評価 (3点/5点満点)
ハーバードの学生は、ほとんど本を「読まない」??
エリートと呼ばれるビジネスパーソンの目的は、ビジネスで桁外れの結果を出すこと、目の前の課題を解決することです。つまり、本を読むことを目的とせず、本をどう使うか、ビジネスの実践に重きを置いているのです。逆に、本から得た知見をビジネスの場で活用しようという視点が欠けていると、成果を出すことができません。
こうして課題解決に焦点を絞った結果、著者がたどり着いたのが本書で紹介する「10冊読書法」です。
・自分の課題に直結する本を10冊だけ選ぶ。
・10冊をデスクの上に置く。
・その都度、参照する。
ただそれだけです。
今ここの課題に向き合うのに、必要な本はたった10冊。さらに読んだページが、1ページであっても、1行であっても、それを実践につなげ、結果を出せれば、その読書は成功と言えると思います。本書はそんなことを教えてくれます。
<10冊の本を選んで、集中してやることをやり、自分の身になる経験とする>
多読、速読、最初から最後まで読み通す・・・そんな今の読書を見直すきっかけとなることでしょう。