厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2012年59冊目『どうしても続けられない人の悪い習慣45』

2012-05-07 22:13:03 | おすすめビジネス書
どうしても続けられない人の悪い習慣45 どうしても続けられない人の悪い習慣45
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2012-04-26

評価  (4点/5点満点)

現代社会で不幸にならないためのキーワードとして、「続ける」ことの大切さを説いています。

「節約」「貯金」「脱ギャンブル」「時間管理」「勉強」「整理整頓」「ダイエット」「禁煙・禁酒」

どれも続けられれば間違いなく良い事だと分かっているのに、実際に成功している人は多くはありません。

本書には、日々のちょっとした工夫で「継続体質」になるためのノウハウがちりばめられています。著者の田口智隆さんは現在、マネーカウンセラーとして個人相談やセミナー活動等でご活躍ですが、以前は酒やギャンブルにどっぷりはまっていた時期があり、その際の人間関係をスッパリ断ち切ったことで「続けられる人」になったそうです。

現在のあなたの上司は、あなたの面倒をずっと見てくれるでしょうか?自分の夢や目標は、自分で実行し継続する以外に達成する方法はありません。周りに流されることなく、もっと自分を見つめる時間を持ちましょう。

【my pick-up】

◎移動時間の活用法は、時間をムダにしないための重要ポイント。無意味に携帯電話をいじるくらいなら、1冊でも多く本を読むこと!

私もスマートフォンを持つようになってから、一時期Twitterにはまった。Twitterはとてもおもしろいし、使い方によってはいろいろな情報が手に入った。しかし、Twitterを始めてしばらくたったある日、自分が全く本を読まなくなっていることに気づいて、愕然とした。最低でも毎月10冊は読んでいたのに、1冊も読まなくなっていたのだ。

そんな期間が半年ほど続いただろうか。ついに私の頭には、新しい企画のアイディアが湧いてこなくなった。私は慌てて、移動中にTwitterを見るのをやめた。そして、再び移動時間を読書に充てることにした。

◎全ての情報をタダで手に入れようとすると、結果的に何も見につかない。興味のある本は、積極的に買って読んでみること!

他人の豊富な知識や経験が、たった1000円ちょっとで手に入る方法が、読書以外にあるだろうか?むしろ、直接会って話をするよりも、本を読むほうが、深い情報を得られることも多いはずだ。普段会えない人の普段聞けない話を、1000円ちょっとで聞かせてもらえることができるとしたら、驚くほどお徳と言えないだろうか?

書籍には著者が何年もかけて蓄積してきた「知識」や「経験」が詰め込まれている。さらに、プロの編集者がきちんと内容を吟味しているので、インターネットの情報に比べたら、はるかに信頼性が高いのだ。

あなたが本気で、何かの勉強に取り組みたいと思うなら、きちんと対価を支払って情報を取得することをオススメする。つまり、本代をケチることなく、読みたい本は積極的に買うことだ。同じジャンルの本を5冊も読めば、その道の「プチプロフェッショナル」くらいにはなれるだろう。

◎冷蔵庫に「買いだめ」してあるものは、つい食べてしまう。しばらくは意識的に、「今日食べる分だけ」を買ってみること!

近所にスーパーもコンビニもないような田舎町でない限り、どっさり食料品を買い込んでおく必要はないはずだ。最近は24時間年中無休のスーパーも増えている。たいていのものは、買いたいときに手に入る。買いだめせずとも、何の問題もないのだ。

その日に必要な分量だけ買うようにすれば、新鮮なうちに食べられるし、うっかり食べすぎることもなくなる。腐らせてしまう心配もない。

◎お酒が本当においしく感じられるのは、せいぜい最初の1杯か2杯。「おいしくない」と思ったら、すぐに切り上げよう!

私の経験から言っても、本当にお酒がおいしく感じられるのは、最初の1~2杯だ。仕事を終えて、1杯目のビールが喉を通る瞬間の心地よさ!あれは間違いなく、疲れが吹き飛ぶ瞬間だ。あの瞬間を思い描いて、仕事をがんばってる人も多いことだろう。だが、2杯、3杯と飲み進めていくうちに、その快感は急激に薄れていく。ハッキリ言えば、惰性で飲んでいるだけになるのだ。

惰性で飲み続けることはせず、「おいしくない」と感じたらお酒をやめる。そうした習慣が身につけば、無理な禁酒も必要ないのだ。

◎飲み会の誘いを断ったからって、何かを失うわけじゃない。将来の目標があるのなら、そのために時間とお金を使おう!

飲み会に誘われたからって、あなたは、それほど必要とされていませんよ!「こいつは暇だから、断らないだろう」と、都合のよい友達に見られているだけかもしれない。

本当に「飲み会の華」としてチヤホヤされているとしても、その人がいなければいないで、場を埋める第二の宴会部長は必ず現れるものだ。「職場の飲み会に出ないと、次の日、話題についていけなくなるから・・・」あなたがこんなことを思ったなら、飲み会に参加しなかった他の社員が、職場で困ったことになっているかどうか思い出してみればいい。

ちょっとカッコよく言わせてもらうと、「飲み会に誘われること=必要とされている人」というわけじゃない。自分と向き合い、努力を続けられる人こそが「真に必要とさせる人」になれる、ということなのだ。

◎上司からの誘いを断るには、「断っても許されるキャラクター」を作っておくこと。そうすれば、時間とお金をムダにしない!

仕事中は仕方のない部分もあるが、就業時間を超えてまで、上司に逆らえないようでは、夢や目標を実現することも難しくなる。

私に言わせれば、この厳しいご時世だからこそ、「飲みも仕事の一部」なんて古い考えを捨てるべきなのだ。貴重な時間とお金は、自分の将来のために使うべきなのだ。

とにかく何でもいいから、自分のキャラクターを作り上げてしまうのだ。そうすれば、「あいつはああいうヤツだから仕方がない」と周囲が認めてくれる。飲みの誘いを断ろうが、早く帰ろうが文句を言われなくなるのだ。この術さえ見につけていれば、必ずムダ使いを省き、自分の時間を確保することができるようになるはずだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする