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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ネズミモチが満開です

2012年07月12日 | 6~8月の草木
ネズミモチって 地味な木ですよね。

実がたくさんつきますが美味しくもないし・・・

あの黒くてコロコロした実が、ねずみの糞に似てて、葉っぱがモチノキに似ているので、こんな名前になったそうです。
でも、ネズミの糞なんて、見たこと無いという人も多くなったでしょうね?
ハムスターの糞も似たようなものですけど

葉っぱがモチノキに似ていると言っても、この木はモクセイの仲間です。だから、ちょっとだけよい香りがしています。

ギッシリとついている花の一つ一つは小さくて、ハラハラと落ちてきます。

散ってくる前の姿は、あいにく見たことがないのですが、検索してみると真ん中にめしべが有るようです。

そこを残して散ってくるのでしょう。なかなかかわいらしい花ですネ。



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土曜日、植物園にて

2012年07月09日 | 6~8月の草木
土曜日の午後、ちょっと暑かったのですが、植物園へ。

ハスの花を見れる時間ではなかったのですが、少し散り残っていました。

そんな花の上で・・・マメコガネが「捕まえたゾ!」って感じで、♀の体をしっかりと。
脚は上げていなかったのですが、私が近づいた気配に、思わずピンッと伸ばしてました。


ある水槽には、よつ葉がいっぱい!!
でも、これはクローバーではありません。 ちょっと違うでしょ?
デンジソウという名前です。

葉っぱの形が漢字の「田」という文字に似ているので、「田字草」と。
そのものずばりの名前ですね。

草というものの、胞子で増えていくシダの仲間だそうです。
最近はアクアリュームの水草のひとつとして、ウオータークローバーと名付けられて販売されてい るらしいです。


ツタの茂る作業小屋で、ツタの花がたくさん咲いているのを見つけました。

こんな形の花が咲くとは、今まで知りませんでした。ツタなんてしょっちゅう見ているのにね。


そして再びハスの花びら。

わざとおいたわけではありません。
大きな葉っぱの上に、はらりと散り落ちて・・・


ふっと、数日前に倒れた友のことを思いました。
とても元気だったのに、転んで頭を打ったのが原因で、突然に認知症のような症状が出ているのです。
ご主人が奮闘しておられますが、さぞや大変なことでしょう。

私の母も、或る時に転んでから、少しだけでしたが、様子が変わってしまい悲しかったことも思い出しました。

少しでも回復してくれるといいのですが・・・




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滋賀県の朽木で出会ったギンリョウソウ

2012年06月13日 | 6~8月の草木
朽木の森で

考え事をしながら 足元に目を落として歩いていると

厚く積もった落ち葉の中に

なんだか とてもきれいな 不思議なものが見えた

しゃがんでみる


少し透明感があって 白一色

ひっそりと 物思いにふけっているような 幽玄な姿

もしかして これはギンリョウソウの仲間?



時折り 降り注ぐ木漏れ日のほかには 

光の射さない森の中の 

さらに落ち葉の中に埋もれるように

光合成をしないで 

根元にある菌類だけを頼りに生きている めずらしい植物

漢字で書くと「銀竜草」


そっと落ち葉を 掻き分けてみる

現れた姿は、痛々しいくらい・・・



しばらく見とれていたけれど

かわいそうになって そっと落ち葉を戻した


またの名をスイショウタケ、水晶蘭とも。

こんな幻のような植物が

しずかに枯れ葉に抱かれて

静かに生きている森のふところの深さを想う



画像検索をすると、もっとたくさん群れるように咲いていることも有るようですが、この日に見た、たった2輪が、とても印象に残りました。
聞けば、他にももう少し咲いていたのだけれど、既に枯れてしまったのだとか。

最後に残った2輪は、まるで私を待っていてくれたように・・・・





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ツユクサの花の秘密♪

2011年09月07日 | 6~8月の草木
ツユクサの花には、長く伸びたオシベの他に、メシベが一本と、花びらの際の所に小さな黄色い花のようなものが幾つか集まってくっついていますね。

この黄色い花のようなものはオシベなのですが飾りオシベと呼ばれていて、あまり多くのの花粉は着いていません。

メシベは長いのがあったり、ちょこんと短いのしかなかったり、色々です。
短いのは退化したメシベで、全体のツユクサの1/4には、ごく短いのか、ほとんど見えないようなのしかないそうです。

上の写真のメシベは長く伸びていて、すでに花粉が乗っかっていますね。


ところで、この写真を見ると、飾りおしべと普通のオシベの真ん中辺りに、いっぱい花粉をつけたオシベのようなものが見えますでしょう?

これは「中のオシベ」というのだそうです。
飾りオシベ以外に、実用に役立つオシベが3つあるわけです。私は今まで気がつかずにいました。

とまあ、これは花の構造のお話で、
ここまではヒミツでも何でもありません。



では、いったい何がヒミツなの???

上の写真を、よ~~く見てください。

飾りオシベの茎に色がついているでしょう?
これ、ご存知でしたか?

私は初めて発見して、ビックリ

きれいな薄紫色してますね!

