長年の東京暮らしだったが、名古屋育ちの私には東京の土地感がまったくなく、浅草と上野が地続きだということが今日やっとわかった。
名古屋の大須観音と浅草だって地続きだ!
そりゃぁそうだけど、私が言っているのは歩いて行ける距離だって話だ、話が長くなっちまうンで、途中でチャチャを入れないで聞いてくれ。
霊の(ほら、余計なことを言うから間違っってしまったではないか)、霊ではなくて、例の台東区銭湯マップを頼りに東上野にある教育センターの近くの銭湯を探していると「蛇骨湯」なるオドロオドロしい屋号の銭湯があり、いつもの稲荷町駅の一つ先の田原町駅で地下鉄を降り蛇骨湯を探し歩くうちに雷門方面という道標を見てここはもう浅草の一角であることに気がついた。
入り組んだ路地裏の蛇骨湯は江戸のむかしこの一帯を蛇骨長屋と称されていたことからつけられた屋号らしく、けっこう有名な銭湯のようで<蛇骨湯>のキーワードで検索をしてみたら、いろいろな人がこの銭湯について書いているブログなどがあった。
蛇骨湯をあとに上野方向にある社会教育センターまで歩いてみると、また新たな発見があった。
ビルの屋上に見えるあのコックさんの顔は・・・何とときどきTV番組で見かけるかっぱ橋道具街だ。
鍋釜、食器、厨房設備、看板のれん、菓子、喫茶材料などなどの道具類の店が800メートルの道具街の両脇に軒を並べる問屋街で、門外漢の私が専門の道具類を見て回るだけでも結構楽しめる商店街である。
そんな中で、一番楽しめるのが食品サンプル屋さんのウインドウだ。
見事な出来の食品サンプルに見とれているうちに、気がつくとスカイツリーが夕日に染まりだした。
急いで教育センターに戻らねば・・・。
おとなの工作教室の開始時間が迫ってきた。