」と怖がられたそうです。
いじめなどはなかったのですが、子供心にも「どうして私のことをみんな怖がるのだろう?」と不思議に思っていたそうです。
「今となっては笑い話よ。」とお母さんは笑っていました。
その後も毎年両親の判断で夏休みにはロシアの親戚の家で過ごし、また学校からロシアの保養地へ集団保養に行ったこともあるそうです。
(家族B)
お母さんが5人の実子と2人の子どもを引率していました。この家族にも2個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(チェルノブイリ原発事故発生時5歳) 8ベクレル
長男(14歳) 14ベクレル
長女(12歳) 20ベクレル ○
次男 (6歳) 21ベクレル ○
三男 (3歳) 7ベクレル
女子(14歳) 3ベクレル
女子(14歳) 12ベクレル
このほか1歳の次女がいますが、WBCに座っていられず、測定していません。
長男はSOS子ども村に来てから、しばらくして中耳炎になって、しかも高熱が出たため、入院してしまいました。
他の子どもたちは比較的健康で、ただ冬場はよく風邪をひくそうです。
お母さんは、出産のたびに病気になるようになり、腎臓結石にもなって、出産後、まだ入院中のときに石が出そうになったことがあるそうです。(聞いているだけで痛い。)
お母さんはチェルノブイリ原発が起きた当初のことは覚えていませんが、学校に入学してから、甲状腺の検査を他の子どもたちと一斉に受けて、その後投薬治療が必要と言われたので、しばらく飲んでいたそうです。
再検査のときに治ったと医師から言われたので、薬を飲むのをやめ、その後は現在に至るまで飲んでいないそうです。
14歳の女の子2人は姉妹ですが、ロシア出身で、半年前にゴメリに引っ越してきたばかりだそうです。
だから、内部被爆が少ないのだ、とお母さんは話していましたが、どうでしょう?
事故から時間も経ち、被爆の原因は食物からなので、あまり関係ないと思います。
画像は記念撮影したようすです。ただ入院したため、ここには写っていない子どももいます。
今回は日本文化情報センターで着物と人形展が始まったので、SOS子ども村からセンターのほうへ訪問してもらいました。女の子は着物に大喜びでしたが、男の子や小さすぎる子どもたちは、長く展示物を見ることができず、かと言って図書館内で騒いだりすると他の来館者に迷惑がかかるので、DVDでアニメ(ジブリアニメ「魔女の宅急便」。原作は児童文学なので児童図書館での上映が○印のアニメ。)を見ることに・・・
みんな急に静かになりました。(^^;)
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、お母さんたちには小物入れをプレゼントしました。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙やなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今年最後のビタペクト3配布活動になりました。来年もこの活動が続けられるよう、皆様の支援をどうかよろしくお願いいたします。