午前中はやけに風が強かった3月26日(水)の夜、天童市民文化会館で日新製薬の「サンクスコンサート2025」を聴いてきました。山響の西濱事務局長によれば、今年で10回目を迎えるそうで、記念のコンサートになるようです。日新製薬の大石会長の挨拶では、抽選に外れる人もいるのだそうで、連続して当たっている私はかなり運がいいのかもしれません。今年はラテン系の音楽も入れてほしいと希望したのだそうで、なるほど、それでこのプログラムかと納得しました。というのは、
前半 "物語=Story" を描くクラシックの名曲
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲
(1) 朝 (2) オーゼの死 (3) アニトラの踊り (4) 山の魔王の宮殿にて
ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
後半 ラテン・サウンド&バーンスタインが描いた20世紀の"ロミオとジュリエット"
アンダーソン:ブルー・タンゴ
ルイ・アームストロング:サッチモ・メドレー
この素晴らしき世界〜聖者の行進〜セントルイス・ブルース〜ハロー・ドーリー!
指揮者に挑戦 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
アストル・ピアソラ:オブリビオン
同上:リベルタンゴ
バーンスタイン:ウェストサイドストーリー・セレクション
すてきな気持ち〜マリア〜何かが起こりそう〜トゥナイト〜ひとつの心〜クール〜アメリカ
というものです。
楽器の配置は、8-7-5-5-3 の弦楽5部が左から 1st-Vn, 2nd-Vn, Vc, Vla, Cb の通常配置、中央に前列から Pic., Fl(2), Ob(2), その後ろに Cl(2), Fg(2), 木管の左に Hrn(4), 木管の後ろに Tp(2), Tb(3), Tuba, 最奥部はパーカッション部で、左から Tublar Bell, ドラ、ドラム、スネアとバスドラムも見え、ティンパニが右端に位置します。弦楽セクションの左後方にハープが鎮座しているのも目につきます。
スメタナの歌劇「売られた花嫁」序曲は、速いテンポでエネルギッシュに始まる音楽で、これから楽しいドラマが始まりますよ!と大声で宣言するような音楽です。昔、ドヴォルスキー主演のLDで歌劇「売られた花嫁」を観て、その音楽の素晴らしさに驚いたことがありますが、それ以来、大好きな歌劇作品の一つになりました。実演で聴ける、実に嬉しい機会です。
グリーグの「ペール・ギュント」第1組曲、いいですね〜。隣の席で妻も身を乗り出して聴いていました。ただし、残念ながらここで西濱さんから会館のトイレの水もれ事故発生のお知らせあり。それは一大事です。うーむ、天童市民文化会館も水回りが老朽化してきたのかもしれない。代わって使えるトイレの場所が伝えられたので、なんとかなったようですが。
というわけで、「禿山の一夜」はトイレの不安も重なって不気味な印象。しかも、西濱さんも動揺したのかトイレ対策で駆け回ったためか、「朝、夜明けを伝える楽器は何でしょう?」というクイズの答えを忘れてしまったようですね〜(^o^)/ 答えは「チューブラーベル」であってますか?
休憩の15分は、各階のトイレの混雑のために少し延長する程度ですみました。
アンダーソンの「ブルー・タンゴ」で後半が始まり、続いて「サッチモ・メドレー」。井上直樹さんのTpが良かった〜!ミュートを使ったり、多彩な音色とスウィングするリズム、特に「ハロー・ドーリー」はバーブラ・ストライザンドのミュージカル映画をもう一度見たくなりました。
恒例の「指揮者に挑戦」は、6歳と9歳の二人のお子さんの大物ぶりが印象的(^o^)/
ピアソラの「オブリビオン」では、バンドネオンに代わり登場したObの柴田さんの演奏が印象的で、バンドネオンの音色もいいけれど編成を絞ったオーケストラとオーボエで奏でるタンゴもいいものだなあと感じました。そして編成を戻して演奏される「リベルタンゴ」。これも素晴らしかった。編曲の良さもありましょうが、アストル・ピアソラの音楽の魅力をあらためて確認したところです。
最後のバーンスタインの「ウェストサイドストーリー」セレクション。「すてきな気持ち」から「アメリカ」まで、ちょいと賑やかなアメリカ音楽の饗宴となり、大盛り上がりとなりました。
アンコールの曲名は「コルオカベーサ?」なんだかよく聞き取れませんでしたので不明。最後は「ラデツキー行進曲」で。妻いわく、「楽しかった〜!」。山形ではこういうことが起こっているんだよと自慢したくなる、太っ腹な日新製薬さんと関係者の地道な努力に感謝するとともに、こういう企業メセナが定着しもっと広がるといいなあと思います。