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ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「第5回 医療器具寄贈」その1

2009-04-04 | チロ基金
 2009年4月2日、第5回目となる医療器具寄贈活動を行いました。
 寄贈先は今まで同じく、ミンスク市立第1病院内小児外科センターです。
 寄贈した医療器具は腹腔内視鏡手術器具3点です。ドイツの医療機器製作会社カール・シュトルツ社製の鉗子2種、はさみ1点をチロ基金への寄付金1000$で購入しました。
 この寄付金を寄付してくださったのは、Nobu-sanです。
 世界的不況が続く中、高額の寄付金をチロ基金に寄付してくださり、深く感謝しております。本当にありがとうございました。おかげさまで、今年も手術器具の寄贈ができました。
 今回は小児外科センターの内装工事のため、盛大な寄贈記念式典を行うことはできませんでしたが、お医者様方と記念撮影はちゃんとしました。
 画像右からアレクサンドロビッチ先生、スヴィルスキー先生、セフコフスキー先生、カール・シュトルツ社ミンスク支社のオレグさん、そしてプレゼンテーターのY子です。

・・・・・・・

第1回 医療器具寄贈についてはこちらです。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/medical/index.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/medical/no2.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/medical/no3.html


ベラルーシ国内の報道記事はこちらです。(ロシア語)


http://www.sb.by/post/21374/



第2回と第3回 医療器具寄贈についてはこちらです。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/index.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/no2.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/no3.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/no10.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/no11.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/no12.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/no13.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/no13.html



http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/no14.html


第4回 医療器具寄贈についてはこちらです。


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/a41e56845b5a7ba409518ef917d2920a



http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f907e11b2b84fac83cce91a6336e8439



http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/888508e1b1f8c7f32f59daa6cd9987f7


医療機器製作会社カール・シュトルツ社の公式サイト(日本語版はありません。)
http://www.karlstorz.de/cps/rde/xchg/SID-6E394DE7-5A0E0057/karlstorz-en/hs.xsl/index.htm


「チロ基金活動報告更新のお知らせ」について

2009-01-27 | チロ基金
「チロ基金活動報告更新のお知らせ」についてお知らせです。

 チロ基金では基金の活動にご協力してくださっている方々に活動報告をこのブログ上で更新するごとに「チロ基金活動報告更新のお知らせ」というメールでご案内をしております。

 今まで「チロ基金活動報告更新のお知らせ」が届いていたのに、急に届かなくなったという方、お手数をおかけしますが、メールアドレス nbjc@mail.goo.ne.jp までお知らせください。

 

「チェルノブイリ被災児マリーナさんとウラジーミル君の治療支援活動」第5回

2009-01-25 | チロ基金
 表皮水泡症という難病の患者、マリーナさんとウラジーミル君の兄弟への支援活動がついに5回目となりました。そしてこれが最後の支援になりそうです。そうなってほしいです。

(今までのこの兄弟への支援活動について詳しくはこちらをご覧ください。)

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第1回」

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2003/index.html


「チェルノブイリ被災児マリーナさんとウラジーミル君の治療支援活動」第1回と第2回

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/mv/index.html


ソシノ村へのビタペクト2配布活動報告についてはこちらをご覧ください。
第1回 2003年10月

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2003/s-no1.html


第2回 2004年

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2004/so_no2.html


チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第42回」
「チェルノブイリ被災児マリーナさんとウラジーミル君の治療支援活動」第3回

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/002.html



「チェルノブイリ被災児マリーナさんとウラジーミル君の治療支援活動」第4回 (HP「ベラルーシの部屋 レポート」2007年4月18日過去ログ)

http://belapakoi.s1.xrea.com/x/repo/hobby_book.cgi



チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第85回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/6d0b01dffa1c86c798f4f248c9f113ed


 前回の支援活動で、特別に処方してもらった軟膏ですが、その後はなくなるとピンスクの薬局で調合してもらっています。
 それに効果があったのでしょう。マリーナさんとウラジーミル君の症状は激減したそうです。
 また年齢が上がったため(今年19歳と17歳になります。)症状が軽減したとも言えます。

