日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

昨日は、「浅草」へ行ったようです。楽しかったかな。

2022-06-16 08:31:48 | 日本語学校
曇り。

雲に覆われているばかりでなく、どこやら、「モヤッ」としています。そういえば、この「モヤッと」ですが、今日のような天気の時、確か、私のふるさとでは、「なにやら、もやいでいるな」とか言っていたような気がするのです。自分の中では、「靄」だから「モヤッと」、あるいは、心情として「モヤモヤしている」から、天気も「モヤッと」などと、何の疑いも持たずにそう思っていたのです。

ところが、数年前、今日のような天気の時、何気なく、「今日、もやいでるね」と言ったところ、それを「どんな意味だ」と調べた人がいたのです。それが、日本人でしたから、「あれ?」と思い、自分でも辞書を調べてみたところ、「靄」との関連で、そういう意味で遣われることもあるにはあるにせよ、主に遣われていたのは「船と船を繋ぐ『舫う』」らしく、どうも方言だったようです。

さて、昨日は小雨を押して、皆、「浅草見学」に行ったようです。雨が強かったら、(学校で)授業になるはずでしたから、「宿題ノート」の返却やら、授業のためのプリントやら、渡すべく、予定の物を籠に入れて準備していたのですが、そのまま残されていました。

まずは、(行けて)よかった、よかった。先日も雨で、(浅草見学が)延期というか中止。学生たちの「ブウ、ブウ」が音(声)だけでなく、態度にも表れていて、上のクラスの学生など、こちらが何も言っていないのに「いつ行きますか」…んんん、これは延期と言うことを前提に訊いているな感、満々。

この「Aクラス」の面々。留学生は一人もいないのですが、前の学年と少しばかり接点があって、月に一回、試験の時(留学試験、或いは日本語能力試験がある月)は、二月に一回くらい、課外活動というものがあり、その都度楽しめたということを知っているだけに、ブウブウの声が大きいのです。

おそらく、知らなければ、「日本の『日本語学校』というのはそんなもの」で終わるのでしょうけれども。

「梅雨」に入ったと言うことで、何かにつけて、雨の日が存在感を増しています。日本では、「梅雨」に限らず、雨の日は別に少なくはないのですが。

ただ、南アジアやアフリカ、中央アジアなどから来ている人にとっては、日本は雨が多い国だと思えるのでしょうね。このジトジト感になじめないという人もいましたし。

とはいえ、日本にいるのなら、日本人同様、「雨」を楽しんでもらいたいもの。「洗濯物が乾かない」とか、「ジメッとしていて嫌だ」とか言うのはあるのでしょうが、この時期ならではの「花」や「景色」は、なかなかに捨てがたいもの。

できれば、少しずつ、そういう気持ちになれるような余裕ができるといいですね。

日々是好日  
コメント
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