12月27日・年賀状の木版を彫り終えて、借りている畑の地主さんのところに年末の挨拶に出向いたその帰り道・・・・。
朝から厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうな空から一筋の強い光が地上に注いでいる。
バッグからカメラを取り出す間に光はどんどん薄くなり、どうやらこの写真だけは撮れた、しかし2枚目のシャッターを押そうとしたときにはもう消えてしまっていた。
光の差す方向には我家がある。
これは何らかの吉兆か、・・・。
はたまたこの光の届いた家でちょうどこの時刻に一人の赤ん坊が生まれ、後の世の・・・などなど妄想しながら年賀状のプリントをすべく家路を急ぐ。
12月28日・年賀状の元日配達の締め切りには間に合わなかったが投函を済ませ、いろいろ買い物に出かける。
12月29日・ようやく仕事部屋の掃除をはじめるも、どこから手をつけていいのかわからない。
とりあえず紙のゴミをより分けると、中くらいの段ボールがいっぱいになった。
狭い部屋ではそのダンボールが邪魔だから、畑に持って行って燃やす。
携帯電話の普及で、今ではほとんど用のないものとなってしまったテレホンカードだ。
もう20数年前のもので、2枚とも殻つき落花生で私が作った人形が使われている。
ほかにも他人が見れば、ただのゴミに過ぎないものも私にとってのオタカラがいろいろと出てきてなかなか掃除がはかどらない。
がんばらなくっちゃぁ!