 表皮水泡症は遺伝病で、この二人のお父さんもこの病気の患者でした。しかし、お父さんも大人になってからはほとんど発症しなくなったそうです。
 表皮水泡症は年齢とともに軽減するケースが多いそうなので、マリーナさんとウラジーミル君も大人になりつつありますから、このまま治ってしまう可能性が高いです。

 ただ、この二人から生まれる子どもには病気が遺伝する可能性が25%あります。
 この話をすると、「そんなのはいやだ。」と二人は言っていましたが、「90%の確立で遺伝する、って言われるよりずっとまし。」と話しました。
 
 今後どうなるのかは、はっきり分かりませんが、おそらく病状は出てこなくなる一方だと思います。
 また二人とももうすぐ社会人になることもあり、6年目を迎えた今回でこの二人への支援活動は一旦終了することに決まりました。
 今までご支援してくださった多くの日本人の方々にお礼申し上げます。長い間、本当にありがとうございました。

 HPやブログで直接子どもたちに会って治療支援活動をしてきたことについては、詳しくご報告してきましたが、このほかにも支援おしてきました。
2005年度(ユースキンA軟膏3個、マメ用絆創膏26枚、ビタミンE錠剤)
2006年度(ユースキンA軟膏2個、マメ用絆創膏47枚)
2007年度(マメ用絆創膏42枚)

 そして今回、SOS子ども村で再会することができましたので、肉刺専用絆創膏32枚を最後の支援として、ウラジーミル君に渡しました。

 ウラジーミル君は半年後学校を卒業します。その後は自動車の修理工になりたい、と希望しており、その方面への専門学校を受験するそうです。
 マリーナさんは昨年、高校卒業後、
「表皮水泡症で長く立つのが苦痛だから、座ってできる仕事がしたい。」
ということで、親戚が勧める鉄道の駅での切符販売員になろうと考えたのですが、就職に有利だからと、商店のレジ係になることにしました。(ベラルーシではレジは座り仕事です。) 
 そのために1年間専門学校に通わないといけないため、ソシノ村を出て、バラノビッチ市の学校に入学しました。
 もうすぐ実習が始まって、6月には卒業、就職して社会人になります。
 ・・・と思っていたのですが、突然本人が
「もう足に水泡もできなくなったし、学校の体育の先生になりたい。」
と言い出しました。
 今通っている学校のクラブ活動で、陸上部に入部して、学校で短距離走1位、学校同士の試合で代表に選ばれ走って、やはり1位。今度はブレスト市の大会に出て、1位。賞金までもらったそうです。
 ・・・一体どうなってるの?(@0@)
 生まれつき表皮水泡症の患者だったとは今ではとても思えません・・・。しかも症状は足に出ていたのに・・・。
 
 現在マリーナさんは
「受験しなおして師範学校に入学して、学校の先生になりたい。」
と希望しています。もしかすると1年後の今頃はスーパーのレジに座っているのではなく、学生に戻っているかもしれません。

 とにかくマリーナさんとウラジーミル君もとてもしっかりしていました。ちゃんと目標を持っています。
 きっと水泡症の症状もますます軽くなっていくでしょう。難病に苦しんでいた子ども時代にはもうお別れですね。

 それにしてもみんな大きくなりましたねえ。二人の妹のオーリャちゃんもすごく身長が伸びていました。支援活動を始めたのが6年前だったのですから、当然なのかもしれませんが。
 
 長い時期に渡って続いた難病患者支援でした。マリーナさんとウラジーミル君にはこのまま発症しないまま、健康な生活を送ってほしいです。
 今までこの活動を支えてくださった皆様に厚くお礼申し上げます。長い間ご支援いただきありがとうございました。

 (画像は竹の知恵の輪に挑戦するウラジーミル君です。) 
 

T家の放射能再測定結果 

2008-11-12 | チロ基金
 8月29日にベルラド研究所で、家族そろって体内放射能値の測定をしました。(詳しくはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/9781c2b52d5dc459d2395085eaf8c881


 このときの結果は、私が22ベクレル、娘のY子が20ベクレルでした。
 私の両親(父16ベクレル、母22ベクレル)とその後ビタペクト2を飲んでいましたが、もちろん全部飲まないまま両親は日本へ帰国。
 私とY子は1日ティースプーン1杯ずつ飲み続けました。
 いつもそのようにSOS子ども村で飲み方を子どもたちに説明しているため、同じ条件にしました。
 ベルラド研究所では、大人は一日3杯ずつ、子どもは2杯ずつ摂取するように、と説明していますが、ペクチンの持つ整腸作用がききすぎて、下痢を起こす場合があるとして、SOS子ども村では1杯ずつ飲むことになっています。

