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日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「七月生」が昨日、初めて学校で授業を受けました。どうだったかな。

2025-07-10 08:28:30 | 日本語学校
07/10

晴れ。カンカン照り。本当に今晩雨がざぁーと来るのでしょうか。

実際、真夏のような暑い日が続いています。35度近くになると、舌を出したくなってきます、ハア、ハア、ハアと犬並みに。とは言いながら、関東地方では、まだ「梅雨明け」にはならぬとか。「梅雨の中休み」にしては長すぎるし、暑過ぎる。疾っくの昔に、真夏に入ったのじゃないかというのが私たちの「体感」なのですけれどもねえ。気象科学的には、「梅雨前線がナンジャラモンジャラ」だそうで、まだ「梅雨明けじゃない」らしい。とはいえ、(私の中では)もう夏で、酷暑で、へばっているというのが正直なところ。

皆、(「梅雨」が明ける前から)この暑さに耐えかねて、あえいでいるのですが、なんと、今晩の雨で、「梅雨が戻ってくる」そうな。「明けて」いないのに「戻る」とは、これいかなことというところなのですが、どちらにせよ、雨になって少しは気温が下がってくれれば御の字。しかしながら、子供の頃には「梅雨寒」なんて言葉もありましたけれどもねえ。…もう「死語」なのかしらん。

さて、学校です。

昨日は「七月生」たちの(勉強の)初日。みな言われたとおりに早めに来たので、おっとっと(危なかった。間に合わないところ)…でした。なにせ、12時半に午前のクラスが終わり、学生たちが帰った後、机や椅子の消毒と清掃をし…が終わるか終わらないかのことでしたから。第一陣が、バタバタと階段を降りてきたはいいものの、私を見て、はたと止まった。予想外だったのでしょうね。一人が「おはようございます」。先頭が止まってしまったので、ちょっと溜まりができた。そこへ第二陣が(前の人たち、何をしているのという感じで)脇をすり抜けるようにして教室に入ってきた。

私を見て、そこで止まった学生たちとは真反対ですね。こちらを見ようともしない。ズカズカと入ってきて、傍若無人といった体で後ろの席に陣取った。全くこちらを無視している。先に挨拶をした学生が、それを見て、困ったような表情で私の顔を盗み見ている。多分…一陣と二陣とは国が違うね…だから何も言えないのでしょう。「どうぞ。好きなところに座って」と、(彼女に)言うと、ほっとした顔をして前の席に移動していった。

「スリランカ」や「ネパール」からの学生たち、つまり「インド圏」の学生(アフリカやアラブからの学生は、個人で、数をこなしていないので、なんとも言えません)といってもいいのでしょうが、「俺様風」の女子が入ってくることが少なくないのです。自国で「どうだった。だから」がそのまま外にあらわれてしまうタイプ。結局は社会を知らないからそういう態度になってしまうのでしょうけれども、外国じゃ大変だろうなと思わされるような人たち。

概して、こういう人たちにはいくら言っても無駄…ということが少なくない。勿論、(この学校に)入ってきたからには注意は続けますけれども、それが長引けば互いに七面倒くさいと言う気分にもなりがち…のも当然のこと。だいたい、相手はそんなふうに思われているなんて、はなっから感じていませんから。注意された時には「はい、先生」としおらしくはするのですが、右の耳から左の耳、左の耳から右の耳で、中に留まることはない。聞きながら、「何言ってるんだい。私は、(あるいは)私の家は」なんでしょうね。

とはいえ、そうであれば、成績は落ちていきます。椅子に座って「書いた」だけでは漢字は覚えられませんし、母国にいるときから本をそれほど読んでいなければ「読解」で点が取れるはずもない。

やはり、何事によらず、(学校に来ているのであれば)「身の程」を知ることが大切であり、「素直さ」が大切であり、そして何よりも「学びたいこと」「やりたいこと」があることが大切。「やりたいこと」があれば、「身の程」も見えてくるでしょうし、「素直」にもなれるはず。

とはいえ、変われない人は…アルバイトやその他、異国(この場合は日本)でよっぽどひどい目に遭わない限りは、「国では…」という意識は抜けないのでしょうね。もとより、女子だけではなく男子にもこういう人はいますし、日本にも、おそらくどこの国にもいるはず。勿論、個人差も当然のことながらあります。どんな狭い社会にいても、視野が広い人もいるし、形にとらわれない人もいる。ただ、普通は…ですね。普通の人はそうじゃないのです。だから、かわいそうと言えばかわいそうなのですけれども。まずは、自分は普通の人間だと思うことから始めなければならない…のかもしれません。下ばかり見るのではなく、上も見ようと時々言ったりするのです。

日々是好日
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