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もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

本日開展

2016年08月18日 | アート・文化

ゴトー孟・おもしろ工作展」は本日開です。
●会 場・海老名市民ギャラリー 
●会 期 ・8月19日(金)~23日(火) 10:00~17:00
  

 いろいろな方々の手を借り、70坪と言う広いギャラリーの飾りつけをやっと終えました。 
 
 作品の制作の間に、ボランティアの工作教室、仕事としての工作教室、団地の芝生の刈込などなどに謀殺された嵐のようなこの一か月、とにかく一応の飾りつけを終えまずは一段落。
 
 慢性の睡眠不足、疲労の蓄積は半端ではなかった。
 規模の小さな展示は、これからもあるだろうが、年齢的に見て、この規模での展示はおそらくはこれが最後であろう。 
  
 もっとも、2009年の相鉄ギャラリー(50坪)での展覧会の時と同年能代(秋田県)のエネジアムパークでの展示とワークショップの時にも、これが最後・・・と 思っていたが今回も何とかなってしまったことを考えれば、今後も可能性はゼロとは言い切れない。

 これまでに、この規模の展示は秋田、高松、愛媛、富山などでも開催してもらってきたが、生まれ故郷の名古屋ではまだ行っていない。
 本当に最後の作品展は、ぜひ名古屋で開催をしていものだ。

 そして、その会期の途中でオムカエが来てしまう・・・こんなドラマチックなストーリーはどうだろう?

 中部地方のスポンサーの企業様どうかよろしく・・・。
 

 え!そんなことではスポンサーがつくわけがないって?
 では、もう少し頑張って、長生きをすることとしましょう。

 今回の海老名の展示は会期中の全日程は会場に出ています。

 おもしろ工作のおもしろ」はただの形容詞ではなく、たかが工作とはいえ、大人も子どもも共に笑える、楽しめる作品群です。

作品の点数はは大人の背丈ほどの恐竜から、手のひらに乗る小惑星探査機はやぶさまで、大小合わせて400点を超えます。
 お近くの方はぜひ海老名までお出かけくださって、ゴトー孟の遊び心をご堪能ください。
  


本日公開・おもしろ工作展

2016年06月01日 | アート・文化

 
 6月1日、主催者のホームページにアップされて、やっと私からも詳しく展覧会の内容が話せるようになりました。

●タイトル・・ゴトー孟のおもしろ工作展 
●会場・・・・海老名市市民ギャラリー
●会期・・・・8月19日(金)~8月23日(火) 
●主催・・・・海老名市文化会館  

 
5日間の会期中、ワークショップも2日行います。
 詳しくは下記のアドレスでご覧ください・
http://www.ebican.jp/topics/172.html
 
 
 

この機関車の工作は、動輪には「戸車」、台車は「蒲鉾の板」、運転席と蒸気機関部分は「空き缶」を使っているので、タイトルを「あ!機関車」(空き缶車)といいます。


  
 私の工作はどこが面白いのかといいますと・・

 コロンブスの卵的な発想で、上の写真の機関車のようにあんなものこんなものになってしまうという意外性。
 ほとんど冗談のような馬鹿々々しいことに真剣に取り組んでいる。

 さしたる訓練を積むことなく、誰が作っても(小学生でも)それなりの完成度がある
 などなどで、子どもはもとより、大人に人気のある展覧会なのです。

 塗装作業前のUFOです。
  
 段ボール箱のに貼り付けたガラクタに塗装をすると・・・
 大型の宇宙船になりました。

 日本の宇宙船は段ボールや紙皿で出来ているというのは国家機密ですから、決して外国には漏らさないでください。

 
 和紙で作ったお弁当、紙コップやカップ麺の容器を使って海老名の民話の一場面を作ってみました。
 おもしろ工作は何でもありです。
 身近な素材で作るというのが、おもしろ工作の信条です。 
 


ゴテチャ

2016年05月27日 | アート・文化

  
 ゴテチャって何?
 この写真の花の名前です。
 
 昨年イチゴの苗作りに失敗をして、イチゴを植える予定の畝が空いてしまったので、秋にタネを蒔いておいたものが今花盛りになっている。

 花壇と違って畑の花はふんだんに植えられるから、女房と二人であちこちに配って喜ばれている。

 2月からの多忙で、農作業はすっかり遅れてしまっているが、普段の年なら4月のうちに蒔く枝豆のタネもやっと蒔き終わり、遅れて蒔いた春大根もどうやら発芽してくれて一安心。 
 

 知人から頼まれていた小説の挿絵は昔とった杵柄で、簡単に描けると思っていたが、もう10年以上も子どもの工作用の絵しか描いていなかったせいで、すっかり手間取ってしまった。

 とにかく、諸々の雑用からやっと解放されて、昨日から8月の展覧会に向けた体制入れた。
 ・・・とは言っても、また6月上旬の1週間はまた例のハードな芝生の刈込のアルバイトが入っている。
 *忙しい時には休めばよさそうなものだが、同じ団地の仲間同士でやっている作業だからなかなか抜けづらいのだ。
 それにまた7月の末にもこのアルバイトがあるのだが、これは他のボランティアの工作教室などとダブっていて、7月には完全に休まなくてはならないので、なおさら・・・。
 

