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2015年72冊目『読んだら忘れない読書術』

2015-05-04 23:31:39 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

著者の樺沢紫苑さんは、月20~30冊の読書を30年以上欠かさず続けているそうです。樺沢さんのアウトプット(=執筆)を支えているのが、月に20~30冊の読書というインプット。

「読んだら忘れない本物の読書」をするために、必要なコツを本書が解き明かします。「記憶」に残っていないということは、それは「知識」としてあなたの中に定着していないということです。

インプットとアウトプットを読書で繰り返すことで、頭の回転が速くなり、思考力、判断力、文章力が向上する。結果として、時間を有効活用できるようにもなるのです。

本書では、読書の大切さから、「読書をしながらラインを引くことで、脳を活性化して記憶に残りやすくなる」(P.102)や「ベストセラーになるためには本をあまり読まない人にとってもわかりやすい本でないといけない。それは、普段からたくさんの本を読んでいる読書家にとっては、やや物足りないという場合がどうしてもある」(P.168)など、具体的な読書術、本の選択術が満載です。

私も7年前から年間200冊以上の読書を続けていますが、読書は習慣です。本を読む習慣を身につけると、問題解決能力が格段に高まります。読書によって、先人・偉人たちの‘叡智の結晶’の力を借りれば、不可能なことはありませんよ。

【my pick-up】

◎文章力をつけたければ、本を読め

本を読む人と読まない人の決定的な違いは、「文章力」があるかどうかに表れます。本を読んでいれば、たくさんの「文章」と接するわけで、当然「文章」に関する知識と直感も磨かれます。文章を上達させたければ、たくさん読んで、たくさん書くしかない。月10冊以上の読書をしていれば、文章力も磨かれる。それは作家にもなれる読書量だといえるのです。

一昔前であれば、直接話し、直接伝えていたのが、最近では「文章」を通じた「書く」「読む」ことによってコミュニケーションをする割合が飛躍的に増えています。つまり、自分の考えを文章で的確に表現できる人は、仕事で成功する。インターネットの時代では、「文章力」は絶対に不可欠な「仕事力」だといえます。そして、「文章力」を鍛えるほとんど唯一の方法は、たくさん読んでたくさん書くことしかないのです。

◎読書術とは、いわば時間術である

本を読む時間をどのように確保するのか?それは、「読書時間」の優先順位を、どこに置くのかという問題と同じです。「読書時間」よりも優先順位の低い時間を削って「読書時間」に振り当てればいいのです。たくさん本を読める人は、時間管理が上手な人。読書術は、時間術そのものといってもいいくらいです。

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