 しかし、自分がそのペースで飲んでみて分かったのですが、なかなか飲み終えることができません。
 SOS子ども村での保養滞在は3週間なので、子どもたち、絶対これは滞在中に飲み終えていませんね。自宅に持って帰って、最後まで飲んでもらうよう指導しなければいけない、と思いました。
 
 さて、10月中旬になってやっと1パックのうち半分のビタペクト2を飲むことができました。
 その後はビタペクト2を飲むのを休止していましたが、11月10日に体内放射能値の再測定をしました。

 結果は私が22ベクレルから15ベクレル、Y子が20ベクレルから8ベクレルに下がっていました。万歳! (^0^)

 半分飲んだだけで効果がありましたので、1パック全部飲めば、もっと効果があったと思います。

 もう一つのカリウム値ですが、私がノルマ62グラムに対し、55グラム。
 Y子がノルマ43グラムに対し、37グラムでした。
 
 私は44グラムだったのが55グラムに上がりました。まだノルマに達していませんが、改善しましたよ。ありがとう、干しぶどう! (^^;)
 Y子は体重が増えた分、ノルマの値も上がり、それに比べるとカリウム値が以前より不足気味・・・ということになってしまいました。
 これからもいっしょの干しぶどうを食べようね。

 ビタペクト2に効果があると分かり、また放射能値が減少して、うれしいです!
 心が軽くなりました。
 
 わが一家の放射能値ですが、また測定することになりましたら、ブログ上でご報告いたします。

(画像は再測定中のY子。背もたれに背中をぴたっとくっつけないと、正しい測定ができないので、ふんぞりかえっています。)


(チロ基金が行っているビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


T家の放射能測定結果

2008-09-27 | チロ基金
 チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第75回」でご報告していますが、6月17日に私とS夫は体内放射能値を測定しました。(詳細はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/dbd61bc492c498b84f0865f8f90d0b28


 このとき測定結果が13ベクレルだったS夫はその後、一ヶ月に渡りビタペクト2を摂取しました。
 0ベクレルだったものの、カリウム値が少ないという結果だった私は、高カリウム食生活を開始しました。
 その後8月に入り、私の両親がベラルーシへ来て、二人とも放射能の測定をしたい、という希望だったのと、私たち夫婦が再測定、娘も測定させたかったのとで、みんなそろってベルラド研究所へ行くことになりました。

 しかし、そこで知らされたのは、ベルラド研究所の創立者でもあったネステレンコ所長の死去のニュースでした。
 享年74歳でした。物理学者で、ベラルーシ科学アカデミー会員でもあったネステレンコ博士は、チェルノブイリ原発事故後、科学アカデミーのやり方では、事故の影響を正しく判断できないと考えて、科学アカデミーを去り、ベルラド研究所を設立。研究メンバーをそろえて、放射能汚染地域を回り、独自の汚染度調査を行いました。
 そして体内放射能値を座るだけで測定できる装置を導入して、ベラルーシ各地の住人の体内放射能値を測定し、膨大なデータを集めました。
 さらにベラルーシでは唯一の、体内放射能を排出する働きを持つ健康食品「ビタペクト2」を開発しました。
 本当に惜しい人を亡くしました。ベラルーシにとって損失です。チェルノブイリ原発事故被害者のためにどれほど多くのことをなしえたのか、ネステレンコ博士の業績は計り知れない大きさです。

 前回の放射能の測定をした6月、お話したのが最後になるとは思っていませんでした。そのときはお元気そうに見えたのに・・・研究所員の話では、持病を抱えつつも最後まで働き続けたそうです。
 ベルラド研究所は、新しい所長にはネステレンコ博士の息子さんが就任し、再スタートを切りました。どうかこれからも末永く、ビタペクト2を作り続けてほしいです。
 現在のところビタペクト2を摂取する以上に有効な、体内放射能の排出方法がないのですから・・・
 ここにネステレンコ博士の生前の業績に敬意を表しつつ、ご冥福を謹んでお祈りいたします。
 
