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電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

シェーネスハイムでフルートの演奏会を聴く

2012年08月11日 13時58分37秒 | -室内楽
山形県の最北端の町、金山町にあるシェーネスハイムで、近年毎年開催されているという演奏会「森の演奏会」に出かけました。「森の演奏会」といっても、別に森の中で演奏会を開くわけではなく、むしろホテルのレストランで、バイキング料理を食べた後でゆっくりと演奏を聴く、という趣向です。今回は初めての参加でしたが、なかなか楽しい演奏会でした。

プログラムは、次のようなものです。

(1) アンダーソン 「ザ・ペニーホイッスルソング」
(2) 成田為三 「浜辺の歌」
(3) チャイコフスキー 組曲「くるみ割人形」より
 「あし笛の踊り」、「花のワルツ」
~休憩~
ウォルト・ディズニー作品
(4) 「ミッキーマウス・クラブ」より「ミッキーマウス・マーチ」
(5) 「わんわん物語」より「ララルー」
(6) 「メリー・ポピンズ」より「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
(7) 「ピノキオ」より「星に願いを」

(8) ショッカー 「2本のフルートのための3つのダンス」
  I:イージーゴーイング、II:ムーディ、III:コーヒーナーバス、プレスティッシモ

フルート:阿部太彦、菅紀子、ピアノ:田中ふみ子

聴衆との距離が非常に近いので、「浜辺の歌」では客席から数人に効果音係になってもらったり、ディズニー作品ではバグパイプにおもちゃを仕込んだり、フルートの阿部さん、なかなか楽しい趣向です。個人的には、最後のショッカーの三曲がとても良かった。ショッカーと言えば、某子ども向け特撮番組の悪役の名前ですが、もちろんそれではありません。現代のフルート奏者であり作曲家だそうです。曲は、難解な「ゲンダイオンガク」ではなくて、現代的なスピード感とリズム感に富む音楽と感じました。

今回は、妻の慰労のために宿泊としましたので、生ビールを飲んで温泉に入って、ゆっくり休みました。残念ながら、山の中のためにネット環境がなくて、定例の早朝更新はできませんでしたが、ロケーション、部屋、料金も含めて、好感の持てる宿泊地でした。

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ジェイン)
2012-08-11 21:28:06
素敵なフルート演奏会のようでしたね。それも美味しいもの付きで重ねて素敵ですね、まさにディナーショーでしょうか・・奥さまとお二人で、ほんとうによぅございました。
フルートはリードを使わなくそのまま空気(息)が音になりますから人の声に一番ちかい楽器といわれています。
私の好きな楽器の一つです。先月、上野の文化会館(正式には東京文化会館)でフルートリサイタルを聴きました。オケ首席の男性アーティストの演奏、その音色はとても美しく高音はまるで絹糸がピーンと張ったような気がしました。アカデミックな曲が多かったのですが、この日はギターとのデュオで、そのギターがまたすばらしいもので感激いたしました。暑さにお気を付けあそばせ、ごきげんよう!
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ジェイン さん、 (narkejp)
2012-08-12 06:30:27
コメントありがとうございます。おかげさまで、温泉に入り、美味しいものを食べて、音楽を聴いて、リフレッシュして来ました。フルートが二本になるだけで、音楽はぐっと多彩になるのですね。聴きなれたチャイコフスキーで、フルートがあんなに見事な掛け合いを演じているなんて、はじめて注目しました。ぼーっとCDを聴いているだけではわからないことで、やっぱり演奏会通いは楽しいです。
お盆の後に、酷暑はまたぶり返すのだとか。どうぞ健康でお過ごしください。
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フルートのこと (balaine)
2012-08-12 10:58:07
ジェイン様、時折こちらにコメントを寄せている酒田市在住のフルート吹き(アマチュア)です。
その東京文化会館のリサイタルは7/25でフルートは荒川洋さん、ギターは鈴木大介さんでしたでしょうか。荒川さんは仙台出身で懇意にして頂いており、私が酒田で主催しているサロン・コンサートの第1回の出演者なのです。新日本フィルの首席ですね。ギターの鈴木大介さんは人気実力とも日本トップクラスの方で、NHKFMでご自身の番組も持っておられましたね。庄内町の響ホールで数年おきに開催される庄内国際ギターフェスティバル(音楽監督福田進一氏)にも毎回のように参加されておられます。
この二人のデュオは本当に素晴らしいもので、機会があればうちのサロン・コンサートに出て頂こうと考えています。
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ショッカー (balaine)
2012-08-12 11:12:05
narkejp様、素敵なコンサートを楽しまれて良かったですね。
ゲイリー・ショッカーの日本でのリサイタルを聴きに行ったことがあります。
http://flute-piccolo.air-nifty.com/balaine/2007/04/422_4828.html
作曲家としても活躍しており、大変人気があります。私も1:イージーゴーイングは演奏したことがあります。これはR.シュトラウスのティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらのモチーフを使った面白い曲でした。
また「くるみ割り」の「花のワルツ」と「葦笛の踊り」は今年6/30のサロン・コンサートで師匠の上坂学氏とデュエットで演奏しました。オケではフルート3本でやるんですが、それをピアノ伴奏とフルート2本に編曲されたもので、結構吹いていて楽しい曲でした。
しかし、日本には存じ上げないプロの笛吹きがたくさんいらっしゃるんですね。
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balaine さん、 (narkejp)
2012-08-12 11:56:53
コメントありがとうございます。ショッカーの曲は、たいへん良かったです。最後の曲などはほんとにノリノリで、某動画サイトでは大騒ぎのビデオも発表されているそうな。
なお、阿部太彦さんは、
http://www.abe-music.jp/index.html
菅紀子さんは、
http://ameblo.jp/marchking/entry-10704457172.html
などをご覧ください。
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拝復:フルートのこと (ジェイン)
2012-08-22 06:55:13
海の向こうから帰ってきましたら、まぁ私にコメ・・感激!日本語がコンヒュウズしてますが、
balaine様
フルートリサイタルは7/25荒川洋×鈴木大介デュオ・リサイタルでした。東京文化会館小ホール600ちょっとのキャパに8割がたの入りだったでしょうか、私たちの前の席はnhkの元解説員ご夫婦、また女流チェリストなど有名人のお顔も見えました。ダマーズ、武満、デデスコ、林光、そして荒川氏オリジナルなどプログラムは多彩で奥深く満足のいくものでした。なんといっても音色が美しい・・私は荒川氏の音(演奏)を聴いてフルートが好きになりました。
サロン・コンサートよろしいですね、酒田(?)ででしょうかしら・・・私もお聴きしたいです。balaine様の演奏も是非・・  
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