評価 (3点/5点満点)
この本で取り上げる「バランス思考」とは、「変化」「違い」「対立」に対応し、目の前に立ちはだかるさまざまな問題を解決して、新しい均衡や安定を生み出していくために必要な思考法です。
<インプット>
「広く浅く」「深く狭く」から「すばやく深く」へ
<プロセッシング>
「2項対立を処理する」から「第3軸を創る」へ
<アウトプット>
「振り子のように動く」から「一貫性を持って動かす」へ
特に、プロセッシングの「第3軸を創る」に関しては、自らが大切にしていること・意思を満たすために、2項対立の選択肢のイイトコロ取りができる策はないかを考えます。つまり、客観的にどうかを問うのではなく、自ら意思をもとに第3の軸を設定するのです。
「本当にその判断が正しいのか?」を深掘りするより、「なぜその判断に至ったのか?」と深掘りすることが、これからは重要になるとも言えますね。