もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

箱入り娘のそら豆

2008年05月12日 | 家庭菜園
W大 麦に囲まれた中で育つそら豆

 5月に入りそら豆がぐんぐん大きく育ってきたが、そら豆の栽培で手を焼くのがアブラムシだ。
 新芽の部分はびっしりとついたアブラムシで気持ちが悪くなるくらい真っ黒になるだけでなく、ウィルス病にかかって実の部分も育たず食べられなくなる。

 昨年ある偶然からそら豆のアブラムシを防除できるかも知れない栽培法を見つけて今年はそれを確かめるための栽培をしている。

 昨年は春から初夏にかけての多忙でほとんど畑の手入れが出来ず、そら豆の畝は雑草のカラスムギに覆われてしまっていた。
 しかし、雑草に覆われたそら豆はアブラムシから身を守ってもらっていたようで、収穫期にはきれいな姿で育っていた。

 野菜より雑草の方が伸びてしまうというのは野良者としては不名誉な話だが、怪我の巧妙とでも言おうか結果的に箱入り娘のように育ったそら豆には悪い虫がつかずに済んだ。
 そこで今年はそれを検証してみようと、そら豆の畝の周りに意図的に大麦を蒔いてみた。

 風に乗って飛んで来るアブラムシは、他の昆虫と違って風に逆らって自力で目的の植物に飛来をするのではなく、たまたまたどり着いた植物で繁殖をすると考えるのが妥当だ。

 ならば、風に吹かれてそら豆にたどり着く前に、障害物になる植物があればアブラムシは遮断出来るのではないか?と考えたのだ。

 そして、今のところ狙いは当たっていたようで、そら豆より少し背が高く、適度のすきまで風通しや日光を遮らない程度に育った大麦はやはりアブラムシからそら豆を守ってくれたようで、今年もおいしいそら豆が食べられそうだ。

 ガードマンの役目を終えた大麦は食用ではなく、一部は切り花、ドライフラワーとして楽しみ、残りはそろそろ蔓が伸びはじめたスイカ栽培の敷きわらになる。