大きくしてみましょう。

まさか、こんな所におしゃれをしているなんて思いもしなかったので、発見できてすごく得した気分になりました


オオボウシバナやメガネツユクサはどうなのかしらと思い、ちょっと花びらをよけて見てみましたが、ほとんど色はついていませんでした。






オオボウシバナやメガネツユクサは、花びらがおしゃれなので、オシベの茎に色をつけるなんていう隠し味は必要なかったのでしょうか?
お花を造るカミサマは、なかなか粋な計らいをされたものですネ。




肉眼ではなかなか見えにくいので、倍率は低くても大丈夫ですので、ルーペで覗いてみてください。
とてもきれいですよ!!




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あれから半年

2011年09月02日 | 6~8月の草木
あと10日ほどで あの日から半年になりますね

寒さに凍えたあの日から

厳しい夏の日を越えて

やがて秋を迎えようとする季節になりました


あなたは

今どこにいますか?

元気ですか?

なにか困っていませんか?

どんなことでも 黙っていないで

声に出して訴えてくださいね

私たちは 決して忘れてはいませんが

一緒に暮らしていない悲しさで

声を上げてくださらないと 気づかぬことばかりです

ごめんなさい ごめんなさい・・・



私のこのブログにも

いまも毎日のように検索で記事を探してくださる方が

何人もいらっしゃいます

何を探しておられるかって?

それは

あの寿仁くんのことです

(ご存じない方はこちらの過去記事をご覧ください



私の友人のMさんが、先日、トシくんを訪ねて行きました。
トシくんは叔父さんと一緒に暮らしていてとても元気で夏休みの宿題と取り組んでいたんですって!
「良い顔をしていたよ」とも。



サッカーが大好きなトシくん

新学期が始まって

たぶん大好きな運動会もあるでしょうね?

日焼けして ニコニコと走り回っている君を想像するのは

とてもうれしいです!!


他のたくさんの子供たちも

元気にしていることを祈らずにはいられません


もしも

いまは とてもつらい日々を送っている子供たちがいたら

けっして負けないでほしいです

生きてさえいれば

いつかきっと いい日が来るからと 信じ続けていれば

本当にそんな日は 必ずやってくるから!






避難所も次々と閉鎖になっていますね

これからどうしたらいいのかと

不安を抱いて暮らしている方も

少なくないのでしょうね・・・


訪ねていって

手を握って背中をさすって差し上げたいです

洋服にほころびがあったら

つくろってきれいにしてさしあげたい


でも・・・・

現実には何にもできないわたし

ごめんなさい ごめんなさい・・・


けれど、決して忘れてはいませんから

毎夜 布団に身を横たえるまえに

お祈りしています


大きな余震がありませんように

気温の変化に風邪をひかれませんように

仮設に暮らしていても 救援物資が届きますように

ささやかでも何か希望や夢と

出会えますように




      

今日ご訪問くださったあなたも、どうか引き続いて応援をお願いいたします。

東北はやがて寒さがやってくるでしょう。

こんなサイトもありますよ

みんなのお気持ちが、ひとつでも多く被災地に届きますように


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
写真は
上がショウジョウトンボ(いわゆるアカトンボ=アキアカネではありません)

下はミズアオイ です。

いずれもこちらで撮影しました


今日は処暑

2011年08月24日 | 6~8月の草木
日本には春・夏・秋・冬の四つの季節をさらにきめ細かく分けた「二十四節気」というのが あります。

今日はその中の処暑(しょしょ)です。
さすがの暑さも収まるという日ですが、大阪は少し残暑が戻っています。
あなたの所はいかがでしょうか?


日の出もだいぶん遅くなりました。
上の写真は、日の出の頃のネコジャラシです。

夏の終わりに穂を出す草は、いかにも涼しげなので大好きです!


その頃の東の空はこんな色。



お日さまの光を浴びたネコジャラシ。

周りの草に朝露が光っています。



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醒ヶ井・地蔵川に咲く白い花たち

2011年08月22日 | 6~8月の草木
これは地蔵川の梅花藻。 
梅の花に似た小さな5枚の花びらを持ち、水中から茎を伸ばして水面に花開く可憐な夏の花です。


滋賀県の米原市醒ヶ井の宿を流れる地蔵川は、平成名水百選に選ばれた冷たくてきれいで美味しい水が流れています。

この奥に湧き出しているところがあるのです。


その流れには梅花藻が育ち夏に白い花を咲かせ。ハリヨという貴重なお魚がすんでいます。

流れに沿って立っている民家の方々や、地域の皆さんのなみなみならぬご努力で保たれている、貴重な自然です。




とてもすばしこくて、藻の中に隠れてなかなか出てきません。
きれいな色をしているのですが・・・

3年前、7月の末にたずねたときは、水流もちょうど良くて、梅花藻にはサルスベリの花が散り掛かり、とてもきれいな風景がみられました、今年は少し時期が遅かったのと、水量が多くてほとんどの花が水の下に沈んでいたのが残念でした。


