厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2018年89冊目『どんな会社でも結果を出せる!最強の「仕事の型」』

2018-02-20 20:21:16 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本でお伝えする仕事の「型」とは、以下のようなものです。

1.本来目指すべき目的、あるいは目指したい目的を明確にすること(Goal)

2.それを阻害する課題を発見すること(Issue)

3.課題を解決する、または課題が課題でなくなるための最善の方法を見つけること(Solution)

4.解決策を実行する具体的な計画を立てること(Operation)

5.相手がよくなるために提供できる自身の価値を伝えること(Value)

本書で特に強調しているのは、どんな環境変化があろうともビジネスパーソンが生き残るために必要な仕事の基本は〝提案〟に尽きるということ。そして、仕事の型のいちばんのキモは最後のValueであり、熱い想いを込めたバリューを伝えることで、提案の説得力が格段に高まるのです。

【my pick-up】

◎転職などで新しい職場に入ったとき、社内での提案の注意点

いきなり提案をしてはいけません。それは自分が前職などで培ってきた、異なる考え・文化の押しつけになりかねないからです。仕事の型は論理的であるがゆえに、受け入れてもらえる人間関係ができていない時点でいきなり使うと、「生意気だ」と見られがちなのです。まずその会社を知らなければ、真のゴールやイシューは見つけられないでしょう。まずはその会社の仕事の進め方を尊重し、すでにある流儀やルール、やり方に自分を合わせることを意識します。社内で新しい提案をするタイミングは、ひと通り、既存の仕事やプロジェクト、作業を終えたときです。

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2018年88冊目『バブル入社組の憂鬱』

2018-02-20 19:46:46 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、バブル入社組は何ゆえ評判が悪いのか、そこには本当に根拠があるのかについて考え、職業人生の集大成となるこれからの10年、バブル入社組はどうあるべきかについて考えます。

バブル入社組の特徴的な点(P.165)

1.コミュニケーション能力が高い

2.「根拠なき自信」がある

3.会社への依存心が強い

4.見栄を張りたがる

バブル世代の特徴を「レジリエンス」に昇華できるか(P.197)

レジリエンスを構成する要素は、「根拠なき自信」を有するバブル入社組の特徴ときわめて共通性が高い。ということは、バブル入社組は不確実性が増す現代において、最も重要とされる能力であるレジリエンスを備えている可能性が高いのだ。

バブル世代は、特にすぐ下の世代からはラッキーな世代だと見られがちですが、実はラッキーだったのは入社時と入社後ほんの数年です。直後にバブルが崩壊し、それ以降はずっと厳しい状況が続くことになりました。

そんなバブル入社組も、今後10年間は組織の最上位に位置するので、組織全体に与える影響は極めて大きいです。バブル入社組の活躍のあり方次第で、会社の競争力が大きく左右される状況がしばらく続くことは間違いありません。

バブル世代の特徴を良い方向に活用し、「おおらかで、ユーモアがあり、懐の深い人たちだった」と、引退後に下の世代から思い起こされるようになればいいですね。

【my pick-up】

◎バブル部長と氷河期課長の価値観

バブル世代と氷河期世代が現在会社で、それぞれ部長と課長という関係となっていることも多く、意思疎通上問題となるケースも増えている。バブル世代は愛社精神が強い。一方、氷河期世代は最初から会社を信用していない。氷河期世代は個人プレーが好きだが、バブル世代はチームプレーが好きだ。オンリーワンは氷河期世代やゆとり世代に大きく支持された考え方だが、バブル世代はナンバーワンを目指すことに意味を見出す傾向がある。バブル世代の営業は自身を信頼してもらうために相手との関係性を深める「関係性重視型」、氷河期世代の営業は資料づくりに時間をかけ相手を資料やデータで説得する「プレゼン重視型」。

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