厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年129冊目『脳を活かす仕事術』

2008-12-21 21:40:36 | おすすめビジネス書
脳を活かす仕事術 脳を活かす仕事術
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2008-09-10

評価  (3点/5点満点)

著者はTV出演でもお馴染み、脳科学者の茂木健一郎さん。前著の『脳を活かす勉強法』と合わせ100万部を突破し、2008年ビジネス書年間ベストセラー3位(『勉強法』は1位)と、今年多くの方に読まれたビジネス書の1つです。

「いいものがわかる」のに「実現できない」のは、脳の感覚系と運動系のバランスが悪いことが原因。感覚系とは見る・聞く・感じるなどを通した情報の入力を司る領域で、一方の運動系とは実際に手足を動かして情報を出力することを司る領域です。

本書のタイトルである『脳を活かす仕事術』の真髄は、脳の出力(アウトプット)と入力(インプット)のサイクルを回すことであり、また脳の前頭葉を活性化させて生命の輝きを放つための5つの行動として、①創造性をもっていること、②偶然の幸福に出会う力があること、③楽天家であること、④情報の受信範囲が広いこと、⑤改革・革新を忘れないことをあげています。

茂木さんが出演されているNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』での学び・気づきなども随所に紹介されており、脳のしくみを身近なものとして学習できます。

ちなみに、『プロフェッショナル』の収録の場では、ゲスト出演者と事前に会ったり、打ち合わせをすることは絶対にしないそうです。だから、この番組(トーク)から躍動感が伝わるんですよね。

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今年128冊目『「できる人」の時間整理術&片づけ術』

2008-12-18 21:50:39 | その他私が読んだ本
「できる人」の時間整理術&片付け術 「できる人」の時間整理術&片付け術
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2008-12-16

評価  (2点/5点満点)

著者は、年間300回以上のセミナーをこなし「日本でナンバーワンのインストラクター」とも呼ばれている、インサイトラーニング㈱代表・箱田忠昭さん。著書も多数あります。

本書は、数ある整理術の中でも、最も成功のカギとなる時間整理術、いわゆるタイムマネジメントの極意として、①コマ切れ時間の使い方、②スケジュールの重要度と優先順位の見極め、③時間帯&シチュエーション別の効率的な過ごし方、④手帳の活用、⑤デスク・名刺・パソコンの整理整頓、が紹介されています。

特に③では、起床から通勤時間⇒出社直後⇒午前中⇒昼休み⇒午後⇒終業時間前⇒残業時間⇒帰宅後⇒休日までの流れで、それぞれの効率的な過ごし方を示してくれます。

<my pick-up>

パソコンの中はどれだけ乱雑でも、汚さを自覚しづらい。きちんとファイルを整理していれば、検索機能そのものが不要です。

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今年127冊目『仕事力 2週間で「できる人」になる』

2008-12-16 23:15:54 | その他私が読んだ本
仕事力―2週間で「できる人」になる 仕事力―2週間で「できる人」になる
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2008-12

評価  (2点/5点満点)

著者は『声に出して読みたい日本語』が話題を呼んだ、明治大学文学部教授の齋藤孝さん。

この本では、現代社会を生き抜くために必要な「仕事力」を短期集中の2週間で身につけるトレーニングメニューについて述べられています。短期集中・ピンポイントで、そこに意識を投下して習得してしまったほうがダラダラやるより身につくことが多いし、リスクも回避できる。また、2週間の理由は、課題意識の持続期間がだいたい2週間であるのと、何かの行為を習慣化したり、一つの技が自分の身につくためには、約2週間が1単位になるというのが、齋藤さんの考え方です。

全体的に学生・新入社員・若手社員向けに書かれており、どの業種及び職種でも必要な「仕事力」の基礎とはどういうものか、分かりやすく理解できます。

ちなみに、本書では紹介されていませんが、有名なエピソードとして、アメリカの大手鉄鋼会社・ベツレヘムスチールの経営が悪化し、再建策としてアイビー・リーというコンサルタントを雇いました。彼は社長に、これからの時間及び仕事の管理法として、4つのリコメンデーション(忠告・勧告)を渡し、社長はまずひとりでこれを試しました。すると社長は2週間で「このやり方はいける!会社をよみがえらせる起爆剤になるかもしれない!」と思い、全社員にこのやり方を命じて業績はみるみる上向いていったそうです。

