厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2014年53冊目『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』

2014-01-28 20:48:15 | おすすめビジネス書
天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2014-01-16

評価  (3点/5点満点)

著者の山口真由さんは、東大法学部を首席で卒業し、大学の4年間で162単位を履修、そのすべてで「優」を取り、教養科目の平均点が99点を超えていたとのこと。

「誰よりも努力したから、首席で卒業したのは当然だ」と語る山口さんの言葉からは、努力というのは抽象的な才能ではなく、具体的な技術の集積だという確信が見えてきます。

この本は、努力を始めるためのきっかけ、努力を続けるための習慣、最後まで成し遂げるための方法論について、具体的ノウハウがたくさん詰まっています。

「努力って、ちょっとカッコ悪い」と思っているのは、まだ子どもの状態。「私はよく頑張っている!」と誇らしく宣言できるのは、立派で素敵な大人の証拠なのではないでしょうか。

【my pick-up】

◎人生を成功に導くには上位3分の1を目指すべし!

入試においてはいえば、とりあえず1番を目指す必要はなく、なんとか合格者のなかに滑り込める実力を身につけることが肝心なのです。

東大にはおおむね3分の1の受講生に「優」を与えるべきであるという「3分の1ルール」ができたのです。私は東大を首席で卒業しました。これは、テストで1番を取った結果ではありません。そうではなく、成績で「優」を取り続けた結果なのです。東大を首席で卒業というのは、常に上位3分の1に入るという目標を達成し続けただけなのです。そして、この上位3分の1に入ることは、じつは努力だけでできてしまうのです。

上位3分の1に入ることは、努力で勝ち取れる、「努力圏内」の目標なのです。

◎あえてひとつの「抜け道」を作ることで、他の抜け道を許さなくする

友達と遊びたい、でも勉強しなければならない。ジレンマに陥ってしまった私でしたが、そこで、ひとつのルールを決めました。「みずから遊びを提案してはいけない」一見すると、非常にストイックな決まりごとに見えます。しかし、みずから提案してはいけないの「みずから」が肝心です。つまり、誘われたらイベントに参加して遊ぶことは構わない。ダメなのは、みずから友達を誘ったりするということ。このルールを決めると、はじめのうちは勉強と遊びのふたつを両立することができました。

しかし、司法試験がさらに迫ってくると、このルールではまずいことに気付いたのです。そして、このルールをもう少しだけ厳格化することに決めました。「みずから遊びを提案してはいけない。また、人の誘いは2度までは乗ってはならない」このきもは「2度までは」です。つまり、友達に誘われても断らなければならないのですが、2度断った後に3度目に誘ってくれたら、その誘いは受けても構わないということです。

コメント
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