電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

歯磨きを変えてみる

2020年10月12日 06時01分07秒 | 健康
ふだん使いの自宅用歯磨きがなくなったので、新しい歯磨きを探しました。いつもは習慣でクリアクリーンを使っていましたが、思うところがあり、別のものを選んでみようと考え、少々高価な「カムテクト」という製品を購入しました。箱から取り出すと、ずいぶん小ぶりに感じます。キャップはネジ式で、チューブから絞り出すと少々どぎついピンク色で、ショック。味は少しだけしょっぱい塩味系。



効能書きによれば、この製品は歯周病の予防をうたっており、歯垢の除去(EFP)、バクテリアの殺菌(IPMP)、抗炎症作用(MAG) を特徴とするものだそうです。



成分表示を見ると、要するに、ヤシ油の脂肪酸由来といえば中性洗剤のドデシル硫酸ナトリウムを思い出しますが、その系統の発泡剤に加えて清掃用に重曹(炭酸水素ナトリウム)と湿潤剤にグリセリン、清涼感を出すためにメントールやハッカ油などを成分としているようです。さらに、薬用成分としてフッ化ナトリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム(MAG)、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)を配合し、あのどぎついピンクは黄酸化鉄と赤色227号で着色しているようです。これでは歯垢を落とすという EFP というのは何なのかよくわかりませんが、成分表示を見る限り、洗剤と重曹だな、これは(^o^)/

使い始めて間もないので、とりあえずこれをしばらく使ってみて、右奥歯の隙間が歯間ブラシでも掃除しにくく炎症気味なのが改善されるかどうか、注目です。

九州大学の研究(*1)では、歯周病菌が特殊なタンパク質を出すことでアルツハイマー様病態を誘発悪化させる原因酵素を特定したのだとか。たしかに、歯が悪くなり噛む力が衰えると認知症は進むと聞いていますので、可能性はあるかも。アルツハイマーの薬を期待するよりもまず歯磨きをしろ、というのはたぶん正しいでしょう。

歯磨きの仕方には二回磨きというのがあるそうで、1回目は水でブラッシング、歯の表面のフィルム状の汚れを物理的に落とし、2回目はフッ素の塗布のつもりで歯磨きをつけてそっとブラッシングするのだそうな。なんだか昔習った歯磨きの仕方とはだいぶ違うようです。あまりごしごしするな、という点は共通かも。

(*1):歯周病菌のアルツハイマー様病態誘発に関与する原因酵素を特定〜九州大学ニュース


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