厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2015年133冊目『自分の価値を最大化するクオリフィケーション思考』

2015-08-22 22:20:55 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

・働く姿勢や心がまえ

・コミュニケーションの方法

・身だしなみや振る舞い

・人とのつながり

グローバルで活躍しているトップエリートたちは、専門知識やビジネススキル以前に、この4つの資質を持ち合わせています。

グローバル企業のリーダー向けのビジネストレーナーとしてこれまでの受講者は41か国で1万人以上にのぼる、著者・池田哲平さんは、この4つを変えることで身につく資質を「クオリフィケーション」と名付け、これを高めるノウハウを本書で紹介します。

現状の日本の企業や日本のビジネスパーソンに対し厳しい言葉が並んでいますが、グローバルビジネスでの常識を知り、それを行動に移すことで、日本人も世界で互角に戦え、世界で通用する人が増えると思います。

【my pick-up】

◎タバコを吸う人は出世できない

欧米では、喫煙者というだけで、雇用してもらえる企業の数が減ります。これは、外資系企業の日本法人でも同じです。経営者にとって喫煙者を雇用することは、タバコを吸わない人の何倍ものコストとリスクを負うことになるからです。当時お世話になっていたイギリス人の上司から、「おい、タバコを吸っていたら出世できないぞ」「健康を壊したら、キャリアアップするどころか次のキャリアも棒に振るぞ」と口を酸っぱく言われていました。タバコを吸っている姿は、家族を含めたまわりの人間に、「私は健康に気を遣っていません」「まわりの人が副流煙を吸ってもかまいません」というメッセージを伝えているのと同じです。

◎酒の席では自制心を持つ

そもそもお酒というものは、香りや味を楽しむための嗜好品です。酔って気持ち良くなるためのものではありませんし、自分をなくすほど飲むものではない、というのが世界の常識なのです。海外では、酔っ払いは自制心や公共性のない馬鹿な人だと見なされます。印象が悪いだけでなく、出世やチャンスを逃すことにもなります。多くの外資系企業には、各部門長が異なる部門の社員を比較、評価して順位を決める「人事評価会議」というものがあります。そのとき、相手の部下の順位を落とす最大の武器がアルコールの問題です。また、「お酒を飲むと人が変わる」と言われたことがある人は要注意です。酔って相手に乱れた姿を見せるということは、「この人は二面性のある人だ」と相手に認識させることと同じです。日本人のように「あの人飲むと面白いよね」という受け取り方はまずありません。「飲んでも人格が変わらない=この人は信用できる」となるのです。

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