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もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

飛行船

2009年09月19日 | 雑記
「リバーサルフィルムを読み込めるスキャナー持ってる?」
 友人のデザイナーYさんに電話をしてみた。

 ひょんなことから17年ほど前に乗せてもらった飛行船の写真を探すことになった。W1_2
横浜港・大黒埠頭の基地に係留中の飛行船

 もちろん当時はデジカメの時代ではなく、また乗船記を書くための撮影のため、リバーサルフィルムでの撮影だった。

 ようやく見つけ出したフィルムは少し色褪せていたが、問題はそれより今どきリバーサルフィルムのプリントをしてくれる写真屋などはこの田舎町にはない。

 で、Yさんにお願いをしてみたら、数時間でこの写真をCDに焼き込んでくれた。
 しかも、手渡したフィルムの色褪せは見事に補正をされて17年前の色がかなり蘇っていた。

 せっかく蘇った写真だから、それにブログのネタ切れもあって飛行船の写真で息継ぎです。

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 飛行船は横浜港から東京湾を横断し、館山上空から内房線にそって東京に向かったという記憶だが、木更津辺りからだったかも知れない。

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 高度は300メートル、隅田川の勝鬨橋上空。

 地上からの撮影を担当したカメラマンは、橋の上を飛ぶ飛行船を狙っているはずだが、まだ携帯電話も普及していなかった時代で、地上との連絡もとれないので、この橋の上空を3回旋回してもらってその間に地上からの写真を撮ってもらう手筈になっていた。


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 ベイブリッジを跨いで、出発地点の大黒埠頭に戻る。


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 3時間ほどの非行ではなく、飛行を終えて地上に降りる私。

 17年前の私はまだ髪の毛が充分にあった。



アルセウス???

2009年08月18日 | 雑記
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 なぜかかしの顔にボカシを入れるんだ!
 特に意味は9(ナイン)だが、次の写真とのバランス上・・・

 地元「中新田かかしまつり」は今年で17回めになると言う話は以前にも書いたが、私はある考えがあって毎年基本的な一本脚のかかししか作らなかった。

 しかし、同じ団地に住む孫が4歳になったのを機に、今回は宗旨替えをして一本脚のかかしの他に孫の好きな仮面ライダーかかしも作ることにした。

 最新型の仮面ライダーは何ていうのか尋ねてみると、現在の孫の興味はアルセウスに移っているという。

 仮面ライダー・アルセウスというのは、どんな顔をしているんだ?

 そうではなくて、アルセウスというのはポケモンの新キャラクターで、仮面ライダーの仲間ではない・・・のだそうだ。
 キャラクターに対する認識度が低いのは私だけでなく、かかしまつりの審査員をお願いしている市内の年輩の名士たちも同様で、ミッキー、ドラえもんくらいまではわかっても、子どもたちが作る宮崎アニメやNHK教育TVのキャラクターなどは理解の外だった。
 そこで実行委員会ではかかしの製作者と審査員の年令のギャップを埋めるべく、数年前から小学校のPTAのお母さんにも審査に加わってもらうことにした。
 ちなみに、審査員に実行委員会のメンバーは入っていません。


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 早速インターネットでアルセウスなるキャラクターを探してみる。
 アルセウスというのは人間型のヒーローではなく、馬に似た動物だった。
 で、仮面ライダーかかしの足に履かせようと思っていた古い長靴の行き場が無くなってしまった。

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 これがアルセウスとやらで、まだ途中だが孫は喜んでくれた。
 このあと、頭部をもう少し削って、胴の部分の金色の輪のようなものをどう作るかはまだ思案中。


 孫のこととなると、つい仕事より真剣になってしまう。

 仕事より力が入っているのは、他にもあるでしょう!

 そうだ、家庭菜園も仕事より優先順位が高かった。
 困ったものだ。




東京のセミと海老名のセミ

2009年07月30日 | 雑記
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 昨日の午後、飯田橋で電車を降りて外堀通りを歩くと、堀端の街路樹のセミが喧しいくらい啼いていた。
 それも、もうミンミンゼミだ。

 私の住む海老名市の団地の樹木では、まだ数匹のアブラゼミがやっと啼き初めたばかりだというのに。

 缶詰めなんて30数年ぶりくらいのことだった。
 いや、食料の話ではなく、昨日の午後は原稿を書くために飯田橋にある出版社で缶詰めになっていた。

 事情を話すと長くなるから省くが、どうしても29日中に書き上げねばならない原稿があり、夏休みで孫が泊りに来ていることもあり、家では根を詰めて原稿を書くことも出来ず、任意出頭?の形で出版社に出向いて原稿を書くことにした。

 当初、1~2時間もあれば終わる仕事だと高を括って出かけたが、広い会議室にただひとり篭って、午後1時過ぎに書き始めて、ときどき内線電話で編集室で別の作業をしている担当者と相談をしながらの原稿書きが終わったのは午後7時を少し回っていた。