 8月29日、まだ悲しみに包まれたベルラド研究所で、体内放射能の再測定をしました。
 前回13ベクレルで、ビタペクト2を摂取したS夫は11ベクレルに下がっていました。
 カリウム値は153グラムのノルマのうち130グラムしかなく、不足している、と判断されていたのですが、今回は149グラムのノルマのうち、114グラムで、改善していない、と判断されました。
 でも、ちょっと待ってくださいよ。どうして、ノルマの値まで下がってしまったのでしょう?
 それは「2キロ痩せたから」です。カリウムのノルマの値は、性別、年齢、体重によって異なるのです。
 放射能値は劇的に減らなかったものの、S夫は痩せました。
 ビタペクト2を飲んだS夫に起こった変化とは、
「トイレに行く回数が、1日4、5回に増えた。」
でした。と言っても、下痢(軟便)ではなく、そういう状態も飲み始めた最初の1週間ぐらいでおさまりました。
 これはペクチンが持つ整腸作用により、宿便が排出され、体重が軽くなったと思われます。
 これはいいことですねえ。S夫君にはちょっと痩せてほしいと思っていたので、うれしいことですよ。

 次に再測定の私です。前回0ベクレルだったので、気をよくしていたら、今回は22ベクレルでした。どうして???
「それは放射能に汚染されたものを食べたからです。」
と所員さんに言われました。そう言えば、1週間前にグロドノ州に行ったときに森で集めたキノコを食べたけど・・・
「でもたくさん集められなくて、一人当たり2、3個しか食べていないし、グロドノ州って汚染地域じゃないですよね・・・?」
(普段SOS子ども村で、非汚染地域でも高い放射能値の結果が出ている子どもたち大勢に出会っているので、↑このセリフを言う私の声は小さい・・・)
 所員さんからは
「どこのどの食べ物が安全という保証はないですよ。」
とあっさり言われてしまいました。

 カリウム値も44グラムのままで、全く変化なし。
「毎日ココアを飲んで、干しぶどうを山盛り食べてください。ビタペクト2も飲んでね。」
と言われてしまいました。とほほ・・・
 仕方ないので、今回は私自身が実験台となり、ビタペクト2を飲んで再測定に望みます。再々測定結果をお楽しみに・・・

 そして、初測定のY子。結果は20ベクレル。キノコか、大好きで毎日飲んでいる牛乳が原因、と言われました。
 カリウム値は40グラムのノルマに対し39グラムで、一応合格。ただし成長期の子どもだからノルマを超えているほうが好ましい、と言われました。
 親子で干しぶどうを毎日かじるしかないですねえ。

 それから日本からベラルーシへ来たばかりの私の両親。(しかし今までほぼ7年連続ベラルーシに来ていて、ベラルーシでいろんな物を食べているという日本人。)
 父は16ベクレル。母は22ベクレルでした。(母は私と同じ値。)
「キノコをいっしょに食べたんですか?」
と所員さんからは言われました。
 今度からは汚染地域だろうがそうでなかろうが、ベラルーシでキノコをとったら、「チェルノブイリ:放射能と栄養」に掲載されているように、キノコを調理(流水できれいに洗ってから、30分間煮沸すると9割の放射能がキノコから水のほうへ移る)して、放射能を除去してから食べます・・・

 カリウム値は父は88グラムのノルマに対し53グラム。母は59グラムのノルマに対し47グラム。
「少ないです。食品からカリウムをどんどん摂取してください。」
と言われました。

 その場でビタペクト2を購入し、その日のうちに干しぶどうと干しアンズを市場で買いました・・・。
 次の日から家族全員でビタペクト2を飲み始めました。
(ただしS夫は「11ベクレルなんかどうってことないから飲まなくていい。」と飲んでいません。)

 その結果、父は翌日から
「ヨーグルトに混ぜて飲んだら、便秘になっていたのが治った!」
と大喜び。ペクチンの整腸作用が効いたようです。
 子どものY子もヨーグルトに混ぜると嫌がらず食べてしまいますね。ビタペクト2は水に溶かすより、食べてしまうほうが摂取しやすいと思います。

