まだまだ残暑の厳しい5日の日曜日には、5歳の孫を連れて下北沢(世田谷)にある北沢八幡神社のご祭礼に行ってきた。
ここのお祭りは毎年8基もの神輿が宮入をするという大きなお祭りだが、これに加えて今年は18年ぶりに千貫神輿も担がれて、数基の子ども神輿も加わり、一段を盛大な祭りになりそうだ。
この子ども神輿の中には、このに神社の団本部を置くボーイスカウト世田谷8団の手づくり神輿もあり、今日は孫にもこの子ども神輿を担がせてもらおうと思っている。
なぜ、下北沢辺りまで神輿担ぎに行くのかというと、実はもう10年くらい以前のことになろうか、この手づくり神輿はディスプレーの仕事をされていた当時の団委員さんが作られたものだが、そのときに神輿の天辺につく鳳凰だけは私が作ったものである。
私はちょっと偏屈なところがあるらしくて、ありきたりの金色の鳳凰など作りたくなかったので、まず鳳凰の形をを木彫りで作り、それに木目込み人形じょうたいにラメ入りの生地を貼り付けさらに表面をプラスチックでコーティング施して、以前に信州小布施の岩松院で見た北斎の大鳳凰図に習った極彩色の鳳凰を神輿に乗せてもらうこととした。
ちなみに、世田谷8団というボーイスカウトは、毎年私の家庭菜園に長芋の収穫体験にくる団でもあり、さらにこの神社のご祭礼のポスターの絵は私が描いたもので、お祭の時期になると下北沢の街中でこのポスターが見られる。
このポスターの最初の絵は20年以上も前に描いたもので、それから5年後に別の絵柄を描き、さらに数年後にもう1枚を描き今はその3枚の絵柄を毎年交代で使用してもらっている。
さらに、さらに言えば、この神社の480年祭を行ったときの記念品の扇子絵も
描かせてもらったし、手ぬぐいの絵も描かせてもらっている。
カブ隊のお兄ちゃんたちに混じってお神輿をはじめて担いだ孫は、うれしさのあまり暑い日差しの中を歩き回ったが、さすがに帰りの電車の中ではすぐに眠ってしまった。