 帰り道の外堀通りのセミはもう啼いてはいなかったが、家に帰りついた午後9時近くに団地の夜更かしのアブラゼミはまだ啼いていた。

 セミも土地によって生活習慣に違いがあるようだ。

 ところで、私が原稿用紙に手書きで書いた原稿は、その後女性の編集者が校正をした後にパソコンで打ち直して印刷所に送信し、紙面に割り付けた後、また編集者に戻され校正をしてまた印刷所に戻されて、本来はもう一度校正をするのだが、今回は時間がなくこれで校了となるという。
 制限時間ギリギリの綱渡りのような原稿書きだった。
 
 そして、私は午後の9時前には家に帰り着いたが、そのころはまだ編集担当者は印刷所とのやり取りをしている頃だろう。
 新婚間もない女性の編集者は、何とか終電に間に合う時間に終わらせたいと言っていたが・・・。
 



かかし作り

2009年07月25日 | 雑記
 わが町、海老名市の一画で9月に中新田かかしまつりが開かれるようになって今年で17年目になる。

 そして第10回のかかしまつりから地元の小学校の五年生が参加をしてくれるようになり、その小学生たちのかかし作りの指導を実行委員長でかかし作り名人の平井さんと私の二人が担当をしている。
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 農家の納屋で子どもたちとかかし作り

 今年も12チーム(1チーム7~8人)に分かれた子どもたちが、それぞれのデザインを持ってやって来る。
 12組を同時に指導をすることは無理なので、組ごとに21日から24日まで日をずらし、さらに午前組、午後組に分けて指導をした。


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 塩ビのパイプを曲げた腕にりワラを巻き付けて骨組みを作るのは平井流のかかし作り

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 魚屋のトロ箱を解体して作ったスチロールのブロックからキャラクターの頭部を作るのはもーさん流のかかし作り 

 かかしまつりは今年でまだ17回目に過ぎないが、五年生の子どもたちにとっては、まだ自分たちが生まれる前からあった伝統のまつりということになり、子どもたちのかかし作りは熱気を帯び、その子どもたちのエネルギーにあおられて、こちらもハイテンションで4日を過ごしたが、子どもたちの帰ったあとは気が抜けてドっと疲れが出て来た。





ぞろぞろ

2009年07月08日 | 雑記
 4歳になる孫の日々を綴った息子のブログを見ていたら、まだ寝るときにはオネショ予防のおむつを履かせ、朝起きると自分でパンツに履き替えるという話が書いてあった。
 そして、パンツの置き場には<ほねほねザウルス>なるオマケが置いてあるのだという・・・。
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 写真は息子のブログから拝借・・・

 これを読んだとき30数年前の<ぞろぞろ>を思い出した。

 当時、まだ小学生だった息子と娘に寝るときには本を読んだり、お話しを聞かせたりしていたが、そのお話しの中には古典落語もあり、その一つが<ぞろぞろ>という噺だった。

 長くなるのでストーリーの展開は省くが、参拝客の少ない稲荷さんの門前で茶店を営む貧しい老夫婦が、ある日お稲荷さんにお参りをして帰って来ると変事が起こり、天井から吊るした売り物の1足しか残っていないわらじを買いに来た客が帰ると新しいわらじがゾロゾロと下がってくるという御利益(ごりやく)を授かった。
 それを見た向いの床屋も「茶店と同じ御利益を授けて下さい」とお稲荷さんにお参りをしてところ・・・とサゲに結びつく噺である。

 この「ぞろぞろ」を子どもたちに聞かせた明くる日、ぞろぞろを体感させてやろうと子どもたちが学校から帰って来るのを待っていた。

「ただいま~ 何かある?」
 我が家では当時チュウチュウとよんでいたが、10本セットのビニールの筒に入った色のついた砂糖水で、冷凍庫で凍らせる氷菓を用意しておき、子どもたちが取り出したすぐあとにまた新しいものを補給しておく。
 子どもたちがまた冷たいお茶が飲みたくて、冷蔵庫を開けると先ほど取り出したはずのチュウチュウがまた入っている。

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 明くる日も子どもたちの目に触れないようにチュウチュウを素早く補充して知らぬ顔をしている。
 あたかもエンドレスでチュウチュウが現れるかのように見せ掛けていた。

 そのうちに、我が家の子どもたちはこのチュウチュウのことを<ぞろぞろ>とよぶようになり、子どもたちもいつもバカなことをやって遊んでくれる親がまたやっていることを察しながらも、しばし<ぞろぞろ>気分を楽しんでくれたが、夏の終わりと共に氷菓のおやつはなくなり、同時に<ぞろぞろ遊び>も終わった。

 この遊びはもう30数年前に終わったと思っていたが、息子の記憶の中にはまだ生きていたようで、息子と孫は<ほねほねザウルス>で<ぞろぞろごっこ>をやっているようだ。
これがほねほねザウルスらしい。



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