若い頃には二つ三つの仕事は同時進行で進められたが、最近はそれが出来なくなって収拾ががつかなくなる。
この2~3月がいくつもの仕事が(仕事ではあるが、お金が発生しない仕事ばかり)重なり、頭の中はこんがらがった糸の状態が続いていた。
まず初っ端は税金の申告書だった。
毎年やっていることだが、一年に一度しかやらないことでもあるので、去年はどうして書き上げたのかまるで覚えていない。
早く終らせて次の仕事にかからねばならないが、気乗りのしない作業は遅々として進まない。
海老名市には生きがい発見塾といって、大人を対象にした芸術、芸能、スポーツ、音楽などの講座を開いている人の団体があり、年に一度その60余の団体相談会が3月2日に開催され、私の「大人の工作教室」も今年初参加をしたが、当日だけではなく、その準備も結構大変な作業量だった。
また生きがい発見塾と同様に、私が講座を開いているコミニティーセンターでも3月16日にコミセンまつりが開かれ、ここまでが終ると当面急がねばならないのは、春休みに横浜科学館で行う自分だけのがらくた潜水艇をつくろう!というイベントの見本作りに専念できる・・・とは言っても、春休みはもう目の前で、コミセンまつりから2日目に試作品をもって科学館を訪れたときには、そのイベントの広告用のチラシはもう出来上がっていた。
*当然ながら、このチラシには写真は掲載されていない。
綱渡り的な〆切の切羽詰ったピンチもどうやらクリヤーして、優秀なクリエーターは最後には帳尻を合わせられるもンだと自己満足に浸っていたが・・・。
ところで、夏休み企画の件ですがと、昨年大好評だった宇宙船作りは今年も継続するが、そのほかにゴトー孟流のおもしろ工作を3点ほど提案して欲しいと、早くも次なる要望が待ち構えていた。
ン~n! では、おもしろ工作的な宇宙飛行士を作ってみようと、とりあえず参考にするために宇宙服のフィギユァを買ってきた。
これを眺めていると何かアイデアが出てくるだろう。
NHKに受像機が故障をしたこの機会に、テレビの視聴契約を解除したい旨電話をすると、係りの者を伺わせて、故障を確かめて簡単に直せるようでしたらまた契約を続けていただけますか・・・と言葉遣いは丁重だが、何とか契約解除しない方向に話をもっていこうとする。
私の気持ちはNHKが嫌で契約を解除するのではなく、これを機会にテレビのない生活というのもいいじゃあないかというだけの風流心からの発想なのだが・・・。
こちらの意思が固いのを確認して一旦電話を切ったが、今度は別の係りからまた電話があってきて、他にワンセグとか、テレビに観られる携帯電話などはお持ちではないですか?と尋ねられた。
*この機種でTVが観られるかどうか自分では判断がつかない。
尋ねられても自慢じゃあないが当方はワンセグとは何のことやらわからない高齢者だ。
また、携帯でテレビが観られるとは今まで知らなかったし、私の携帯がそんな機種かどうかも自分ではわからない・・・と告げると、先方はようやく契約解除に応じてくれたようで解約のための書類を送ってくれることになった。
もともとテレビの歌番組には若い頃から興味はなく、毎週決まった時間になると仕事の途中でもテレビの前に座らされるのがイヤで連続ドラマも見たことがない。
ニュースと天気予報以外には、夜9時から始まる映画はたまには観ていたが、ここ数年は早寝、早起きの生活となって、余程仕事が忙しくなければ、9時にはもう床についている。
天気予報もテレビでは近くても横浜の天気しかわからないが、ここ海老名にはアメダスがあって、ネットで見ればピンポイントでそのデータが見える。
テレビ君がご臨終となったあと、夕食後は女房は図書館から借りてきた本を読み、私はこれまでと変らず仕事場に入る。
仕事がない日は、老後に読もうと思って溜め込んでおいた江戸の資料や時代小説を読むのに加え、友人が教えてくれたYouTubeで昔懐かしい嵐寛寿郎、片岡千恵蔵、市川雷蔵などなどの時代劇を観ている。
時代劇ではないが、中学生の頃に電気屋の表で見た力道山VS木村政彦という歴史的一戦のフィルムも再び目にすることが出来た。
いやー、テレビがないって本当にいいですねぇ!!!
2月26日、我家のブラウン管型のTVがとうとうご臨終となった。
その日の早朝には何の異常もなくニュースを報じていたのだが、夕方にスイッチを入れたときには反応を示さなくなっていた。
TVが故障をして、今から40年ほど前の30代の頃のことを思い出した。
当時新聞の番組票をみながら、毎日観たい番組がないがどれを観ようかと悩んでいて、見たいテレビがないときにはTVのスイッチを切ればいいという単純な答えを見つけだすまでに数日かかったものだ。
こうしてTVを切ってみると、子どもたちの相手をするゆとりの時間が出てきて、実を言うと、現在の私の現在の工作オジサン(本当は工作オジイサンというべきかも)の原点はここにあった。
*当時の育メンぶりのエピソードをホームページの「遊びの歳事記/もーさんの子育て日記」に詳しく書いていますので、お暇なときにちょっと覗いてみてください。
*この遊びの歳時記は、当時月刊ベターホーム、別冊PHP、週刊読売などに書き散らしていたものに、加筆して(連載中は字数に制限があったため)まとめたものです。
閑話休題・・・言うことが古いね。
TVが点かなくなって薄型テレビに買い替え時かとも思ったが、ここ数年前からTVなどあまり観ていなかったことに気がついた。
「ちょっとTVのない生活をしてみようか?」ともう半月もTVなしのお験し期間?を過ごしてみたが別段の不便を感じない。
それならとNHKに電話をして視聴者契約を解除することにした。
ーーー長くなりそうなので、続きはまた次回にーーー
雪景色 海老名の里の わび住まい(盗作)
先週に続いて降った雪は43年ぶりとかの大雪となり、雪かきに出るとズボッと長靴より深く積もっていた雪に足を取られる。
40センチは積もっているようだ。
隣のおじさんと団地の通路の雪かきを始めると、若いお父さんも出てきて、とりあえず道路までの道をつける。
翌日早くも筋肉痛が起きて、身体のすばやい反応にまだ若さを感じてながらもやはり整骨院に・・・。
しかし、整骨院の帰りに同じ団地に住む息子の棟の前を通ったら、雪遊びをしていた孫に「爺ちゃん一緒に遊ぼう」と呼び止められてしまった。
足腰は痛いが、孫からの誘いは断れない。
孫を乗たソリを引いてトナカイとなって約1時間、明日も整骨院だ!
ここで新発見、走ったり歩いたりした後の筋肉痛はフクラハギに来るが、雪かき後の筋肉痛は太ももの裏側が痛くなる。
普段使わない筋肉の鍛錬になって良かった・・・と思うことにしよう。
一年の計は元旦に有り ・・・と昔の人は言ったものだが、そろそろ昔の人になりつつある私自身もこれまでに一年の計は家庭菜園の年間栽培計画以外に立てたことはなかった。
それが今年はどういうわけか、元旦から心がせく。
届いた年賀状と40年くらい前に取材で通った料理学校の取材ノートを交互に見ながら白菜キムチを漬け込む。
*取材ノートの中の写真の人物は、頭だけしか見えないが、当時コンビを組んで一緒にいろいろなルポをしていたノンフィクション作家の阿奈井文彦さんです。
しかし、これは一年の計とは何の関係もなく、単なるウォーミングアップ。
ウォーミングアップを終えると、パソコンの前に座りポスター作りにはいる。
昨年10月に近くのコミニtティーセンターでおとなを対象としたの工作教室・おもしろ工作教室を立ち上げたが、2月9日にコミセンまつりが開催されることになっていて、同じコミセンで行われている絵手紙、折り紙、造花・・・などの各教室のデモンストレーションが行われる。
展示作品と共に入会を呼びかけるポスターも必要で、元日の作業はそのポスター作りが初仕事になる。
結局元日はこのラフ作りだけで終り続きは明日に・・・、それにしても手描きで作っていたらここまでも出来なかったろう。
こんなときにはしみじみとパソコンのありがたさを感じる。
こういう作業もさることながら、ホームページがなかったら私の仕事寿命はもう10年前に終っていたことと思う。