日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

先週の土曜日で、入試のヤマ場は過ぎたような気がします。

2018-11-19 08:32:36 | 日本語学校

曇り。

空き地が枯れ葉色に染まっています。ついこの間まで、まだ緑が多かったのですけれども。時々、道に跳び出していた虫たちも、いつの間にか姿を見せなくなりました。

時々、お庭から大きな夏みかん(?)がぶら下がっているのが見えます。赤い「カキ(柿)」同様、「だれも喰わねえ」というような存在なのかしらん。どうも毎年、あの辺りで見かけているようなな気がするのですけれども。

さて、学校です。

先週の土曜日に、いくつかの専門学校・大学で試験があり、一応、受験のヤマ場は過ぎたような気がします。中国人学生が多かった頃には、翌年までも、それが続いていましたし、勉強しない人が多かった頃には、それはまた、それで、なかなか油断できない日が続いていました。

「非漢字圏」の学生に、中国人学生のように、三つ(レベルを違えて)受けてみるというのは、ちときついようですね。どちらにせよ、今年中に、行き先を見つけられれば、私たちもホッとできるのですが。

先日、今はもう専門学校を卒業して、日本の会社で働いているという卒業生が、妹を来日させたいと、その申し込みにやって来ました。授業中だったのですが「先生、元気ですか」と、ひょいと顔を覗かせてくれたので、この機を逃すものかと、すぐに「専門学校の話」をしてもらいました(今年、彼が卒業した専門学校に三人ほど合格しています)。

ところが、話を聞いていると、どうも彼の頃と今とでは状況が違っているような気がしてきました。彼等は本当にいい時期に卒業したのかもしれません。これは、専門学校の様子だけではなく、外国人を取り巻いている状況がということなのですが。これには、日本政府の対応が変わってきたということもあるでしょうし、それを見て、今こそ稼ぎ時と、ベトナムでも日本でもいろいろな人が蠢き始めている…ということもあるでしょう。

これが、彼等にとってプラスに働けばいいのですが、逆になってしまうと、いくつかの先進国でそうであったように、先に来た外国人があとから来ようとする外国人を排斥するというようなことも起こってきます。それはいやですね。

専門学校にしてみても、外国人が増えたということで、強気になっており、前のように、希望者を募りに、こういう学校にやって来るということが少なくなってきました。前はどんなレベルの人でも、来さえすれば、こちらで何とかするから(主に問題になるのは出席率でした)というような学校もありました。私たちの方でも、「出席率は、まあいい方だけれども、どうも日本語のレベルが」というようは人にはそういう所へ行ってもらい、就職までどうにか繋いでもらうというようなこともありました。彼等の希望は日本で就職するでしたから。

以前の、こんな学生は、専門学校に進んでも、レポートが書けないとやって来たりしていました。けれども、そういうのも、最初のころだけで、最近はそんなこともなくなりました。専門学校の方でも、外国人を相手にすることに、慣れてきたのでしょう。

それに、非漢字圏の学生も、最近は、卒業までに(12月の)「N3」に、だいたい合格できるようになっています。半分ほどでしょうか、7月の「N3」に合格出来たのは。これが、七月の「N3」試験に、全員合格ということになれば、専門学校進学がもっと楽になるのでしょうけれども。

日々是好日
コメント
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