電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

村上もとか『JIN~仁~』第11巻を読む

2012年01月21日 06時01分39秒 | 読書
集英社漫画文庫で、村上もとか著『JIN~仁~』第11巻を読みました。TVドラマにはまり、とうとう原作のマンガまで購入してしまった、現代の脳外科医が幕末にタイムスリップする好評のシリーズです。

坂本龍馬の暗殺を阻止し、生命を助けるべく、南方仁先生と橘咲さん、福田玄孝、山田純庵、佐分利祐輔の各先生、それに橘恭太郎さんが護衛役について、一行は江戸から東海道を西へ、京都へと向かいます。当然のごとく、一行には刺客が放たれておりましたが、箱根では恭太郎さんの剣のおかげで、なんとか退けることができました。途中の宿場では、元幕府奥医師の知名度か、福田先生の治療を仰ぎたいと多数の患者が詰め掛けます。金谷の宿では、以前、埼玉川越宿で命を救うことができなかった少女とそっくりの男の子の開腹手術をすることになりますが、咲さんは少女の事件がトラウマとなり、冷静に立ち会えません。医学を志すものとして失格だと、一行からの離脱を申し出ますが、南方先生は自分の体験と「鬼手佛心」という言葉を伝え、励まします。

途中から船旅となり、和歌山で佐分利祐輔先生の結婚式に出席、大政奉還の報を聞きます。そして大阪に到着、いよいよ京都に向かう雪の日、刺客によって南方先生は背中を切られ、負傷してしまいます。新選組の沖田総司により助けられますが、かなりの深手のようです。咲さんは、愛する仁先生を失いたくない一心で治療にあたり、見事に手術をやり遂げます。そして、運び込まれたのが、あの「寺田屋」でした。果たして坂本龍馬暗殺を阻止できるのか?緊迫感を増しながら、舞台は京都へ移ります。新選組と薩摩藩・長州藩の両方から狙われる坂本龍馬が、自分の運命を自分の目で見たいと動くのです。



うーむ。新選組のお話はよく知らないし、薩長にも黒幕がいそうな展開は、なかなか興味深いです。残りはあと二巻。終わるのがもったいない気分です(^o^)/
ちなみに、写真はえらくいい男に描かれていますが、橘恭太郎さんかな?


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