評価 (3点/5点満点)
この本は、就活のメカニズム、構造を一般社会人、学生にもキレイゴトぬきで伝えることを目的としています。
従来のノウハウか、社会批評を展開する就活関連の新書とは一線を画しています。
・一般的な就活においては「専門的な職業」出身者が言う「夢」(職業に向けられたもの)を鵜呑みにすると危険である。
・学歴不問採用と銘打っても、それは実力不問採用であることを意味しないのは当然だ。
・タテマエではなく、本当に大学名依存から個人重視へと変化しつつある。
・自己管理能力の高い学生は、学業にせよ、就活にせよ、積極的に前のめりに動いているものなのだ。
・日本の消費財のメーカーは苦戦しているが、生産財、中間財のメーカーはしたたかだ。
就活は様々な企業と接触できるまたとないチャンス。その中で、多くの企業を知ろうとする姿勢は、きっと一生の財産となるはずです。
【my pick-up】
◎志望動機を聞きたがらない企業
なぜ、志望動機は軽視されるようになったのか。それは、企業側がうんざりしているからだ。志望動機については、エントリーシートを書くためにデッチあげたようなものが大半だということはわかりきっている。代わりに「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)を重視するようになった、というのがこのところの流れである。
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