 2週間ほど続けた後、私の両親は帰国してしまいましたが、私とY子は飲み続けています。
 約20ベクレルと放射能値が特別多いわけではないので、1日に1回(ティースプーンすりきり一杯)ずつ飲んでいるのですが、そうすると1ヶ月ちかく経過した今でも1パック全部飲みきれていません。
 とりあえず、SOS子ども村で子どもたちに渡しているのと同じ条件にして、1人1パック全部飲み終えるまで続けてから、再測定に行こうと考えています。
 
 ビタペクトを現在飲んでいる私ですが、やはりS夫と同じように、トイレの回数が増えました。飲み始めた最初のうちは特に変化はあありませんでしたが、その後、トイレの回数が1日に2、3回に増えました。しかし下痢だとか、お腹が痛いといった症状は全くありません。
 そのような状態が1週間続いた後は、トイレの回数は元に戻りました。
(Y子はトイレの回数は特に増えていません。)

 そして、飲み始めて一ヶ月近く経過した現在・・・肌の調子がいいです! (^0^) 顔がすべすべになりました! (宿便が排出されて肌がきれいになった???)
 放射能値が減るより、こっちの効果のほうがよっぽどうれしいかも・・・(^^;) これは新発見ですねえ。

 それでは、自ら実験台になった私の再々測定結果をお楽しみに・・・!

(画像は体内放射能測定中のY子。ベルラド研究所にて。)


(チロ基金が行っているビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


 




チロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第6回 その2

2008-08-03 | チロ基金
 購入した血糖値簡易検査試験紙は、今までの活動ではSOS子ども村へモズィリ市糖尿病児童協会の子どもたちが保養に来た時に渡したり、直接モズィリに持って行くなどの方法で渡していました。
 しかし、今年はSOS子ども村側とのスケジュール調整がうまくいかず、この会は今年は保養滞在に来ないことになりました。

 どのように支援物資を渡そうか考えていたところ、会長さんから電話があり、ちょうどこの会で事務の仕事をされているユリヤさんのご主人が、用事でミンスクへ来ることになったので検査試験紙を渡してほしい、とのことでした。このご夫婦の息子さんが糖尿病患者です。

 渡りに船とはこのことです。
 さっそくユリヤさんのご主人、アンドレイさんと連絡を取り、列車でミンスクへ来ることが分かったので、ミンスク中央駅前で待ち合わせました。
 そして8月2日に駅前でアンドレイさんに支援物資を手渡しました。
 これはそのときのアンドレイさんと検査試験紙が入った箱を撮影した画像です。

 アンドレイさんは大変感謝していました。
 お話によると、インスリン用注射針を今は地元の病院で無料で受け取ることができるようになり、経済的に助かった、しかし、チロ基金以外にこの協会の子どもたちを助けてくれている団体は今のところなく、本当にうれしく思っている・・・とのことでした。
 糖尿病の子どもを持った父親の笑顔を見て、チロ基金がこの活動を始めて本当によかった、と思いました。
 今年もこの活動が実施できたのは、多くの寄付金をチロ基金に寄せてくださった日本人の皆様のおかげです。
 深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第6回 その1

2008-08-03 | チロ基金
 チロ基金は2005年からゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会へ支援活動を続けています。その第6回目の支援活動を2008年8月2日に実施いたしました。

 モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動第1回についてはチロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/mozyl/index.html


  「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第2回については2005年11月過去ログをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2005/011.html


 「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第3回については2006年6月過去ログをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/006.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第4回については2006年11月過去ログをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/011.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第5回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f415615145caf7b7d8c0690c79bf3248



 今回の支援物資の内容は、血糖値測定に使用する簡易検査試験紙 2375枚です。チロ基金から購入し、モズィリ市糖尿病児童協会に寄贈いたしました。
 日本ユーラシア協会大阪府連、「7人の音楽仲間グループ」、群馬県在住の個人の方、東京在住の個人の方から寄付金を合計900$いただきました。厚く御礼申し上げます。

 支援の詳しい内訳は1$=2120ベラルーシ・ルーブル、1$=108円で日本円に換算して以下のようになります。
 血糖値測定に使用する簡易検査試験紙 50枚入り 47パック (1パックが2038円。計9万5786円)
 25枚入り 1パック (1019円)
 合計2375枚  9万6805円

