ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「第4回 医療器具寄贈」その1

2008-04-08 | チロ基金
 2008年4月8日、2002年9月、2004年1月と9月に続いて、第4回の医療器具寄贈活動を行いました。
 寄贈先は今まで同じく、ミンスク市立第1病院内小児外科センターです。(今までの小児外科病棟、から小児外科センターに名称を改めました。)
 寄贈した医療器具は腹腔内視鏡手術器具4点です。ドイツの医療機器製作会社カール・シュトルツ社製の鉗子2種、ロシアの医療機器製作会社PPP社の鉗子1種と網を購入しました。

 購入のため、チロ基金の集まった寄付金、合計1180$を充てました。
 この寄付金を寄付してくださったのは、日本ユーラシア協会大阪府連、八千代ライオンズクラブ、Nobu-sanの皆さんです。
 高額の寄付金をチロ基金に寄付してくださり、深く感謝しております。ベラルーシでは貴重な手術器具を、手術に必要な子どもたちの治療に使えるようになりました。
 
 今回は寄付をしていただいてから、手術器具の購入に大変時間がかかりました。
 それは、ベラルーシの関税の法律が厳しくなったのと、急激にドル安が進んだため、ドルで購入しようとしても(ベラルーシ・ルーブルに両替するとしても)ベラルーシ国内の医療器具輸入会社が、値段をつけることができなくなったからです。
 つまり、今日、この手術器具を購入したいと、この輸入会社に申し出ても、それがベラルーシに到着するころ、レートが変動して値段が変わってしまうため、値段がつけられない状態になってしまったのです。そのため、この会社では一時的に輸入自体が止まってしまいました。
 仕方がないので、別の方法がないか調べているうちに、時間がどんどん過ぎてしまったのです。
 しかし、ようやくいい方法が見つかりました。それは4月上旬、ミンスク市内で医療器具見本市が開催されたことから、解決の糸口が見つかったのです。

 画像は4月8日に行われた寄贈式典のときの記念撮影。ミンスク市立第1病院内小児外科センターにて。スヴィルスキー先生とアレクサンドロビッチ先生とプレゼンテーターのY子です。

第1回 医療器具寄贈についてはこちらです。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/medical/index.html


第2回と第3回 医療器具寄贈についてはこちらです。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/med_2004/index.html




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