2週間は短いようで、自分を変化させるのに十分な時間と言えます。

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今年126冊目『起きていることはすべて正しい』

2008-12-15 22:31:56 | おすすめビジネス書
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術 起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-11-29

評価  (3点/5点満点)

もうすっかりお馴染み、勝間和代さんが本格的に書き下ろした初の自己啓発書。ちなみに、勝間さんの最近の出版ペースはなかなか速いですが、販売部数ベスト3は、①『お金は銀行に預けるな』(39万部)、②『効率が10倍アップする新・知的生産術』(25万部)、③『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(22万部)とのことです。

本書では、どんな境遇にあっても不運すら幸運に変え、運を実力にできる”メンタル筋力”を高める4つの技術が紹介されています。

1.脳内フレーム120%活用法
顕在意識だけでなく、潜在意識を最大限に活かす技術
<ステップ1>潜在意識と成長パスの関係を理解する
<ステップ2>潜在意識を活用して自分のデータベースを強化する
<ステップ3>潜在意識の自分のデータベースを行動に活かす

2.即断即決法
多種の情報から必要な物を選び出し、決断に至る技術
<ステップ1>「捨てる」ことの重要性を心から理解する
<ステップ2>捨てるための「技術」を覚える
<ステップ3>決断し、捨てることを「日常化」する

3.パーソナル資産増強法
身近な経験、技術などのパーソナル資産を組み合わせ、使いこなす技術
<ステップ1>パーソナル資産の大切さに気づく「もったいない」の精神を養う
<ステップ2>「4つのダイヤ」(自分メディアを通じた経験、無意識でできるまで高めた技術、将来に投資するお金、バランスシートを連結できる人脈)とすばやい反応で、パーソナル資産の好循環を作る
<ステップ3>得られたパーソナル資産を、常に使いきる目配りをする

4.勝間式人間関係の兵法
周りの人と協調、尊敬、調和し、自分の力を倍増させる技術
<ステップ1>「わがまま」と「成功」の関係性を理解する
<ステップ2>アサーティブな振舞いを身につける
<ステップ3>自分の応援団を増やしていく

「電話が嫌い」や、ストレングス・ファインダーによる勝間さんの強み、三毒追放(妬まない、怒らない、愚痴らない)の徹底など、これまで知らなかった勝間さんの一面も新たに発見できます。

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今年125冊目『デキる社員になるための10の流儀と88の作法』

2008-12-14 20:58:44 | その他私が読んだ本
デキる社員になるための10の流儀と88の作法 (MURC BUSINESS SERIES) デキる社員になるための10の流儀と88の作法 (MURC BUSINESS SERIES)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2008-12-05

評価  (2点/5点満点)

著者は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの㈱のチーフコンサルタント、蒲田善行さん。

気がつけば、学校を出てからおよそ10年たち、仕事も覚え、部下や後輩もできた。結婚もした、子どもも生まれた。そんな年齢になって、「えっ、人生って、このまま行っちゃっていいの?」という不安に駆られ、「なんとかしなくちゃ」という思いを持つようになる”揺れる30代”に向け、エンプロイアビリティ(雇われる能力)、つまり勤め続けた今の会社ではなく、他社で一から働いたときに、どれだけの給料に値する仕事ができるか。それを高めるよう訴えています。

タイトルにある10の流儀とは、①自分を知る、②目標を楽しみにする、③発想力を磨く、④コミュニケーションの達人になる、⑤時間を味方にする、⑥知識を身につける、⑦数字を味方にする、⑧部下に奉仕する、⑨会社と経営を知る、⑩心と行動の健康を保つです。

仕事のテクニックではなく、働き方・生き方を教えてくれる本です。30代に限らず、自分のこれまでを振り返り、更なるステップアップを図りたい方に読んでほしいです。

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