 展覧会に向けての新作のステンドグラス風卓上ランタン大人の工作教室の皆さんに試作をしてもらったが、出来上がりの完成度はそこそこに仕上がったが、切り絵を作る工程で2時間以上もかかることがわかり、おもしろ工作簡単に作れることが信条だから、展覧会までに改良をせねばならない。
 
 農作業は一段落をしたが、脳作業と手作業ははまだまだ続く。

  


新築祝い

2016年01月23日 | アート・文化

  
  家庭菜園の畑は50坪と10坪の2箇所を借りているが、どちらの畑も、草さえ生やさなければ・・・というだけで、決まった借り賃を払っているわけではない。

 盆・暮れに一応の挨拶には行くのと、いろいろ地方の工作教室に招かれると、そこのお土産を持っていく程度のことしかしていない。

 その50坪の畑を借りている地主さんA
さん宅の新築が昨年の秋から始まった。

 Aさんからは 数年前に開催した展覧会に出した野菜のレリーフが欲しいといわれていたが、それはすでに手離してしまった作品で、そのうちに作るからね・・・と言ってはおいたが同じようなものを再度作るということになかなかモチベーションが上がらず、もう4~5年が経ってしまっていた。
 

 さらにその作品は、もう一人別の人からもあれが欲しかった・・・といわれていたが、その人にもそのうち・・・と言っていたのだが、その人は昨年交通事故で亡くなってしまった。

・・・・という経緯があったが、 A
さん宅の新築をきっかけにようやく制作意欲もわいてきた。

 
 まず、完成したときの絵柄をスケッチを描き、そのスケッチを基に型紙を起こす。 

 さらにその型紙に合わせて発泡スチロールの薄い板をカットして・・・。

 東京の外国大使館、エアーライン、外国に旅行に行く友だちに持ち帰ってもらったエジプト、ロシア、ベトナム、中国などなどの新聞紙を貼って作品に仕上げる。

 集中してやれば2~3日で仕上がるのだが、いろいろな雑事の合い間をぬっての作業だから時間がかかる。

 また、数年ぶりに作るレリーフの作り方はもう忘れてしまっていて、細部は何度も作り直すなど難航して予定より長引いたが、Aさん宅の建築も予定より遅れているようで、新築祝いの作品は本日額装を終えて引越し前に無事完成した。
 


 


タイムパレット

2015年08月20日 | アート・文化



 小学校5年生になった孫が夏休みの宿題の絵を描きに我家に来ると言うので、最近ではあまり使うこともなくなった絵の具などを探していると、何と、もう50年も使った覚えのない水彩画用のスチール製のパレットが出てきた。

 遅まきながら、20歳をすぎてからはじめた絵の勉強だったが、当時はファッション界では長沢節氏と双璧をなす、スター的存在だった原雅夫先生(NHK・連続TV小説「カーネーション」の中に原口先生として登場する人物のモデルになった)の許に弟子入りすべく上京したのは1964年の東京オリンピックの前年で、私は23歳のころだった。
  
 当時の絵はもうほとんど残ってはいないが、人物デッサンやクロッキーに明け暮れていたころで、50年ぶりに出てきたパレットはその頃のものだ。
 
 今思えば、その頃が青春のまったっだ中にいた頃なのだろうが・・・。

 久々にパレットに指を通してみると、孫が使っているプラスチックのパレットとはフィット感がまるで違う。
 そして、このパレットの汚れの中には、タイムカプセルのように、当時の喜びも悩みも、そして師匠や仲間たちとの会話や笑顔まで詰まっていた。

 ところで、我家に絵を描きにきた孫に私は付きっ切りで面倒を見ているわけではない。
 まず、孫自身がどんな絵を描きたいのかを訊ね、そのテーマに沿ってどんな表現をしようとしているのか下描きを見せてもらい、よりテーマを明確にするためのディスカッションをしたあとは、もう私は口も手も出さず、仕事場に入ってしまう。


 
 その後、私はファッション画の世界を離れ、自分なりの画風も確立して、広告イラストレーションを描いたり、挿絵、イラストルポなどを描くようになって、絵の具もポスターカラー、アクリル絵の具、カラーインクなどを使うようになって、いつの間にか水彩絵の具のパレットは使うことがなくなっていた。
 *ちなみに、挿絵などの隅にmo-836とサインのあとにある数字は、その年の西暦と月を表していて、1983年6月を表しています。
  同様にmo-7610とあるのは、1976年10月に描いたものです。

  
 これらの挿絵などの原画も、工作おじさんとしてさらなる脱皮をしたときに、ほとんど捨ててしまい、もう手元には残ってはいないが、それよりもっと古い記憶をよみがえらせてくらた水彩画のパレットはまさにタイムパレットであった。