厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2023年101冊目 『勝間式タイムパフォーマンスを上げる習慣』は、受動的な時間を減らして能動的な時間を増やす

2023-03-20 16:02:17 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、皆さんを「時間リッチ」に導く本です。

時間リッチとは、好きなだけ自分の時間を持ち、使うことができる状態です。

 

普段「お金がない」「時間がない」と嘆いている人の共通点は、結局のところ、受動的な時間が長すぎるということなのです。受動的に時間を過ごす限りにおいては、なかなか人生を充実させることが難しくなります。(P149)

 

能動的な時間を増やす→時間リッチになる→人生が充実する、のサイクルを回して生きましょう。

 

【my pick-up】

◎読書は時間の投資である

私がお勧めしたい典型的な時間の投資は「読書をすること」です。読書を通じて、将来役に立つかもしれない知識を定期的に自分のなかに蓄積させていくことで、自分の狭い知識や経験だけでなく、世界中の人々の幅広い知識や経験を、自分のものにすることができます。毎日の仕事やプライベートの雑事に追われていては、こうした未来への投資をすることはできません。2割が難しければ、1割でもいいから、そのような投資の時間を作ってあげることが大切です。読書という行為は、極めて能動的な行為です。

◎時間の浪費の悪循環を断ち切るために

将来のことをきちんと考えている「意識高い系」の人たちは、日々の時間を将来のための投資として使っています。仕事に役立つ資格や分野の勉強をしたり、運動を毎日の習慣にしたり、過度な飲酒を避けたりする人も多いのです。そういう人たちと付き合っていれば、飲み会に誘われることはまずないでしょうし、時間割引率の低い行為や習慣に関する有益な情報を交換することもできるでしょう。「意識高い系」というのは、ある種の揶揄として使われる言葉でもありますが、5年後、10年後というスパンで見たときに、どちらがより自由な時間を手に入れているかは、一目瞭然のことだと思います。そういう人たちを揶揄するよりも、むしろ自らその輪に入っていたほうが、時間割引率的にはよい行動だと言えるのではないでしょうか。

◎移動時間を少なくすること

私にとって移動時間というのは非常に生産性が低い時間なのです。ですからなるべく移動に使う時間を小さくしたいと考えています。実際に移動の時間が少なくなれば、その分、時間に余裕ができますし、それをまた未来の時間への投資に使うことだってできるでしょう。結局、移動時間というのは受動的な時間になりますので、スマホやテレビをダラダラ見ている時間と、質的に大差がないのです。

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2023年100冊目 『成長戦略は台湾に学べ』は、資源の乏しい国がグローバルで生き残るヒントをもらう

2023-03-20 15:52:00 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

台湾の堅調な経済成長から、日本も台湾から学ぶニーズが高まっており、それに応えてくれる1冊です。

 

半導体のTSMCといった企業、オードリー・タンをはじめとする人材、両面で台湾はいま注目されていますね。

 

日本と台湾はともに資源の乏しい国。グローバルで生き残るヒントが台湾にあります。

日本と台湾の価値観、働き方、私生活の違いなども紹介されており面白いです。

 

【my pick-up】

◎スピード重視の台湾企業と慎重な日本企業

台湾企業の敏捷性を高めているのは、トップダウンの意思決定システムです。トップが「やる」と判断したら、その場で物事が決まってしまうのです。決定した内容についての社内向けの報告や説明は、事後に行われます。これにより、素早い行動が可能になるのです。

社長と社員がグループLINEやチャットワーク、slackなどのコミュニケーションツールで繋がっていて、それを通じて報告、相談、決済、承認などを行っている企業もよくあります。日本のように稟議書を上げて承認印をもらうといった手間のかかる作業を求める会社はほとんどありません。

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2023年99冊目 『あの人の「才能」をトレースする技術』は、成功者を分析して真似するのが成果を出す近道

2023-03-20 15:34:44 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本に書かれているのは「成功者と同じ結果を出すための方法」です。

 

大きな結果を出している人のやっていることを「分析」して、原因と結果の結びつきを知る。そのうえで自分でも「真似」をする。

さらに、成功者を通じて学んだことに自分のオリジナリティを加えて、ビジネスの領域を拡大していく。それが本書のゴールです。

 

お金が手に入るようになると、何を大切に生きていくのかなど、あらゆる意味で「選べる」ようになります。

また、本書のノウハウはビジネスでの成功はもちろん、今自分の自信を持てていない人は自信を持つために、自信を持っている人はさらにその自信を強固なものにするために、自分を受け入れることにも繋がります。

 

【my pick-up】

◎「1年」で真似できるか

基準は1年。1年以内に対象者と同じところまでいく。そのためにどれくらいの行動量が必要かをまず考えます。私はたいていのことは、他の人より3倍やれば勝てると思っています。その行動量で行動計画を設定するわけです。

◎経験を将来に生かすために

柔道を通して私が学んだことは、努力をすれば人より強くなれるということ、そしてたいていの人は努力をしないということです。そうした学びから、他の人がやらないことをやって、なおかつ量をこなせば強くなれると知りました。それに、世の中には明確に優劣が付く場所があるということ、畳の上では誰も助けてくれないということです。そこから何事も自分で責任をもってやっていくことを大事に考えるようになりました。

こうした学びが大学受験にも生きました。受験を決めたことも、大学を選んだことも自分の責任だととらえて、結果を出すために量をこなしていく。この姿勢は、もちろん今のビジネスにも生きています。

◎環境を変えることが近道になる

どんな人でも、現状の人脈のままでは、現状以上の成功はできません。自分が目指す場所にたどり着くためには、すでにその場所にいる人とつながらなければいけません。成功したいなら、成功者に話を聞く。隣の席の同僚に聞いても仕方がない。考えてみれば、当たり前の話ですね。

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