厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2021年180冊目『読書の方程式』は、ビジネス書から著者の視点と法則を探す読書法を解説

2021-08-13 14:14:27 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、「限られた読書時間の中で、どれだけ学びの量を最大化できるか?」を重視した「10倍読書」を提唱します。

 

ビジネス書を読む目的=自分の中に「視点」と「法則」を増やしていくこと

 

具体的には、ビジネス書から著者の視点を探すことを「視点読書」、法則を探すことを「法則読書」として、その両方を自身の中にストックする方法を解説しています。

 

著者が何年、何十年もかけてストックしてきた「視点」や「法則」が、たかだが1500円程度で手に入るなら、これほどコスパのいい投資は読書以外になかなかありません。

 

読書術の本は様々ありますが、その主張・得られるスキルも異なっていますので、あらゆるビジネスパーソンにも価値がある1冊かと思います。

 

【my pick-up】

◎抽象化思考

抽象化思考とは「個別具体的な物事から離れて、より応用範囲の広い概念としてとらえ直す力」のことを指します。抽象化思考を学ぶことができれば、「柔軟な発想力」を手に入れることができます。残念ながら「個別具体的な物事」を見ているだけでは、柔軟な発想力は身につきません。なぜなら「個別具体的」とは、非常に限定された狭い範囲に目を向けることであって、周囲の広い範囲を見えなくしてしまうからです。一方で、抽象化思考を自由自在に操ることができれば、「個別具体的」という狭い範囲から離れて応用範囲が広がり、物事を広く発想しやすくなります。

よく「日本企業は、改善は得意だが、創造やイノベーションは苦手」といわれます。これは目に見える「個別具体的な物事」を改善することは得意である反面、目に見えない「概念」をとらえ、新しいコンセプトを生み出すのが苦手、という意味だと解釈できます。抽象化思考をうまく使いこなすことができれば、これまでよりはるかにアイデアやイノベーションを生み出しやすくなるはずです。

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