厳選!ビジネス書 今年の200冊

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今年127冊目『仕事力 2週間で「できる人」になる』

2008-12-16 23:15:54 | その他私が読んだ本
仕事力―2週間で「できる人」になる 仕事力―2週間で「できる人」になる
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2008-12

評価  (2点/5点満点)

著者は『声に出して読みたい日本語』が話題を呼んだ、明治大学文学部教授の齋藤孝さん。

この本では、現代社会を生き抜くために必要な「仕事力」を短期集中の2週間で身につけるトレーニングメニューについて述べられています。短期集中・ピンポイントで、そこに意識を投下して習得してしまったほうがダラダラやるより身につくことが多いし、リスクも回避できる。また、2週間の理由は、課題意識の持続期間がだいたい2週間であるのと、何かの行為を習慣化したり、一つの技が自分の身につくためには、約2週間が1単位になるというのが、齋藤さんの考え方です。

全体的に学生・新入社員・若手社員向けに書かれており、どの業種及び職種でも必要な「仕事力」の基礎とはどういうものか、分かりやすく理解できます。

ちなみに、本書では紹介されていませんが、有名なエピソードとして、アメリカの大手鉄鋼会社・ベツレヘムスチールの経営が悪化し、再建策としてアイビー・リーというコンサルタントを雇いました。彼は社長に、これからの時間及び仕事の管理法として、4つのリコメンデーション(忠告・勧告)を渡し、社長はまずひとりでこれを試しました。すると社長は2週間で「このやり方はいける!会社をよみがえらせる起爆剤になるかもしれない!」と思い、全社員にこのやり方を命じて業績はみるみる上向いていったそうです。

2週間は短いようで、自分を変化させるのに十分な時間と言えます。

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