 8000ルーブル(408円)が残ったのですが、これは購入のための搬送代(ガソリン代)の一部に充てました。
 
 
 支援前にモズィリ市糖尿病児童会会長さんと、今回はどのような支援をすればいいのか話し合いました。
 その結果、現在インスリン注射用の針は地元の病院で無料で支給されるようになったので、チロ基金からの援助は不要、ということでした。本当によかったですね
 
 血糖値検査試験紙については、引き続きお願いしたいということでした。
 しかし今まで支援してきたRoche社製のものではなく、韓国製の安い製品がベラルーシで手に入るので、少しでもたくさん購入できるものほうをお願いしたい、という要望でした。
 それは「Fine Test」という製品で、ミンスクで安く購入できることをモズィリ市糖尿病児童会会長さんに教えてもらいました。
 ミンスクにもこのような糖尿病患者の団体があります。「健康への道」という患者さんの会なのですが、モズィリと違って首都ミンスクの団体なので、会員数なども桁違いです。
 そして会員が多いだけ、少人数ではできないようなこともしています。
 たとえば、薬局で血糖値検査試験紙を個人が個別に購入すると高くつきますが、この会では会員全体でまとめて、直接韓国の会社から血糖値検査試験紙を輸入しています。
 つまり大量に薬局などを通さず購入し、安い値段で会員に売っているわけです。
 それをチロ基金にも分けてもらえる、ということになり、Roche社製の製品の3分の2の値段で購入することができました。
 その代わりこれは会員価格なので、「当会の会員になってください。」と言われ、私は糖尿病患者ではないのですが、会員になりました。(^^;) 

 製品の画像では25枚入りの容器が二つ入った青い箱47パック(つまり1パック50枚入り)と25枚入りの白い容器一つが写っています。

 

ロシア語版ブログの画像について

2008-07-19 | チロ基金
 先月ロシア語版日本文化情報センターの公式サイト(ブログ)開設についてお知らせしましたが、新しい画像を見ることができます。
 意外と撮影しているのを忘れていたり、内容が新しくなっているものがありました。

 ビタペクト2の新パッケージと「チェルノブイリ:放射能と栄養」の日本語版表紙とロシア語原書のコピーはこのようになっています。

http://blog.goo.ne.jp/fondchiro/e/93e10f930ef33ab0cc4e78507a87ae5b



 「ノンちゃん雲に乗る」ロシア語版(原作 石井桃子・翻訳 三浦みどり)の表紙の画像はこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/fondchiro/e/5b2f316f7b9da4ab8e0a7c1b5558e4f8



 日本文化情報センターで続けている絵本の翻訳活動についてですが、最近翻訳した絵本の画像はこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/fondchiro/e/5b26fd8b69ae2133625b007ac69f6116



 また日本文化情報センターで行われているテーマ展示の最新のテーマはこちらで知ることができます。

http://blog.goo.ne.jp/fondchiro/e/b5c9601b25aaa94bbcb7eb21cbbc654b



チロ基金のメールアドレス

2008-07-13 | チロ基金
 日本文化情報センターのロシア語版新サイト(実際はブログ形式) 
http://blog.goo.ne.jp/fondchiro/

が開設されたのにともない、チロ基金専用のメールアドレスも開設されました。

 このメールアドレスは、チロ基金にご協力してくださっている日本人の皆様に、送信している「チロ基金活動報告更新のお知らせ」を送るときに使用します。

 新アドレスにつきましては、チロ基金協力者の皆様に個別にお知らせいたしました。

 今まで「チロ基金活動報告更新のお知らせ」が届いていたのに、急に届かなくなったという方、お手数ですが、メールアドレス nbjc19990909@yahoo.co.jp までお知らせください。(メールを送信される場合は、半角英数に直してください。)


チロ基金の活動「第4回 医療器具寄贈」その3

2008-04-08 | チロ基金
 画像は今回購入した手術器具です。
 上の2種がドイツの医療機器製作会社カール・シュトルツ社製の鉗子2種です。大きさが少し違うタイプのものを1種ずつにしました。
 握る部分(グリップ)部分は取り外しができ、上から2番目の鉗子は取り替え用です。

