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(3点/5点満点)
この本は、おひとりさまが、直面するさまざまな経済的、社会的決断の中でどうやっていくのが賢いのかをお伝えするものです。
・知っておきたい「医療と保険・年金・介護保険・老人ホーム」の知識や、おひとりさまが得する選択の方法
・「税金」の知識をもとに、ほぼノーリスクでお金を増やす方法
・支出に占める割合の高い「住まい」についての提言
・手元に残るお金を増やす「買い物」のポイント、考え方
・「お墓やお葬式」についておひとりさまはどう考えたらいいのか
いまだに世の中の仕組みがおひとりさま向けにはできていないので、賢く知識をつけてしなやかに対処していくことが必要です。その点についての考え方、情報、技術がまとめられた1冊です。
老後に備えて一定の貯蓄は必要ですが、現代人の私たちは、万が一とか、将来のためにお金を回す部分が多すぎるのではないでしょうか。
今の生活を楽しく幸せにするために、老後の必要資金をある程度見極めたうえで、残りのお金は現役時代に使うべきことも本書では提唱しています。
【my pick-up】
◎都会に住むべきか、地方に住むべきか
結論から申し上げると、たとえ地方に住むにしても、都市部に住むべきです。言い換えると、自家用車に頼らなくても、そこそこの交通アクセスがある。買い物ができる。役所や病院に行ける。そういうところに住むことがとても大切です。年老いた時に自家用車がなくては何もできない、そんなところに住んではいけません。70歳になって新しい場所に住むみ、地域に溶け込み、新しい人間関係を築く。至難の業です。できるだけ若いうち、遅くても、50歳前後からじっくり作っていくのが、その後の人生のためにとても大切なのです。毎日歩く、自転車に乗る。それで、日常の用事が事足りる。そういうところに住むべきです。家族の思い出がある家屋にこだわる。これもよくない。4人家族のための3LDK.おひとりさまには大きすぎます。光熱費も修繕費などの維持費もそれだけかかる。マイホームのある方は50代で売却し現金化して、シニア時代に備えるべきなのです。マイホームよりも車が無くても生活していける環境に住むことにこだわって頂きたいです。
◎おひとりさま生活が楽しいものになる鍵は、豊かな人間関係を築けるか
ひとりで住んでいることは自由で気ままで楽チンなものです。しかし、その自由な生活を扉の外まで持ち出すことは十分気をつけた方がいいです。時に会って楽しく話す。それだけで、十分価値のあるものです。しかし、それだけでなく、時には自分の知らないことを教えてくれることもある。スマホの裏技、新しい行政サービスの情報と申請の仕方、お買い得情報・・・。そういう人間関係を築くために一番大切なことは何でしょうか?それは他人に好かれることです。別に愛してもらうわけではない。嫌われない、好感を持ってもらう。その基本中の基本は、笑顔です。この人と話してもなんかつまらないな、嫌な気分になりそうだな、そう思われるのではなく、この人は何か幸せそうだ。楽しそうだ。いい人そうだ。そう思われるための基本は笑顔だと思うのです。あなたの素の気持ちのまま人の中に入っていってはいけません。自分で意識して笑顔になる。過去のことではなく、今のキャラクター、パーソナリティがあなたが迎え入れてもらえるかのポイントです。