厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年53冊目『キレイゴトぬきの就活論』

2017-02-11 21:15:25 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、就活のメカニズム、構造を一般社会人、学生にもキレイゴトぬきで伝えることを目的としています。

従来のノウハウか、社会批評を展開する就活関連の新書とは一線を画しています。

・一般的な就活においては「専門的な職業」出身者が言う「夢」(職業に向けられたもの)を鵜呑みにすると危険である。

・学歴不問採用と銘打っても、それは実力不問採用であることを意味しないのは当然だ。

・タテマエではなく、本当に大学名依存から個人重視へと変化しつつある。

・自己管理能力の高い学生は、学業にせよ、就活にせよ、積極的に前のめりに動いているものなのだ。

・日本の消費財のメーカーは苦戦しているが、生産財、中間財のメーカーはしたたかだ。

就活は様々な企業と接触できるまたとないチャンス。その中で、多くの企業を知ろうとする姿勢は、きっと一生の財産となるはずです。

【my pick-up】

◎志望動機を聞きたがらない企業

なぜ、志望動機は軽視されるようになったのか。それは、企業側がうんざりしているからだ。志望動機については、エントリーシートを書くためにデッチあげたようなものが大半だということはわかりきっている。代わりに「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)を重視するようになった、というのがこのところの流れである。

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2017年52冊目『早く帰りたい!仕事術』

2017-02-11 20:54:23 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

忙しいはずの毎日の中には、多くのムダが潜んでいます。

この本では、「早く帰りたいのに帰れない」と悩む方に向けて、毎日なんとなくやっている仕事の効率を上げ、ムダなく働くためのヒントをまとめています。

段取りのムダ、環境のムダ、コミュニケーションのムダ、チームのムダ・・・当たり前のように行っている日常業務の中には、たくさんのムダが潜んでいます。「ダラダラ習慣によって余計な時間を費やしてしまっている」「デスクまわりが乱雑で、必要なものをすぐに取り出せない」「会議はいつも予定通りに終了せず延長してしまう」

こうしたムダ減らしのチャレンジは、受け身ではなく主体的に、仕事に楽しさをプラスするという前向きな気持ちで取り組むことが大切です。それが豊かな発想を生み出し、新たな価値創造にもつながると思います。また、未来への投資の時間を確保することができます。

本書で紹介されている30のコツは、決して難しいものではなく、今日から取り組めるものばかりです。

【my pick-up】

◎引き継ぎのムダをゼロにする-ムダの元凶は不親切な引き継ぎにある

引き継ぐ側は、「これくらいはわかっているだろう」と思い込んで、自分の視座(目の高さ)で伝えようとします。そのため、「この仕事が発生するに至った背景」や「どうしてこの仕事をやるのかという目的」などについての説明を省略しがちです。ですが、引き継ぎを受ける側は、「この仕事はなんの役に立っているのだろう」「なぜそれをする必要があるのだろう」と腑に落ちないままになってしまうのです。

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