 2種とも以前に寄贈したものと同じ大きさです。普通このような小さい器具は古くなるとだんだん細かい作業がしにくくなります。 
 以前寄贈したものは、大まかな作業に使用し、今回購入した新しいものは、細かい作業に使用するそうです。
 2年の耐久年数を過ぎても、まだ壊れることなく、以前寄贈した器具もまだ使っているそうですが、これは先生たちが大切に使っているからでしょう。

 画像の下の2種はロシアの医療機器製作会社PPP社製の製品です。ロシアでもこのような腹腔内視鏡手術器具を製造するようになったんですね。
 一つは鉗子ですが、グリップの形状がドイツのカール・シュトルツ社製のものと異なります。

 一番下の「網」ですが、これはどのように使うかというと、たとえば、腫瘍などを切り取る手術をしたとします。切り取られた腫瘍を「網」に入れて体外に取り出します。
 この二股に分かれた先端部分にビニール袋のような網を取り付けます。その中に腫瘍などを入れます。管は二重構造になっていて、手前の部分から内側の管を引っ張ると、袋をつけた先端部分が外側の管の中に入っていきます。
 その結果、袋の口がすぼまり、腫瘍を中に閉じ込めた状態で、体外に出すことができるのです。
(すごいですね!)

 カール・シュトルツ社製の鉗子2種はグリップ付きで530$、取り替え用鉗子を150$で購入しました。
 PPP社製の製品は鉗子と網を合わせて500$の価格で購入しました。
(合計1180$になりました。)

 予想以上にいろいろな器具が購入できてよかったです。見本市がミンスクで開催されて本当に助かりました。

 その後、4月8日に小児外科センター内で、寄贈式典を行いました。
 この手術器具を毎日のように使用するスヴィルスキー先生とアレクサンドロビッチ先生は大変喜び、
「ご協力してくださった日本人の皆さんに、医師一同、心から感謝しているとお伝えください。」
と話していました。

 チロ基金が代表して多くの日本人の方々から募った寄付金で購入した医療器具が、ベラルーシの子ども達のため使われるようになったこと、深く感謝しております。ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。


チロ基金の活動「第4回 医療器具寄贈」その2

2008-04-08 | チロ基金
 4月上旬にミンスク市内の商品見本市で、大掛かりな医療器具の展示会が行われることを知った、小児外科センターの先生たちは、モスクワにあるドイツの医療機器製作会社カール・シュトルツ社ロシア事務所に連絡しました。
 すると、ミンスクの商品見本市にちょうど、購入したいと思っていた手術器具をこのカール・シュトルツ社ロシア事務所が、見本商品として出品することが分かったのです。
 交渉の結果、見本用の商品なので、割引してくれるうえ、展示会の最終日に販売してくれることになりました。

 画像は医療器具の展示会の様子です。たくさんのブースがあり、国内外のさまざまな企業が医療器具を展示していました。
 このカール・シュトルツ社ロシア事務所のブースで、同社製の鉗子2種を購入しました。
 またロシアの医療機器製作会社PPP社のブースでは、鉗子1種と網を購入しました。
 

チロ基金の活動「第4回 医療器具寄贈」その1

2008-04-08 | チロ基金
 2008年4月8日、2002年9月、2004年1月と9月に続いて、第4回の医療器具寄贈活動を行いました。
 寄贈先は今まで同じく、ミンスク市立第1病院内小児外科センターです。(今までの小児外科病棟、から小児外科センターに名称を改めました。)
 寄贈した医療器具は腹腔内視鏡手術器具4点です。ドイツの医療機器製作会社カール・シュトルツ社製の鉗子2種、ロシアの医療機器製作会社PPP社の鉗子1種と網を購入しました。

 購入のため、チロ基金の集まった寄付金、合計1180$を充てました。
 この寄付金を寄付してくださったのは、日本ユーラシア協会大阪府連、八千代ライオンズクラブ、Nobu-sanの皆さんです。
 高額の寄付金をチロ基金に寄付してくださり、深く感謝しております。ベラルーシでは貴重な手術器具を、手術に必要な子どもたちの治療に使えるようになりました。
 
