厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2017年177冊目『一流の学び方』

2017-08-17 22:45:03 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

現代を生きるビジネスパーソンに突きつけられた「人生100年時代」と「学びの格差問題」。若いときに学んだスキルで食べていくことが不可能になるとともに、技術革新によるツールや環境の恩恵を受けるのは、学ぶ意欲のある者だけです。

学ぶ者だけが生き残り、学ばない者がこれまで以上に劣勢に立たされる今、改めて「ビジネスパーソンにとって学ぶということ」「いかに効率よく効果的に学ぶか」について、この本では考えます。

多くのビジネスパーソンが学びを失敗しているのは、学生時代や資格試験の、筆記試験を前提にした暗記主体の勉強方法で学んでいるからです。

延べ3000人のコンサルタントの指導育成経験を持つ著者・清水久三子さんが、すばやくスキルや知識を身につけ、それらを稼げるレベルにまで高める、コンサルタントの学び方を紹介します。

本書で紹介する学びのシステム

ステップ1 概念の理解(全体を把握する、基本情報をインプットする) 

ステップ2 具体の理解(アウトプットしてフィードバックを得る、スキルや知識の所有者を参考にする、実践経験を得る)

ステップ3 体系の理解(場数を踏む、学びを体系化する)

ステップ4 本質の理解(本質を導き出す)

本書で紹介する学びの3大ツール

「情報マップ」(学習領域を把握する)

「学習ロードマップ」(学びの計画を管理する)

「ラーニングジャーナル」(学びをアウトプット・ストックする)

多くの人が、概念の理解や具体の理解で学びを終えていると本書では言います。

そこから少し踏ん張って、体系の理解や本質の理解まで追及することで、自らの仕事の効率や価値、創造性を高め、ワークライフバランスをさらに高めることにもつながる。ここが本書の重要なポイントです。

【my pick-up】

◎インプットの基本は書籍の「多読」

厳選した書籍をみっちり読み込むのではなく、多少テーマがかぶっていても気にせずに数十冊をザッと読みこなす「多読」こそ、学びには重要なのです。まず大前提として、基礎知識のインプットは「質よりも量」です。自分の経験則から言って、だいたい20~30冊をアダルトラーニングの読書における一つの目安にするのが妥当なラインでしょう。多読をする目的のもう一つは、「共通見解」と「相違見解」を知ることです。ビジネスには絶対的な正解がありません。また、「これさえ読めば大丈夫」という教科書もないのです。

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2017年176冊目『一流の磨き方』

2017-08-17 22:14:51 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

・死後の世界にとらわれてはいけない。

・新しいライフスタイルや新しいマーケットを創出したいなら、もっと遊んだほうがいい。遊んでこそ、クリエイティブな発想が生まれる。

・仕事と遊びに境界を設けない生き方こそ、人間の当たり前の姿である。

・「オレがやれば必ずできる」と信じる。私には「失敗の概念」がない以上、新しいことを始めるときもそれは「チャレンジ」ではない。

映画監督、ビルや街のプロデュース、そして釣りをこよなく愛する著者・浜野安宏さんが、「人生とは今ベストを尽くすことに他ならない」として、自由で充実した生き方について提言します。

今ベストを尽くすには、「今日何をすれば自分が幸せか」「今日何をすれば充実するか」を考えることです。

また、一流と言えるには、自然の中で磨き上げた、謙虚なマインドがなけれななりません。

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