その代わりというわけでもありませんが、川に沿った民家の方が置かれた鉢のサギソウが、とてもきれいでした。

今にも飛んでいきそうですね。


そしてまた、しばらくぶりに見るセンニンソウが・・・



暑さに疲れたこの時期、白い花を見るとすがすがしくて、気持ちが休まりました。





今年も咲いたツユクサの仲間たち

2011年07月22日 | 6~8月の草木
種まきが遅れたので、なかなか咲かなくて心配しましたが、やっと咲きました。

これはオオボウシバナです。
一番下に添えているのは、普通の野生のツユクサです。大きさを見てください。

滋賀県草津市では市の花に指定されているとか。

華麗な青い花びらを持つので「青花」とも呼ばれます。

この花の汁で布に画を描いて、水で洗うと消えるので、友禅染の下絵を描くのに使われるそうです。


花びらの色・・・




そしてもうひとつ。
これはメガネツユクサ。

今年、なかなかよい写真が撮れないので、去年の一枚です。

控えめなやさしい花びらですね。


あなたはどちらがお好きでしょう?
私は、どちらとも決めかねています。

もしかすると、野生のささやかな花が一番好きだったりして・・・




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朽木いきものふれあいの里へ

2011年06月07日 | 6~8月の草木
先日の「タヌキ」を発見した日(6月4日)、家族と共に朽木(くつき)生き物ふれあいの里という所へいきました。

滋賀県高島市朽木にあります。 琵琶湖の近くです。

ここの詳しい様子は、上のリンクをクリックして見てくださいね。
森に囲まれた、とても楽しいところですよ♪


大きなカエデが、たくさんの若い実を付けていました。

まるでお花が咲いてるみたいでしょ

その中のひとつが、駐車していた車のボディに、落ちていました。(一枚目の写真です)

この日写した写真の中で、一番気に入った一枚です♪


たくさんのタネが落ちるからでしょうか、あちこちに若芽が顔を出しています。

色がとってもいいですネ。



センターの入り口です。


中には剥製や(白い犬のようなのは、犬ではなくオオカミです)


クラフト体験教室の作品や、珍しい展示物があります。

中でもこれが良かったです!

おなじみの森のエビフライの色々です。


森の中では、大きなヤマボウシが何本も生えていて、ちょうど満開です。

こんな大きな木は見たことが無かったので、感動しました。
花が終わって実がなると、楽しみでしょうね。
ヤマボウシの実はちっちゃいけれど、とても甘くておいしいですから

ケヤキの大木もありました。花が咲く寸前でした。
ケヤキの花については以前に記事を書きましたので、興味のある方はクリックしてご覧くださいね)


その下でおにぎりをたべました。
涼しかったのでちょっとゆっくりと休みたかったのですが・・・・

小さな緑色のクモが、いっぱい落ちてくるのです。ハナグモ(人面グモ)と言う名前だと、きのこ山書房さんがおしえてくださいました。ありがとうございます。

小さいし色が良いので怖くはなかったですが、踏み潰したりしてはいけないので早々に、場所を変えました(笑)

<昼ごはん クモに追われて 場所を変え>


それから、こんなキノコも見つけました。

名前がわかりません。
どなたか教えてください!ホコリタケ(キツネノチャブクロ)と言うそうでしす。これも、きのこ山書房さんが教えてくださいました。ありがとうございました。


秋になったら、また行ってみたいと思います。
色々な紅葉がさぞきれいだろうと思うからです。

冬は雪の深いところなので、ここの職員さんや行事の参加者への貸し出しのためでしょうか「輪かんじき」がたくさん吊り下げられていました。


この日、ヤマボウシとカエデのの大きな木に出会えたことが、何よりも嬉しかったです♪♪
長く生きてきた木には、癒されますね。



若葉寒

2011年06月01日 | 6~8月の草木
ここ数日は、きれいに洗って仕舞い込んでいたカーディガンを引っ張り出すような、肌寒い日が続いています。

今日も雨が降ったりやんだり。
「若葉寒」「梅雨寒」というような季語があるくらいなので、昔から寒さが戻ってくるような季節なのでしょう。

竹は初夏のころに衣替えをします。
なので、そのころのことを、俳句の季語では「竹の秋」といいます。

古い葉は茶色くなって散り、やがて若々しい葉が伸びてとても明るい雰囲気です。
その若葉に、梅雨の雨が降り注いで・・・・

< 蕭々(しょうしょう)と竹の若葉を打つ雨のかそけき音にしばし聞き入る >

そういえば、昨日はホトトギスが鳴いていました。


大阪でこんなに寒いのですから、被災地は冷えているのでしょうねえ。
お年寄りのことが気遣われます。


雨音に耳を傾けつつ、ベランダのプランターに眼を遣ると、咲き始めたツユクサが目に入りました。

花の形がなんだか変なので、しゃがんで見ると、

あらま、花びらが3枚もあるのです。

普通の野生のツユクサのつもりでタネをまいたのに、葉っぱも一部分斑入りになっているし、花びらがこんなだし、DNAが変異を起こしたのでしょうか?



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