厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2012年66冊目『目立たなくても本当に必要とされる人になる小さなコツ』

2012-05-18 23:24:45 | おすすめビジネス書
目立たなくても本当に必要とされる人になる小さなコツ 目立たなくても本当に必要とされる人になる小さなコツ
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2012-05-16

評価  (3点/5点満点)

目立たなくても、自分を着飾って無理しなくても、周りから本当に必要とされている人は実際に存在します。

本書は、著者がたくさんの人に積極的に聞いて教えてもらった「自分に無理をしなくても、必要とされる人になれるコツ」が掲載されています。どれも、机上の空論ではない、リアルな体験から生み出されたものばかりです。

よって、ほんの小さなことではありますが、悩みが消えるきっかけになったり、問題が解決するヒントとなるでしょう。

人とのかかわりで最も大事なことは、形だけではなく本当の意味で相手の立場・視点に立つという点。本当の意味とは、相手を尊重する気持ちが込められているということ。それに気づいて実践すれば人間関係が劇的に良くなり、心がすっと軽くなるはずです。

【my pick-up】

◎いつも他人がうらやましくなるのはなぜ?

自分と人を比べる必要がない理由、それは、「他人と自分の輝く場所は絶対に違う」から。他人との違いは、どちらが劣っているとか、優っているかを比べるためのものではなく、自分が何者なのかを知るためにあるんだよ。

◎期待の仕方を間違えない

相手が自分の期待する結果に応えられなかったことで、相手が自分を裏切ったと感じ、怒りや反感を持つ。相手が、君の望む結果を出せないことで、君が裏切られたような気持ちになるのは、相手ではなく、自分が、「望む結果」に期待しただけではないだろうか。

◎人の本性はこんなところでわかる

相手を見極める簡単な方法、それは、「その人が付き合っている人を見る」。どんなに経験豊富な相手でも本性を隠しきれないものがあるんだ。それは、「普段付き合っている人」。類は友を呼ぶというが、人は自分と同じような人でないと居心地が悪くなって長くは付き合えない。いい人はいい人と、悪い人は悪い人と、プラス思考の人はプラス思考の人と、マイナス思考の人はマイナス思考の人と、人は同じような種類の人としか付き合うことができないんだね。人は必ず、内面的に同じようなことを思う人たちと付き合うようになる。

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2012年65冊目『誰も教えてくれない 一流になれる読書術』

2012-05-18 16:32:00 | おすすめビジネス書

誰も教えてくれない 一流になれる読書術 (アスカビジネス) 誰も教えてくれない 一流になれる読書術 (アスカビジネス)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2012-04-19

評価  (3点/5点満点)

「読書術」という言葉を聞くと、本を読んで「インプットする」というところにクローズアップされがちです。しかしそれだけでは、目標達成という観点からすると足りないのです。

本書は、書評メルマガ「エンジニアがビジネス書を斬る!」の丸山純孝さんが2008年に出された『いつも目標達成している人の読書術』を時代に合わせて改訂したもので、目標達成につながる読書法を紹介しています。

先人達や同時代を生きているエキスパート達の智恵を取り入れることができる読書は、人脈やアイデアを発展させる土台作りです。

読書自体を楽しみつつ、目標や夢の達成という結果につなげていく。

「最近、あまり本を読んでないなぁ」と感じているビジネスパーソンにぜひ読んでもらいたい1冊です。

【my pick-up】

◎短期間に同一ジャンルで多数の本が出ていたら注意

私が本を選ぶときに、注意していることが実は一つあります。それは「同じ著者から、短期間に同一ジャンルで多数の本が出ていたら注意する」というもの。同一ジャンルにおいて短期間に多数の本が出てくるということは、同じコトをただ繰り返している危険性があります。また、短期間に多数の書籍が出てくるということは、完全に丸投げになっていて著者本人が内容に関知していない可能性があり得るわけです。

◎本の価値については非難しないこと

一つだけ自分ではやらないと決めていることがあります。それは「読む価値がない」と自分以外に対して吹聴すること。「どんな価値を感じるか?」ということは、100%同じ人間がいないように、100%同じ印象を持つことは絶対にないからです。自分が感じた価値を誰か他の人に伝える際には「ダメである」と非難するのではなく、「誰にとって価値があるモノなのか」を伝えるべきだと思うのです。この伝え方であれば、マイナス情報ではなく、プラスの情報として世の中に価値が生まれます。そうです、必要としている人たちに届く可能性があるからです。

◎読書こそ人とのつながりをもたらす

たとえば人に会うとき。相手の方が著書を出しているのであれば、前もって目を通しておくことをお勧めします。できれば必須といえるくらいに。というのは、大ベストセラーでもない限り、その人の著書を読んでいる人の割合は少数派。ということは、著者の読者でもあるあなたは、著者から見れば「一段階特別な人」にランクアップするわけです。

コメント (1)
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