電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

えっ、モーツァルト本人が、山響に客演?!~夏の夜の夢

2011年07月29日 06時02分17秒 | クラシック音楽
朝早く目が覚めて、ゴソゴソ起き出すものですから、夕食後には眠気が来ます。あいにくシェスタの習慣はないもので、この日ばかりはついうとうとと・・・・・

突然、ドラえもんがやってきて、モーツァルトを連れてきたのです。私のところに(^o^)/
翻訳コンニャクをもらってモーツァルト君に食べさせ、山形弁も理解できるようになり、ようやく意思疎通ができるようになったとき、どういうわけか、車で県庁へ表敬訪問に行くことになりました。ヴォルフガング君、なぜか映画「アマデウス」のモーツァルトとそっくりで、けたたましくよく笑いますし、何を見ても驚きます。外の蒸し暑さに閉口していましたが、車のエアコンに感激、車のカーステレオでCDをかけたら、最大級の驚きでした。いや、「僕の曲がこんな風に演奏されている!」って(^o^)/
それはそうでしょう。往年の、大オーケストラによる重量級激遅シンフォニーでしたから(^o^)/
彼は、あまり趣味ではないそうで、むしろバロック音楽のほうに、興味を示しておりました。
で、県庁で吉村美栄子知事にご対面。映画「小川の辺」出演の経験もある知事さんいわく、「けっこうかわいいじゃない」。モーツァルト君いわく、「庶民的な女王様ですね」。なるほど、モーツァルトの理解では、山形県知事=山形国女王、なのかも(^o^)/



やがて、車は文翔館議場ホールへ。山形交響楽団の練習会場です。オーケストラと音楽監督の飯森範親さんが、練習中でした。モーツァルトは、山響「アマデウスへの旅」と題して、交響曲全曲演奏プロジェクトが進行していることに、いたく感激した模様、さっそくピアノ協奏曲にソリストとして出演することを快諾してくれました。

ところで、問題になるのはピアノです。当時のピアノと現代の楽器では、音色もタッチもずいぶん違うでしょう。そこで、富岡楽器で選んでもらうことになりました。モーツァルトが選んだのは、なんとヤマハのコンサート・グランド(^o^)/
タッチが比較的軽いのと、音色が気に入ったそうで。うーむ、リヒテルと同じか(^o^)/

その後、軽い食事を済ませ、岩淵茶舗で抹茶アイスクリームを絶賛した後、リハーサルに臨みました。これがなんとも楽しい!山響をバックに、グルダも真っ青の即興バリバリ、素晴らしいものです。そして迎えた山形テルサホールでの本番。「フィガロの結婚」序曲で始まり、ピアノ協奏曲第25番、ソリストはヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトさんです、と紹介されると、会場割れんばかりの大拍手。演奏が始まると、もう気持ちよくて気持ちよくて・・・・

というところで目が覚めた、夏の夜の夢、タイムスリップ・オペラ・ブッファ。ちょいと出来杉君なファンタジーですけどね~(^o^)/

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