評価 (3点/5点満点)
アスリートの世界では「休養もトレーニングのうち」と言いますが、仕事のパフォーマンスを上げたいなら、トップアスリートに学び、疲労回復を優先させるべき。
スポーツも仕事も日常生活も全力で楽しむために、トップアスリートと同じように、フィジカル・メンタルともに疲労を溜めないようにする回復術を学びましょう。この本には、卓球の福原愛選手や青山学院大学陸上部のトレーナーを務める中野ジェームズ修一さんが、トップアスリートたちも実践しているテクニックを盛り込まれています。
ビジネスパーソンでも実際、疲労しているのにそれを感じていない人も多く、病気になって初めて気づくという場合もあります。休養をポジティブに捉え、疲労を感じていない日々の早い段階で、「脱疲労」に取り組むことが必要ですね。
【my pick-up】
◎痛みや炎症があるところは温めるべき?冷やすべき?
私たちフィジカルトレーナーの間では「迷ったら冷やせ」が合言葉になっています。温めるのが正解なのは、慢性的な肩凝りや腰痛などです。アイシングをすると血管が収縮して出血が最少限に抑えられますから、その後の炎症にもブレーキがかけられます。ケーキなどの生ものを買うとお店で付けてくれる手札サイズの保冷剤が便利。怪我から2~3日経ち、腫れは引いたのに痛みがまだ残っているときには湿布も有効です。一方、コールドスプレーは冷却効果が限定的であり、アイシングのように二次的低酸素障害を抑える働きは期待できないとされています。
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