 今回は寄付をしていただいてから、手術器具の購入に大変時間がかかりました。
 それは、ベラルーシの関税の法律が厳しくなったのと、急激にドル安が進んだため、ドルで購入しようとしても(ベラルーシ・ルーブルに両替するとしても)ベラルーシ国内の医療器具輸入会社が、値段をつけることができなくなったからです。
 つまり、今日、この手術器具を購入したいと、この輸入会社に申し出ても、それがベラルーシに到着するころ、レートが変動して値段が変わってしまうため、値段がつけられない状態になってしまったのです。そのため、この会社では一時的に輸入自体が止まってしまいました。
 仕方がないので、別の方法がないか調べているうちに、時間がどんどん過ぎてしまったのです。
 しかし、ようやくいい方法が見つかりました。それは4月上旬、ミンスク市内で医療器具見本市が開催されたことから、解決の糸口が見つかったのです。

 画像は4月8日に行われた寄贈式典のときの記念撮影。ミンスク市立第1病院内小児外科センターにて。スヴィルスキー先生とアレクサンドロビッチ先生とプレゼンテーターのY子です。

第1回 医療器具寄贈についてはこちらです。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/medical/index.html


第2回と第3回 医療器具寄贈についてはこちらです。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/index.html




「ノンちゃん雲に乗る」作家・石井桃子さん、101歳で死去

2008-04-03 | チロ基金
 戦後の日本児童文学を代表し、また外国児童文学を日本の子どもに紹介し続けてきた作家、石井桃子さんが4月2日亡くなられました。

「ノンちゃん雲に乗る」作家・石井桃子さん、101歳で死去(読売新聞) - goo ニュース

 チロ基金はロシア文学翻訳家の三浦みどりさんの尽力のおかげで、ロシア語版「ノンちゃん雲に乗る」をベラルーシの子どもたちに紹介することができました。
 詳しくはHP「ベラルーシの部屋」内「ノンちゃんをベラルーシの子どもたちの手に」運動についてご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/books/non.html


 心からご冥福をお祈りします。
 石井桃子さんはもうご自分のお仕事は続けられませんが、膨大な作品は永遠に残ります。ロシア語版「ノンちゃん雲に乗る」も、ベラルーシでずっと読み継がれていくと思います。

スベトラゴルスクのおもちゃ博物館 その2

2007-11-10 | チロ基金
 博物館はこのようにいろいろな国のおもちゃでいっぱいでした。
 ベラルーシの亜麻人形。ロシアのマトリョーシカ。ウクライナのコサック人形。イギリスのテディベアや、エジプトのラクダの人形などなど・・・。現在のところ15カ国からのおもちゃが展示されています。
 世界のおもちゃを集めているということで、日本のおもちゃについてはチロ基金が協力を申し出ました。
 こけしや日本人形のほか、竹とんぼ、知恵の輪、かるた、将棋、逆さ独楽、折り紙のくすだまなどを寄贈しました。
 博物館のみなさんは大喜びしていました。今度スベトラゴルスクへ行くときには、日本のおもちゃも展示の仲間入りをしているはずです。

 この博物館では。身近なおもちゃを通してスベトラゴルスクの子どもたちが外国の文化に触れて、広い視野を持つ大人になってほしいと願っているそうです。
 日本に興味を持つ子どもが増えるといいですね。いえ、きっとスベトラゴルスクでは日本が好きな人がこれからどんどん増えると思います。
 これも全ては図書館が努力しているからです。敬意を表したいです。
 そして竹とんぼや将棋、独楽などをチロ基金に寄贈してくださった日本人の皆様に、深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。これらのおもちゃは末永くスベトラゴルスクの人たちに楽しんでもらえることと思います。

・・・・・・
 追加情報

 2009年6月にスベトラゴルスクの図書館が立ち上げたサイト内で、すでに仲間入りした日本のおもちゃについて見ることができます。このページの一番最後に日本のおもちゃが紹介されています。(記事はロシア語です。)

http://www.svetlib.gomel.by/musei_igrushki_mira.htm


スベトラゴルスクのおもちゃ博物館 その1

2007-11-10 | チロ基金
 普通ではないベラルーシの街、スベトラゴルスク。この街には4つの児童図書館と4つの一般図書館があります。
 そのうち第3児童図書館内に「世界のおもちゃ博物館」が1年前に開設されたので、見学に行ってきました。
 図書館内の一室が博物館になっています。
 画像はそのドアです。さあ、中に入ってみましょう。